帝国繊維への道しるべ。2人の同期が下したそれぞれのキャリア選択
大学では化学を専攻した青木。理系出身にもかかわらず営業職を希望していたのには理由がありました。
青木:高校生の時に修学旅行でオーストラリアを訪れて海外に興味を持ち、大学に入ってからも化学と並行して英語の勉強に力を入れていたんです。また、在学中はグアムで約1カ月、カルフォルニア州アナハイムで半年ほど語学学校に通ったほか、海外ボランティア活動などにも参加するうちに、研究職ではなく海外を含め社外とアクティブにつながれる仕事に就きたいと考えるようになっていきました。
青木と同様、学生時代に化学を専攻していた寺﨑が志したのも営業職でした。
寺﨑:私が化学を専攻していたのは、たまたま得意科目だったから。同級生の8割以上が大学院に進学しましたが、化学への情熱が強い方ではなかったため、就職する道を選びました。
大学3年の3月にIT系ベンチャー企業から内定をもらい、入社するつもりで研修を受けていましたが、次第に会社と自分がめざす方向性にズレを感じるように。研究室の作業に追われつつも、平日出勤をする中で両立が難しくなっていたこともあり、入社を辞退して就職活動を再開しました。
その後は、理系の強みを活かそうと生産管理などの職種も検討しましたが、しっくりこなくて……。そこで、営業職の中でも技術営業に近いポジションで働ける環境を探していたんです。
違う道をたどってきた2人は、入社を決めた理由もそれぞれでした。
寺﨑:研修を受けたIT系ベンチャー企業には約1,000人の社員がいて、同期だけでも100人以上。メンバー同士のつながりが希薄なところに物足りなさを感じていました。
一方、当社は少数精鋭。それにもかかわらず安定した経営基盤があるところに惹かれ、それが入社の決め手になりました。
青木:岩手県沿岸部に住む祖母が東日本大震災で被災した経験や、大学時代に水害を防ぐプロジェクトに参加した経験があり、防災に高い関心がありました。当社が防災事業を手がけている点に強く共感したことが私の入社理由です。
新卒研修で育んだ同期の絆。配属後はそれぞれ希望する職場で活躍中
入社後、新卒研修に参加した2人。同期が交流を深める絶好の機会になったと言います。
青木:社会人としての基本的なマナーを学んだ後、栃木県にある2つの工場で2カ月弱にわたり、現場で働く方々と共に作業補助などを通じて商材への理解を深めました。
寺﨑:少人数なので、同期全員が知り合い同士。時に深い話もして、とても良い関係ができています。
研修後、2人はそれぞれの配属先へ。2023年12月現在、希望通りの職場で働いています。
寺﨑:私は、防災統括部の中でも送排水システムグループの市場開発チームに所属しています。災害時に大量送水、大量排水、生活用水の確保などに活躍するハイドロサブシステムの拡販が市場開発チームのミッションです。
同チームは、中央省庁および全国自治体向けと石油化学コンビナート向けの2つのチームに分かれており、私は後者を担当し、出荷前検査や取扱説明、納入後のアフターフォロー対応などにも携わっています。
青木:私が所属するのは、防災統括部の防災機材グループです。消防や民間向けに防災資機材や消防用ホースなどを販売するほか、ホースと資機材のデモンストレーションや販売実績の集計および分析なども行っています。
同グループを志望したのは、多種多様な商材を扱えるところに惹かれたことと、海外メーカーから商材を輸入する商社のような機能がある点が魅力的に感じたからです。いずれ海外出張してサプライヤーと商談する機会を持てることを期待しています。
2年目の実績が自信に。現場経験を通じて磨かれる知識と技術
2023年で入社して2年目を迎える2人。それぞれがそれぞれに困難と直面しながらも、一つひとつ乗り越えてきました。
青木:お客様に向けた新しい製品のデモンストレーションを初めて任された時のことが印象に残っています。当時、グループ内の全社員の手が埋まっていたことから、製品に関する知識がまったくない私が急遽PRを担当することになったんです。現場へのわずかな移動時間のあいだに先輩からメールや電話で方法を教わり、ぶっつけ本番で挑みました。
現場で待っていた方が丁寧にフォローしてくださったこともあり、デモンストレーションは無事に成功。急場で臨機応変に対応できたことは自信につながりました。
寺﨑:入社して間もないころ、ポンプ車の出荷前検査や検定取得のための検査、納入後のメンテナンス対応など、長期間の作業に当たった時のことが記憶に残っています。
当時は、対応するのに精一杯でしたが、商材の知識が格段に広がりました。取扱説明する際、機械に詳しいお客様から鋭い指摘を受けることも多いのですが、当時の経験のおかげで適切に対応できています。
防災事業に取り組む寺﨑と青木。入社して約1年半のあいだに確かな成長を実感していると言います。
寺﨑:1年目は手探りの状態でしたが、2年目に入って受注から納入、アフターフォローに至るサイクルをつかみ、イニシアチブを取ってより前向きに案件に関われるようになりました。
頼られる場面が増えるなど、お客様との関係性が深められている実感もあります。
青木:以前は伝票処理など社内での営業事務が中心でしたが、現在は全国の消防署や当社の商材を販売する特約店や代理店の営業担当の方に向けて製品について説明する機会が徐々に増えてきました。
直接説明することで新たな気づきを得ることも多く、貴重な経験を積めていると感じます。
少数精鋭だからこそ、帝国繊維だからこそ描ける未来に向けて
それぞれ異なる動機を持って入社した2人。これまでを振り返って、帝国繊維で働く魅力についてこう話します。
青木:大きな会社では経験できないような仕事を若いうちから任せてもらえるのは、少数精鋭の当社だからこそ。大きな裁量を与えてもらっていることが、成長につながっていると感じます。
寺﨑:社会貢献度の高いビジネスに関われていることが誇りです。人からどんな仕事をしているか尋ねられた時、「帝国繊維で働いています」と自信を持って答えています。
社員数が少ないこともあり、社内の風通しが良いのも当社の魅力です。他社に勤める友人の話を聞いていると、いかに当社が働きやすい環境であるかがわかります。
理想的な環境のもと、互いに支え合い、高め合いながら成長を遂げてきた2人。それぞれが描く明確な将来像があります。
寺﨑:まだまだ未熟だと感じる場面が少なくありません。現在は、千葉エリアを担当していますが、今後、任せられるエリアが増えるよう精進していきたいと思います。
青木:いま担当しているホースと資機材の2つの商材に関する知識を極め、一人前の営業としてお客様からの相談や問合せに対して臨機応変に対応できることが直近の目標です。
また、当社は海外から輸入した商材を国内マーケットに向けて販売する商社としての一面も持ち合わせています。将来的には、事業の柱になるような商材を海外で見つけ出す商材開発にも挑戦してみたいです。
2人に共通するのは、絶えず前進し、新しい目標に向かって進む決意です。彼らの歩みは、まだ始まったばかり。少数精鋭だからこそ、帝国繊維だからこそ描ける未来の実現に向けて、その挑戦は続きます。
※ 取材内容は2023年12月時点のものです

