「教育制度が充実している」という言葉だけでは、その本当の価値はなかなか伝わりません。
では、その教育は誰が、どのような想いでつくっているのでしょうか。
今回は、サンドラッグの調剤教育課で教育カリキュラムの企画・運営を担う社員にインタビューしました。
薬剤師として現場で培った経験をもとに、「現場で本当に役立つ教育」を追求し続ける理由とは。そして、一人でも多くの薬剤師が地域医療に貢献できるよう教育に込める想いとは。
教育の最前線で活躍する社員の言葉から、サンドラッグが目指す人材育成の姿をご紹介します。
Q. 現在のお仕事について教えてください。
現在は調剤部 調剤教育課で、調剤責任者向けセミナーや調剤上級セミナー、スペシャリスト育成などを担当しています。また、課を統括する立場として、教育担当メンバーの育成にも携わり、教育全体の質を高める役割を担っています。
私が大切にしているのは、「現場で本当に役立つ教育」を提供することです。そのため、研修を実施するだけでなく、教育カリキュラムの見直しや新たな研修の企画・運営にも力を入れています。
Q. 教育担当を目指したきっかけは何だったのでしょうか。
店舗で勤務していた頃のことです。今から15年以上前になりますが、当時は薬剤師の役割に対する社会的な認識がまだ十分とはいえませんでした。
患者さまから「服薬指導はいらない」と言われたり、服薬後のフォローアップの電話をした際に「なぜ電話してきたのですか」と言われたりしたこともありました。 服薬指導や、薬剤師が患者さまの健康管理に関わる意義を十分に理解していただけず、悔しい思いをしたことを今でも覚えています。
それでも、薬剤師の役割や服薬指導の重要性を理解していただけるよう、さまざまな取り組みを続けてきました。
一方で、一人の薬剤師や一店舗での取り組みだけでは、薬剤師の役割や患者さまとの関わり方に対する社会全体の認識を大きく変えていくことには限界があることも実感しました。 「会社全体の教育を変えることで、もっと多くの薬剤師が患者さまに価値を提供できるようになる。」そう考え、一人の薬剤師として患者さまと向き合うだけでなく、教育を通じて地域および会社に貢献できる本部の教育課を志しました。
Q. これまで最も力を入れてきた取り組みを教えてください。
教育カリキュラムの再編です。
2016年から入社1年目・2年目のセミナーを担当し、その後は専門性を高めるスペシャリストセミナーを新たに立ち上げました。
バイタルサインや心電図など、これからの薬剤師に必要とされる知識や技術を取り入れ、時代の変化に合わせた教育を整備しています。
また、知識を学ぶだけではなく、実践力を身につけられるよう実地研修も充実させました。
立ち上げたスペシャリストセミナーで学んだ知識や技術は、現在では在宅医療の現場でも活用されています。患者さまの健康状態を確認し、その情報を医師や訪問看護師などの多職種へ共有することで、地域医療を支える重要な役割を担う薬剤師が増えてきました。
自分たちがつくった教育が現場で実践され、その先に患者さまや地域医療への貢献につながっていることが、教育担当として何よりの喜びです。
Q. 印象に残っている成果はありますか。
教育カリキュラムの見直しに取り組み、研修後の理解度をより正確に把握するために業務確認テストを導入しました。
さらに、一人ひとりの苦手分野を細かく分析できるツールや分析マクロを自ら作成し、その結果をもとに個別フィードバックを行う仕組みを構築しました。
知識を一方的に教えるだけではなく、「何ができていて、何が課題なのか」を可視化することで、社員一人ひとりが自分の成長を実感しながら学べる教育へと進化させることができました。
その結果、ヒヤリ・ハットの減少にもつながり、社歴や経験に関わらず、着実にスキルアップできる教育体制を実現できたことは、大きな成果だと感じています。
Q. サンドラッグを選んだ理由を教えてください。
就職活動では、納得いくまで幅広く企業研究を行い、病院、調剤薬局、MR、ドラッグストアなど約30社の説明会に参加してきました。
その中で最も魅力を感じたのは、調剤とOTCの両方について、それぞれ充実した教育制度が整っており、幅広い知識と専門性を身につけられる点です。私はその環境で成長することで、予防から治療まで、患者さまの健康を長期的に支えられる薬剤師を目指せると感じました。
また、他社では「教育制度は充実しています」と説明されても、実際の現場とのギャップを感じることがありました。
一方でサンドラッグは、本部が考える教育が現場でしっかり実践されており、「ここなら本当に成長できる」と感じて入社を決めました。
Q. 今後の目標を教えてください。
今後はスペシャリスト教育をさらに充実させたいと考えています。
医療は日々進歩しており、薬剤師に求められる役割も年々広がっています。その変化に対応できるよう、研修内容のブラッシュアップやケーススタディの充実などを通して、「現場で本当に活躍できる薬剤師」を育成できる教育をつくっていきたいです。
私自身、一人の薬剤師として患者さまに貢献できることに大きなやりがいを感じてきました。しかし、教育という立場で一人の薬剤師を育て、その薬剤師が何百人、何千人もの患者さまを支える姿を見るたびに、教育にはそれ以上の大きな可能性があると実感しています。
学生の皆さんにも、「薬剤師として成長したい」「地域医療にもっと貢献したい」という想いを持ち続けてほしいと思います。サンドラッグには、その想いを形にできる環境があります。私たち教育担当も、一人ひとりの成長に本気で向き合い、皆さんが自信を持って活躍できる薬剤師になれるよう全力でサポートしていきます。
※ 記載内容は2026年7月時点のものです
