子どもの誕生は、生活や働き方が大きく変わる転機でもあります。特に、育児に積極的に関わりたいと考える男性社員にとっては、「何から学べばよいのか」「仕事と育児を両立できるだろうか 」と不安を感じることも少なくありません。こうした不安に寄り添い、仕事と育児の両立を支えるDE&I施策の一環として、2026年3月に「父親のための赤ちゃん理解セミナー」を開催しました。運営協力は管理栄養士や看護師、保育士、臨床心理士などの専門家が所属する株式会社Oh My Familyです。これから父親になる社員や、乳児を育てる社員を対象に、育児の基礎知識や実践的な関わり方を学ぶ機会を設けました。
育児を“自分ごと”として学ぶ、実践型のプログラム
当日のプログラムは、「離乳食をつくって食べよう!?」「あかちゃんのお世話体験!?」「パートナーの状態や産後を知ろう!」の3つで構成しました。参加者は19名で、妊娠中のパートナーがいる社員や、生後6カ月頃までの子どもを持つ社員が参加しました。セミナーでは、講義を一方的に聞くだけではなく、実演や体験を交えながら、日々の育児を具体的にイメージできる内容としました。参加者同士が感想や悩みを共有する場面も多く見られ、同じ時期に子育てと向き合う仲間との交流も生まれました。
離乳食への理解を深め、赤ちゃんの視点を知る
「離乳食をつくって食べよう!?」のプログラムでは、離乳食の基礎知識に加え、月齢に応じた食材の形状や固さの違い、食べさせ方のポイントについて実演を交えながら、離乳食が成長に応じてどのように変化していくのかを確認しました。また、赤ちゃんの口元へのスプーンの運び方や食べさせ方を体験することで、食事のときにどのような配慮が必要かを具体的に理解する機会になりました。参加者からは、「今後必要になる離乳食を、記憶に残る形で学べてよかった」「赤ちゃんの気持ちを少し具体的にイメージできた」といった声が寄せられました。
おむつ替えや産後の理解を通じて、家庭での関わり方を考える
「あかちゃんのお世話体験!?」では、おむつ替えをテーマに、赤ちゃんの体の支え方や声かけの重要性を学びました。お世話の時間は単なる作業ではなく、赤ちゃんとのコミュニケーションの時間として捉える視点も共有されました。また、「パートナーの状態や産後を知ろう!」では、産後に起こる心身の変化が、本人の気持ちだけの問題ではなく、生理的な変化と深く関わっていることについて学びました。セミナー全体を通して伝えられたのは、「完璧を目指さない」という考え方です。すべてを一人で完璧にこなそうとするのではなく、無理なく継続できる形で育児に関わることが、家庭にも仕事にもよい循環を生む。そんな実感を得る機会となりました。
社員の安心が、仕事と育児の両立を支える
事後アンケートでは、満足度は5点満点中4.37という高い評価となりました。また、「仕事と家庭の両立に対するモチベーションが向上した」「部署や役職の垣根を越えた交流ができた」「会社への信頼や感謝の気持ちが芽生えた」といった回答も寄せられています。参加者の多くは30代で、約7割が第1子を迎える社員でした。これから始まる育児に期待と不安の両方を抱える時期だからこそ、社内でこうした学びと交流の機会があることに大きな意義があったといえます。
一人ひとりのライフステージに寄り添うために
清水建設では、社員一人ひとりがライフステージの変化を前向きに受け止めながら、自分らしく働き続けられる環境づくりに取り組んでいます。今回のセミナーは、育児の知識を得るだけでなく、父親としての関わり方や、仕事と家庭の両立について考えるきっかけにもなりました。こうした取り組みを通じて、清水建設はこれからも、多様な社員が安心して力を発揮できる環境づくりを続けていきます。
※記載内容は2026年7月時点のものです。
