DXを中心とした総合プロフェッショナルファーム、Ridgelinezを選んだ理由
──まずは、お二人がRidgelinezに入社するまでのキャリアについて教えてください。
高野:新卒で大手外資IT企業にSEとして入社し、アプリケーション開発やインフラ構築などシステムインテグレーションのプロジェクトに携わりました。その後、複数の大手コンサルティングファームでコンサルタントとしての経験を積みます。
IT戦略を専門としながらも、これからのデジタル時代にはビジネスとITの融合が不可欠だと考え、自ら希望して事業戦略などビジネス側のコンサルティングも経験してきました。その結果、ビジネスとIT、双方の視点からDXのコンサルティングを手掛ける「二刀流」が私の強みに。これを活かせる次のステージとして、2024年にRidgelinezに参画しました。
Kodai.T:私は自動車部品メーカーで、車載部品のソフトウェア組み込み開発エンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後、Webやクラウド分野に携わりたいという想いから、社内公募制度を利用して、全社のクラウド基盤を推進するCCoE(Cloud Center of Excellence)という組織に異動。
そこで2年ほど働いたのですが、残念ながら上層部の方針でチームは解散することに。この経験から、良い技術や仕組みを実現するには、上層部や組織全体を動かす必要があるのだと痛感しました。そのためのスキルを身につけたいとコンサルティングの仕事に興味を持ち、2021年にコンサルティング未経験でRidgelinezに入社しました。
──様々な選択肢があった中で、Ridgelinezを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
高野:これまでのキャリアで培った「ビジネスとITの知見」を最大限に活かすため、DXに注力している会社であることは絶対条件でした。入社時、Ridgelinezは「日本発のコンサルティングファーム」を掲げており、戦略やビジネス、ITなど幅広い領域の専門家が集結しています。しかも領域間のコラボレーションが非常に活発で、まさに私の目指す方向性とマッチしたのです。
また、日本有数の企業である富士通グループの一員でありながら、それに縛られることなく、「常にお客様を第一に考える」姿勢を徹底している点、この「中立性」に強く共感したことが最終的な決め手です。
Kodai.T:私が転職活動をしていた当時、Ridgelinezは設立してまだ1年ほど。企業文化も確立されておらず、ある意味「何もない」状態でした。しかし、だからこそ「自分たちで会社を創っていける」と強く魅力を感じたことを覚えています。コンサルタント未経験の私でも会社とともに成長していけると確信し、入社を決めました。
コラボレーションと富士通の資産を武器に、ビジネス×ITの両輪で挑むDX支援の現場
──現在のお仕事についてお聞きします。高野さんは、DSX Practice(※)のPartnerとしてどのようなミッションを担っているのでしょうか?
※ Practice:専門領域(業界・ビジネステーマ・技術)ごとに組成されるプロフェッショナルコミュニティのことで、従来の組織体よりも組織間の壁が低いことが特徴です。したがって、業務内容が限定されることがなく、様々なテーマのプロジェクトに携わることができ、Practice間のコラボレーションもしやすく、柔軟な仕事の進め方が可能となっています
高野:大きく2つあります。1つはビジネス開発です。富士通グループが持つお客様との強固な関係性を活かしながら、RidgelinezとしてDX案件を創出していく役割を担っています。
もう1つは組織のディレクション、特に人材育成です。DSX Practiceのメンバーには、ITを専門領域としつつも、お客様のビジネスを理解したうえで、ITを再構築してDXをデザインできる「ビジネスセンス」を身につけてほしい。実際のDX案件での実践を通して、経験を積んでもらうことを意識しています。
──Ridgelinezならではのコンサルティングの魅力と、DXを成功させるうえでDSX Practiceとして大切にしていることを教えてください。
高野:やはり最大の魅力は、部門を超えたコラボレーション文化です。いわゆる縦割り構造ではなく、お客様の課題に合わせて、部門を超えたチームづくりが当たり前になっています。
DXプロジェクトが失敗する典型的なパターンは、企業の情報システム部門だけで話を進め、後からビジネス部門の要望が出てきて計画が頓挫するケースです。DXは、既存のビジネスプロセスや業務そのものを変革してこそ意味があります。
だからこそ私たちDSX Practiceは、最初に情報システム部門の方からご相談をいただいても、必ず社内のビジネスや業務コンサルティングの専門家とチームを組みます。お客様のビジネス部門の方々とも対話しながら、ビジネスとITの両輪でデザインするようにしています。
さらに、「中立性」を保ちながらも富士通グループの資産を最大限に活用できる点も、「絵に描いた餅」ではない実現可能性の高い提案を支える大きな強みです。
──Kodai.Tさんは、Senior Consultantとして、印象に残っているお仕事はありますか?
Kodai.T:これまで様々なITの中期計画や新たなIT基盤の企画構想提案などに携わってきましたが、特に印象深いのは、製造業のお客様のDXビジネス立ち上げを支援したことです。
まさにコラボレーションが鍵となる大規模なプロジェクトでした。ビジネスの企画は他のPracticeが進め、私たちはそれに基づきベンダーのシステム構築とお客様の業務設計をPMOとして支援しました。お客様側の各部門や外部のベンダーなど、多くの関係者を巻き込みながら計画に落とし込んでいくプロセスはとても刺激的でした。
その中で私が務めたのは、同時並行する複数の小プロジェクトを俯瞰し、相互の連携や既存システムとの兼ね合い、セキュリティ基準などの課題を整理し、ITの観点から全体の調整を図る監査役のようなポジション。
お客様の要望は非常に細やかでしたが、前職での開発経験を活かして意図を汲み取り、計画に反映させることができました。自身の強みをフル活用でき、やりがいを感じたプロジェクトでしたね。
社内協業でチームに成果を出す人が評価される。柔軟なカルチャーを支える社内制度
──DSX Practiceのカルチャーについても聞かせてください。普段の働き方はどのような感じですか?
Kodai.T:基本はリモートワークです。お客様先への訪問などで外出する際は、移動の途中で近くの富士通のオフィスや、グループで契約しているシェアードオフィスなどに立ち寄って作業することもできます。時間を無駄なく活用できるのは魅力ですね。
高野:もちろん「お客様ファースト」が前提なので、プロジェクトによってはお客様先に常駐が必要なこともあります。しかし、元々コロナ禍にリモート前提で設立され成長してきた会社なので、働く場所に縛られず、効率的にパフォーマンスを発揮できる環境が整っています。
Kodai.T:社内には富士通からの転籍者や、私のような事業会社出身者、他のコンサルティングファームで経験を積んだ人など、多様なバックグラウンドを持つ人材がそろっています。何か困ったことがあっても、その道の専門家が見つかる安心感がありますね。
最近は社員が増えてきたこともあり、日々の朝会で雑談の時間を設けたり、半期に1度は対面で集まって部門のミッションを共有する場を設けたりと、社員間の交流を活性化させる取り組みも積極的に行われています。
──そのほか、働きやすさを支える社内制度があれば教えてください。
Kodai.T:コンサルタント未経験だった私にとって、入社後の手厚い教育プログラムは非常にありがたかったです。問題解決プロセスや資料作成、インタビューなどコンサルティングの基礎を徹底的に叩き込んでもらえたおかげで、スムーズにコンサルティング業務に入ることができました。
また、上司1人が評価を決めるのではなく、プロジェクトで関わった上司や部下、同僚など複数名にヒアリングし、その内容に基づき評価が決まるというユニークな制度もあります。チームに良い影響を与え、成果を出した人が評価される文化が根付いていると感じます。
高野:「360度評価」ですね。私が驚いたのは、他の部門と協力することが人事評価の項目にも組み込まれていること。仕組みがあるからこそ、実際に連携しやすく、それが当たり前になる。会社として本気で「コラボレーション」を推進している証拠だと思います。
また、マネージャー以上の役職者の働き方についても非常によく考えられています。一般的なコンサルティングファームでは、お客様のプロジェクトに業務時間の100%を充てるので、それ以外の提案活動などが加わると、プラスアルファでどうしても労働時間が長くなる傾向にあります。
一方、Ridgelinezでは、お客様のプロジェクトと提案活動の合計で業務時間が100%になるようにあらかじめ設計されています。皆が健全にパフォーマンスを発揮できる持続可能な仕組みが整っているのです。
お客様のために何ができるか?海外の真似ではない「日本企業のDX」を確立したい
──お二人が今後、Ridgelinezで成し遂げたいことやキャリアゴールを教えてください。
高野:Ridgelinezは設立6年目のまだ若い会社です。未完成な部分も含めて、Partnerとして会社のデザインに携わっていきたいと考えています。特に注力したいのは、多くの外資系コンサルティングファームのように海外での成功事例をそのまま持ち込むのではなく、日本のカルチャーや業務プロセスに合った、日本企業のためのDXの進め方を確立すること。それこそが「日本発」であるRidgelinezが果たすべき使命だと感じています。
Kodai.T:これまでは、自身が主体となってプロジェクトをリードするプレーヤーとしての動きが中心でした。しかし、最近経験した大規模プロジェクトを通して、自分1人の力だけでは限界があると学びました。今後は、チーム全体を動かし、より大きな価値をお客様に提供できるようなマネジメントの領域に挑戦していきたいと考えています。
──最後に、Ridgelinezへ転職を考えている方へメッセージをお願いします。
高野:海外のキラキラした成功事例を追いかけるのではなく、「日本の大企業を、自分たちの力で変えていきたい」という気概のある方と、ぜひ一緒に働きたいです。Ridgelinezには、それが実現できるフィールドがあります。まだ誰も見たことのない「日本のDX」を、共に創り上げていきましょう。
Kodai.T:かつての私と同じように、会社に対して「もっとこうすれば良くなるのに」という問題意識や改善意欲を持っている方は、コンサルタントに向いていると思います。そこからもう少し視野を広げて「会社全体をより良くしていきたい」という想いを原動力に、お客様の変革を実現するのが私たちの仕事だからです。
Ridgelinezのおもしろいところは、富士通グループの資産を活かしながらも、それにとらわれず、時には他社製品を提案するなど「富士通でありながら富士通でない」ところ。お客様のために何ができるかを純粋に考え、行動できる環境に魅力を感じる方に、ぜひ仲間になってほしいですね。
※ 記載内容は2025年8月時点のものです。組織名称のみ2026年4月に修正しました
