長く働き続けるために決めた転職。目指すべき姿が近くにあるから自分も頑張れる
大学卒業後はアパレル会社に就職し、ショップの販売員としてキャリアをスタートさせた楠原。20代半ばで店長を務めましたが、長期を見据えた働き方に向けて一度目の転職をすることになります。
楠原 「勤めていたアパレルブランドは10代向けだったので、だんだん自分の好きなテイストが変わってきたというのも理由の一つにありました。また、これから30代40代と長く働いていきたい自分にとって、このままでいいのかなという想いを抱くようになったんです。
長く働き続けるためには、パソコンスキルやオフィスでのビジネスマナーを今のうちに身につけなくてはいけないと思い、20代後半に差し掛かる前に転職を決めました」
その後楠原は、美容業界を専門とする求人広告の営業職にキャリアチェンジします。ところが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、状況が一変します。広告主となるクライアントのお店は求人を募集するどころか営業を休止せざるを得ない状況に陥り、求人広告の需要は激減してしまったのです。
楠原 「そこで、需要が高まっている業界で長く働ける仕事がしたいと考え、新たに転職活動をすることにしたんです。『顧客に寄り添いながら、自分も成長できる仕事』を軸に、人材業界に絞って転職活動を行いました。さまざまな企業の中から、最終的には面接をしてくださった課長と事業部長の人柄に惹かれ、ランスタッドを選びました」
課長は新卒から約10年間ランスタッドに勤続し、働く女性のロールモデルのような存在だったと話す楠原。最終面接では事業部長と話す機会があり、そのときの会話が印象的だったと言います。
楠原 「事業部長との最終面接では、『人は興味がないことに関しては頑張れないよね』とフランクに話してくれたのが印象的で、お話がとてもおもしろかったんです。その人柄に惹かれ、こういう人たちと一緒に働きたいと思いました。また、目指すべき姿が近くにあることで、自分も頑張れると思ったことも入社の決め手になりました」
失敗を乗り越えるたび成長できた。試行錯誤しながら仕事に向き合い続けた日々
入社前は営業職を希望していた楠原でしたが、ランスタッドの面接時に打診されたのはコーディネーター職でした。社内の人員配置や適性を見極めて勧められたのではないかと楠原は感じています。
楠原 「コーディネーターの役割は、転職先を探すスタッフから希望をヒアリングしてキャリアプランを提示し、条件に合う求人を紹介して就業決定までをサポートすることです」
これまで経験してきた対面での営業とは違い、顔の見えない電話やメールでコミュニケーションに最初は戸惑うこともあったと言います。
楠原 「顔が見えない分、相手が何を考えているのか、どういう話をしたら印象良く思っていただけるのかが掴みづらいんです。当初は接し方がよくわからない状態でしたので、気づいたときには担当スタッフが競合他社で就業を決めていたり、連絡のタイミングを逃して指摘を受けたりするなどの失敗もありましたね。
話す順序や紹介する求人についても考えることが多く、臨機応変な対応が難しい。でも顧客対応に完璧な正解はないと思うので、日々試行錯誤しながら業務に取り組んでいます」
失敗を繰り返しながらも、そのたびに成長してきた楠原。今は相手に目線を合わせたコミュニケーションを心掛けています。
楠原 「今は自分のカレンダーに派遣スタッフさん一人ひとりの名前と連絡時間を入力してタイミングを逃さないようにしっかり管理しています。もし逆の立場だったらどう思うか、どういう情報が欲しいかなど相手の目線に立って考え、円滑にコミュニケーションが取れるように心掛けています」
一人ひとりに寄り添いながら、こまめなコミュニケーションで信頼関係を築く
転職を希望している派遣スタッフは、就業しながら職を探しているケースが多く、リアルタイムでのやり取りが難しいと言います。そういった状況の中で、楠原には大切にしていることがあります。
楠原 「派遣スタッフさんに連絡する際は、代表番号からただ着信を残すのではなく、メールを書いて形に残るように心掛けています。メールもテンプレートのような事務的なものではなく、そのスタッフさんに合った表現で、きちんと想いが伝わるように書いています。そのため、想いを込めすぎて気づいたら多くの時間を費やしていたこともあるんです。
自分の名前を覚えていただいたり、『楠原さんから紹介されたお仕事だから』と頼っていただけたりすると、とても嬉しいですね。スタッフさんのお仕事が決まると、人の人生を変えるお手伝いができたことに喜びを感じますし、お礼の言葉をいただけるのが私のやりがいになっています」
たとえ顔を合わせることがなくても、コミュニケーションを重ねていくことで信頼できる関係性が作れるのもコーディネーターの仕事の醍醐味だと言います。
楠原 「信頼関係を築くためにも、こまめなコミュニケーションを日頃から心掛けています。一度で済ませようとするのではなく、些細なことでもコミュニケーションの回数を重ねた方が、『気にかけてもらえている』と思ってもらえるし、私もそういう経験があるので、意識して接するようにしています」
さらに、後輩の成長も楠原にとって励みになっていると話します。
楠原 「アパレル会社にいたときは、店長としてスタッフをフォローしたり、後輩の育成に携わったりすることもありました。今後は、その経験をランスタッドでも活かせればと思っています。
後輩が成長していく姿を見ると私も嬉しいですし、後輩が担当していた派遣スタッフさんの就業が決まり、どんどん前向きになっていく様子も見ると逆に励まされますね」
これからも長く働き続けたい。今後は自らがロールモデルのような存在に
ランスタッドでは、楠原のように接客販売を経てコーディネーター職に転職したメンバーも多いと言います。
楠原 「職場は和気あいあいとした雰囲気で、役職や立場に関係なく『みんなが意見を出そう』『意見することに意義がある』というスタンスです。また、ボトムアップの気質があり、長期的に成長し続けるチームであるために日々活動を変化させていくスピード感もあって、それを私も楽しんでいます」
こうした恵まれた環境の中で、楠原は先輩スタッフからアドバイスをもらいながら、自身の成長のために活動内容にも工夫を凝らしています。
楠原 「効率良く仕事をこなしている先輩がいて、その方に派遣スタッフさんとの接し方や、お仕事の紹介方法などを聞いて、それを自分の活動に積極的に取り入れるようにしています。
また、事業部では『ピアボーナス』というSNSサービスを使っているのですが、そこでいろんな方のコメントを見てヒントを得ることもあります」
ピアボーナスは、スタッフ同士がお互いに「ありがとう」を伝え合ったりポイントを贈り合ったりできるSNSサービス。そこで感謝の言葉をもらうことも、楠原のモチベーションにつながっています。
楠原 「ピアボーナスでは心温まるエピソードもあって、それを見ているだけでもほっこり優しい気持ちになれるんです。私は性格が単純なので、お褒めの言葉をいただくと1〜2週間はそれで頑張れます(笑)。チャットで上司が声をかけてくれることもあり、気にかけてもらえるのも嬉しいですね」
さらに楠原が所属する部署では、月に一回すべての業務を止めて“日々の活動に+αになることをする1日”が設けられています。「第二領域」と呼ばれる“緊急性は高くないものの重要”な活動に時間を使う1日。それは、長期的な視野で仕事の生産性や生活の質の向上に効果をもたらすための投資の時間です。
楠原 「ビジネス書を読むとか、普段の業務中にはできないけれどやった方が良いと思うことを頑張る日です。目標を決めて結果を報告し、メンバーとフランクに意見交換をしています。私も毎月本を読んだり、会社が用意してくれているeラーニングの動画研修を見たりしています。『時間の使い方』『傾聴とは』『コミュニケーションの取り方』『ヨガ』など、いろいろなプログラムがあるんですよ」
今後の展望として、楠原は「いずれは管理職に就きたい」と話します。女性リーダーが多い事業部でもあり、子育てをしながら最前線で結果を残している女性社員の姿を目の当たりにする環境に身をおいています。
楠原 「ライフイベントと仕事を両立させて長く働いている女性には単純に憧れますし、すごくかっこいいなと思います。私もきちんと人のことを見られる、考えられるリーダーになりたいです」
