複数案件を横断して支える、スペシャリストという仕事
現在はゲーム・エンターテインメント事業部の秋葉原センターで、コンシューマーゲーム案件を担当しています。
私の役職は「スペシャリスト」です。
リーダーが一つの案件を担当しチームを運営するのに対し、スペシャリストは複数案件を横断して管理します。
例えばお客様との折衝、人員配置、機材や座席の調整、テスト体制の提案など、案件そのものを動かすための土台づくりが主な役割です。 特に案件立ち上げ時は、「どのリーダーを配置するか」「どのような体制で進めるか」といった設計から関わります。
現場では「誰をどこにアサインするか」が非常に重要です。ゲームジャンルとの相性や経験だけでなく、人となりやチームとの相性まで考慮しながら最適な体制を組み立てていきます。
実際、入社直後に最も苦労したのもこの人員アサインでした。 スキルシートだけでは分からない部分も多く、誰がどのような強みを持っているかを知るためにはコミュニケーションが欠かせません。
だからこそ私は、積極的に現場メンバーと会話することを大切にしています。 チームには細かな部分まで気配りできるメンバーが多く、案件を超えて協力し合う文化があります。Teamsで相談し合ったり、口頭で意見交換したりしながら、みんなで品質向上に取り組んでいます。
「やっぱりテストの仕事が好きだった」原点に立ち返って選んだ再入社
実は私は、今回が初めてのポールトゥウィンではありません。10年以上前にテスターとして在籍していた経験があります。
その後、別のテスト会社へ転職し、案件管理やマネジメント業務を経験しました。さらにゲームパブリッシャーへ転職し、QA業務だけでなく、マスターアップに向けた進行管理や開発工程全体にも携わるようになりました。国内外の企業とやり取りする機会も多く、ゲームづくりをさまざまな角度から学ぶことができました。
一方で、多くの経験を積む中で改めて感じたのが、自分のキャリアの軸はテスト・デバッグにあるということでした。
開発全体に関わることもやりがいがありましたが、品質向上に直接貢献できるテスト領域には、他には代えがたい面白さがあります。これまで培ってきた経験をもっと活かしたいと思ったとき、自然と選択肢に挙がったのがポールトゥウィンでした。
前職では発注側としてポールトゥウィンと仕事をする機会もありました。品質や対応力を客観的に見たときに、「以前よりもさらに成長している会社だな」と感じていたことも、入社を決めた理由のひとつです。
また、かつて一緒に働いていた仲間が活躍していたことも大きな後押しになりました。
経験を積んだ今だからこそ、もう一度この環境で挑戦してみたい。そんな思いで再びポールトゥウィンの門を叩きました。
朝6時半に出社するほどの意気込みで飛び込んだ新環境
入社直後の出来事で今でも覚えているのが、気合いを入れすぎて朝6時半に出社してしまったことです。センターに入るための鍵を持っておらず、結局近くで朝食を取りながら開館時間を待つことになりました。今では笑い話ですが、それだけ早く戦力になりたいという気持ちが強かったのだと思います。
実際、入社から約1か月後には案件を任され、テスター4名を管理しながら約3か月間の案件運営を担当しました。大きなトラブルなく完遂できたことは、自分にとって大きな自信になりました。
一方で、最初に苦労したのは人員アサインです。入社当初はメンバーそれぞれのスキルや強みが分からず、案件とのマッチングに悩みました。経歴やスキルシートだけでは見えない部分も多く、実際に話してみて初めて分かることもあります。だからこそ今は、普段から積極的にコミュニケーションを取り、一人ひとりの得意なことや仕事の進め方を把握するよう心がけています。
こうした経験を通じて、人員配置やチーム運営といったマネジメント面は大きく成長できました。メンバーそれぞれの強みを活かしたチームづくりができ、成果につながったときには大きなやりがいを感じます。
また、現在の仕事にはパブリッシャー時代の経験も活きています。当時はQAだけでなく開発工程全体やマスターアップまで携わっていたため、後工程を見据えて物事を考える視点が身につきました。その経験から、私が最も大切にしているのは事前準備です。問題が起きてから対応するのではなく、起きても対応できる状態をつくっておく。そうした準備を徹底する姿勢は、案件運営やチームマネジメントにも活かされています。
発売前のゲームづくりに携われる醍醐味。その先に描くキャリア
私が感じるポールトゥウィン最大の魅力は、発売前のゲームづくりに深く関われることです。
私たちが担当するのは、ゲームの品質を支えるQA・デバッグ業務です。誰もが知る有名タイトルや長年愛されているシリーズ作品に携わる機会もあり、自分が関わったゲームが無事に発売されたときには大きな達成感があります。スタッフロールに名前が載ったときは、「作品づくりの一員になれた」と実感できる瞬間ですね。
現在は秋葉原だけでなく、他拠点とも連携しながら進める大型案件を担当しています。複数拠点が関わる案件だからこその難しさはありますが、その分お客様の期待に応えられたときの喜びも大きく、まずはこの案件を成功させることが今の目標です。
その先には、複数案件を管理しながらセンター全体を俯瞰できる立場を目指しています。一人でできることには限界がありますが、組織として力を発揮できれば、より多くのお客様へ価値を届けられるはずです。そのためにも、メンバー一人ひとりの強みを活かしながら、より強いチームをつくっていきたいと考えています。
この仕事では、計画性を持って物事を進められる方や、物事をロジカルに考えられる方が活躍しています。ゲーム開発では想定外の出来事が起こることもありますが、そんな時こそ冷静に状況を整理し、周囲と協力しながら解決策を考えていく姿勢が大切です。
発売前のゲームづくりに携わりたい方や、チームで品質を支える仕事に興味がある方には、ぜひ挑戦していただきたいですね。

