「今の自分にできること」で、チームに貢献したい
私は現在、ゲーム・エンターテインメント事業部の秋葉原第二センターで、パチンコ・スロットに関するデバッグ業務を担当しています。2026年7月にLD(リーダー)として入社し、まずは現場の業務を理解するため、テスターとして実際に機種を操作しながら、不具合を見つけて報告するところから経験しました。
3カ月目からは、テスターへの指示やサポートを行うALD(アシスタントリーダー)の業務を経験しています。現在は資料の整理やお客様へのバグ報告、ログの更新などを担当するほか、テスターから相談を受け、報告するかどうかや追加で確認する内容について指示を出すこともあります。
ゆくゆくはLDとして案件を担当していくため、現在はテスター、ALDとそれぞれの立場で現場の仕事を経験しながら、業務への理解を深めているところです。
仕事をする上で意識しているのは、「どうすればもっと効率よくできるか」ということです。データを移す作業をExcelで自動化できないか、毎日更新する資料をWindowsの機能で効率化できないかなど、思いついたことは実際に試しています。
作業時間を短縮できれば、お客様への報告準備にも余裕が生まれますし、手作業によるミスを減らすことにもつながります。まだ入社したばかりだからこそ、今の自分にできることで少しでも貢献したいと思っています。
チームには、パチンコやスロット、ゲームなどが好きな人も多く、それぞれの興味や知識が仕事の中で活きることもあります。作業中はみんな集中していて静かですが、休憩中にはゲームやパチンコ・スロットなどの話で盛り上がることもあり、オンとオフのメリハリがある職場だと感じています。
一方で、仕事をする上ですべてのIP(作品やキャラクターなど)に詳しい必要はありません。私自身、最初に担当した案件で扱っていたIPについてはほとんど知識がありませんでしたが、必要な資料が用意されていますし、先輩方にも教えてもらえるため、事前知識がなくても問題なく業務に取り組むことができました。
危険と隣り合わせの現場から、エンタメのものづくりへ
大学卒業後はSES企業に入社し、約4年間、製鉄所や変電所などで設備制御用コントローラーのメンテナンスや交換、新規導入に携わりました。お客様とのやり取りに加え、自分が手配した作業者へ指示を出しながら仕事を進めることもありました。
空港で夜間作業をしたり、テーマパークのバックヤードで設備に関わったりと、普段は入れない場所で仕事ができたことは印象に残っています。一方で、危険を感じる場面もありました。6,600ボルトの電気が流れる設備の近くでの作業を中止してもらったり、動いているモーターの上での作業を求められ、危険だと判断して断ったこともあります。製鉄所では高温になる設備の近くで作業することもあり、暑さや寒さを含め、決して楽な環境ではありませんでした。
転職のきっかけは、希望していた設計とは異なる仕事を担当していたことや、配属先について当初聞いていた内容が直前に変わったことでした。それを機に「自分はこれから何をやりたいのか」を改めて考えました。
もともとゲームが好きで、「ものづくりに関わりたい」という思いもありました。そこで次の仕事では、自分が興味を持てるエンタメ業界に関わりたいと考えるようになったんです。
転職活動では複数の企業を受け、プログラマー職などで内定をいただいた会社もありました。その中でポールトゥウィンを選んだのは、自分が実際に働く姿を一番イメージできたからです。
選考や入社前の説明を通じて、LDはテスターに指示を出しながら案件を進める役割だと知り、「前職で作業者に指示を出していた経験が活かせそうだ」と感じました。興味のあったエンタメ業界に関われることに加え、これまでの経験も活かせる。その両方が重なったことが、入社の決め手になりました。
実際に入社してみると、働く環境にも大きな変化がありました。前職では暑さや寒さ、時には危険を伴う現場で働いていましたが、現在は空調の効いた室内が中心です。「こんなに快適な環境で仕事ができるんだ」と感じたことは、良い意味でのギャップでした
「自分でも見つけられた」できることが増えるのがうれしい
初めて自分で不具合を発見し、報告につなげられたときは、仕事の手応えを感じました。映像が切り替わる瞬間に、本来とは異なるステージが表示される事象に気づき、確認した上で報告しました。自分の気づきが品質を支える一つの役割につながっていることを実感できた瞬間でした。
また、気になる事象を見つけた際には周囲のメンバーにも共有し、一緒に確認することがあります。自分一人で判断するのではなく、周囲とコミュニケーションを取りながら一つひとつ確認していくことも、この仕事の大切な部分だと感じています。
一番印象に残っているのは、最初の案件が無事に終わった日です。「やった!」というよりも、「ああ、やっと終わった」という安心感の方が大きかったですね。そして同時に次の案件を知り、「次はこれをやるんだ」と楽しみになったことも覚えています。初めての案件を終えた安心感と、次の仕事への期待を同時に感じた日でした。
もちろん、苦労もあります。作業をする上で複数の資料を扱うため、最初は整理に時間がかかり、お客様へのメールが遅れてしまったこともありました。また、案件が変わるとバグの報告方法や登録方法も変わるため、その都度、新しいやり方を覚える必要があります。
それでも今は、新しい仕事を覚えて「できることが増えていく」ことにやりがいを感じています。前職では仕事を「義務だからやる」と感じていた部分もありましたが、今は「しっかり取り組みたい」という気持ちが強くなりました。また、人へ説明する機会も増え、「どう伝えれば相手に伝わるか」を考えるようになったことも、自分自身の変化だと思っています。
「とりあえず華山に聞いてみよう」と言われる存在へ
短期的な目標は、一人で業務を進められる戦力になることです。部署では「繁忙期においても一定の品質を提供できる管理体制の強化」を目標の一つに掲げています。その実現のためにも、まずは私自身が安定した品質で業務を遂行できる存在になることが必要だと考えています。今はまだ先輩に教えてもらうこともありますが、自分でできることを増やし、お客様からも「任せられる」と思っていただけるようになりたいです。
中長期的には、現在の分野に限らず、パチンコやアーケードゲーム、スマートフォンアプリなど幅広い領域を経験したいと思っています。さまざまな知識や経験を積み重ね、誰かが困ったときに「とりあえず華山に聞いてみよう」と思い出してもらえる存在になることが目標です。
この仕事で大切なのは、最初から豊富な知識を持っていることではないと思います。わからないことを素直に聞けること、人の説明をしっかり理解して行動に移せること。そして発売前の製品を扱う以上、決められたルールや守秘義務を守ることも欠かせません。
また、デバッグではわずかな違和感を見つけるために、同じ操作を何度も繰り返すことがあります。だからこそ、地道な作業にも粘り強く取り組めることや、集中するときと休むときのメリハリをつけることも大切だと感じています。
まだ世の中に出ていない製品や、リリース後には見ることのできない不具合に触れられるのも、この仕事ならではの魅力です。私にとっては、どこか「秘密の仕事」のようなワクワク感があります。 経験がなくても、少しでもエンタメやものづくりに興味がある方には、ぜひ一度話を聞いてみてほしいです。
私自身も未経験から飛び込んだからこそ、不安よりもまず一歩踏み出してみる大切さを実感しています。

