「はたらく」を変える仕事を求めて。「HiPro Biz」との出会い
学生時代は、塾講師のアルバイトをしていました。人に影響を与え、人生が変わっていく瞬間に立ち会えることが嬉しくて。教員免許も取得し、教師になることも考えていたんです。一方で、教育実習に行ったとき、学校という環境を内側から変えていく難しさも感じました。教育とは別の形で、社会や組織のあり方に関わる道もあるのではないかと考えるようになったんです。
新卒で入社したのは、ITベンチャーです。ITエンジニアの業務委託提案や、自社エンジニアのキャリア相談に携わっていました。人がはたらく環境や、はたらくということの「あり方」を変えたいという思いが強くなり、事業の根本に近いところで課題解決に携わりたいと考えて、転職活動を始めました。
業種を絞り込まず、さまざまな企業の情報を集める中で出会ったのが、「HiPro Biz」のコンサルタントという仕事です。経営層と直接対話し、本質的な事業課題に向き合える点に魅力を感じました。転職先を選ぶ上で、「自分が成長できる環境かどうか」という軸も大切にしていたので、面接で出会ったパーソルキャリアの方々が、ハイレベルに業務を遂行しつつ、自己実現も成し遂げていることに惹かれ、入社を決めました。
入社後は、製造業のお客さまを担当することになりました。業界特有の専門用語が次々に出てきて、初めは本当に苦労しましたね。ただ、もともと知らないことを知るのは好きだったので、わからないことは調べ、周りの方に聞きながら、少しずつ業界やお客さまの事業への理解を深めていきました。
はたらき始めてわかったのは、「HiPro Biz」が、単に人を紹介して課題を解決するだけのサービスではないということです。お客さまが当初「課題」として認識されているものは、実は氷山の一角で、その奥に「真の課題」が隠されていることが多いんです。お客さまと信頼関係を築きながら課題を深掘りし、打ち手を提案していく仕事が面白くなるにつれ、少しずつ、目に見える成果を出せるようになっていきました。
エキスパートを経てマネジャーへ。「業界を変える」ためのキャリア選択
メンバー時代に事業部のMVPを受賞し、入社3年目でアシスタントマネジャー(AM)になりました。AM時代には、社内の[綾水1] セールスコンテストでグランプリを受賞しました。各部門の代表が、役員や大勢のオーディエンスの前でロールプレイングを行うという企画です。「プロダクトありきではなく、お客さまの課題を起点に会話していた。課題を解決しようという姿勢が伝わった」と評価していただきました。一方で、「課題に対する打ち手が『HiPro Biz』による外部人材の活用だけでは、結果的にプロダクトアウトと変わらない」というフィードバックももらったんです。
パーソルグループには、採用、派遣、業務委託など、さまざまなサービスがあります。グループ全体のケイパビリティを意識した上で、手段のひとつとして「HiPro Biz」をご提案できるようにならなければと気づき、営業としての視野が広がったと感じています。
入社から3年が経った頃、AMから「エキスパート」になりました。パーソルキャリアには、組織をリードするマネジメントコースと、高い専門性を持ちプロジェクトをリードするエキスパートコース 、管理職としてのルートが2つあります。AMになることを選んだ場合、マネジャーに昇格するのが一般的ですが、私は、お客さまに提供できる価値を研ぎ澄ませる存在として、エキスパート職のロールモデルになりたいと思ったんです。
エキスパートになったことで、お客さまと向き合う業務により多くの時間を使えるようになりました。ただ、マーケット自体を広げる上で、自分ひとりでできることにはどうしても限界があります。これまで培ったスキルや経験をチームに還元し、組織としてお客さまや業界により大きな価値を届けたいと感じ、あらためてマネジャーを志向しました。事業部としても前例のない、異色のキャリア選択を受け入れ、背中を押してくれた組織や周囲の皆さんには、とても感謝しています。
「その会社の社員よりも、社員に」 課題の本質に入り込む営業哲学
現在は、製造業の素材領域を担当するマネジャーとして、日々の業務設計やメンバーのサポートを行っています。理論だけでなく、背中で見せていくマネジャーになりたいと思い、月に数十件の商談に同行しています。会社の規模によっては、1社につき数百人の方とお会いすることもあります。経営陣や役員の方だけでなく、さまざまな部門を横断してお話を聞くことで、社風や本質的な課題が見えてくるからです。「その会社の社員よりも社員になる」くらいの気概で、お客さまと向き合っています。
メンバーにも、「圧倒的な利他」であろうということは伝えているんです。営業をしていると、どうしても主語が自社のサービス名や社名になってしまいがちですが、常にお客さま起点で考え抜くことが信頼につながると思っています。
経営層と対話するとき大切にしているのは、お客さまが何をしたいのか、その先にどのようなインパクトを生み出したいのかまで深掘りすることです。例えば「残業時間を減らしたい」というご相談をいただいたとして、なぜそれを実現したいのか話していくと、「従業員のエンゲージメントを高めたい」「もっと生産性を上げてボーナスとして還元したい」など、別のニーズが隠れていることも多いです。業務効率が上がれば、従業員の収入や余暇の時間が増え、複業(副業)に挑戦する余裕が生まれるかもしれない。そこまでの影響を見据えたご提案ができれば、お客さまにも、課題が解決した後の世界にワクワクしていただけると考えています。
印象に残っている案件のひとつに、大手化学メーカーの事例があります。ある役員の方から、採用に難しさを感じているとうかがったのがきっかけでした。社員一人ひとりが帰属意識を持ち、はたらきがいを感じて自己実現ができる環境を構築できれば、自然に人が集まってくるような採用スキームを実現できるとお話ししたんです。ご紹介したプロ人材の活躍もあり、社員の皆さんが当事者として会社の未来を考えるプロジェクトが推進され、新たなビジョンが制定されただけでなく、採用数の向上にもつながりました。
柔軟なはたらき方を体現しつつ、新たな市場をつくる
私のミッションは、「HiPro Biz」を、「日本で一番経営課題が集まるブランドにする」こと。経営課題を解決したいと思ったとき、まず「HiPro Biz」が思い浮かぶ世界を実現したいと考えています。外部人材の活用が当たり前になれば、企業はコストを抑えながら事業を前に進められますし、個人にとっても、正社員という選択肢だけに縛られず、複業(副業)、兼業、フリーランスなど、パラレルなはたらき方を通じて自己実現できる人が増えていく。そんな循環が生まれる社会を目指しています。
実は私自身も、パラレルなはたらき方を体現するべく、「HiPro Biz」に登録し、プロ人材としても活動しているんです。社内でも、営業部門のマネジャーとしての仕事のほかに、営業人材の育成や、キャリア醸成施策にも兼務で関わっています。ベンチャー企業のように、新たな挑戦や柔軟なはたらき方を後押しするカルチャーがある一方で、大手企業ならではの学びの機会やツールがあり、高いスキルを持った方から学ぶこともできるのは、パーソルキャリアならではの魅力だと感じています。
入社から4年が経ち、「HiPro Biz」を活用してくださっている企業さまやプロ人材の輪が広がってきていることを肌で感じていますが、まだ道半ば。これから市場をつくっていく段階です。はたらき方や組織のあり方について、実現したいビジョンがある方はもちろん、まだ自分がやりたいことが明確にはわからないけれど、探究心を持っていろいろな業種、業界の方と関わってみたいという方にとっても、HiPro 事業部は刺激的で、成長のきっかけを得られる職場ではないでしょうか。
お客さまと接することが好きで、「何かを成し遂げたい」「日本を変えたい」という野望を持っている。でも、何から始めればいいかわからない。そんな方と一緒に、外部人材活用の市場をつくり、はたらき方の選択肢を広げる仕事を楽しんでいけたらと思っています。
