新規を“専門”にする必然性。“キリコミ部”誕生の背景
ーーお二人の仕事と戦略ソリューション部で担っている役割を教えてください。
降籏:新卒でNEWONEに入社し、今期、組織人材開発事業部のHRパートナーと兼任で、戦略ソリューション部に所属しています。新規のお客さまとの接点づくりから、商談化・受注までの部分を主に担っています。
山口:NEWONEに新卒で入社し、組織人材開発事業部の HR パートナーをしておりましたが、今期、部長として戦略ソリューション部を立ち上げました。
私たちの役割は、「はじめまして」から「よろしくお願いします」までを担当する部門です。受注後は、事業部側のチームへバトンを渡し、伴走支援につなげていきます。
チームとしては、私と降籏とインサイドセールスを担当する池本の3名です。
ーー戦略ソリューション部はどのようなきっかけで生まれたのでしょうか。
山口:もともと組織人材開発事業部の中に「新規チーム」があり、既存のお客さまを担当しながら新規開拓も担っていました。両立はやはりすごく大変です。
既存のお客様との関係を育てていくのは、陸上でいう「マラソン」のようなイメージ。一方、新規のお客さまを獲得するのは、「短距離走の50メートル走や100メートル走」に近しい感覚なのです。使う能力や戦い方が違うので、「特化チーム」を作った方がノウハウも溜まりやすく、 PDCAも回りやすく、工数的にも良くなるという流れから、立ち上がりました。
ーー社内で「キリコミ部」と呼ばれているそうですが。
山口:たしか「全社会議で社内ではキリコミ部と呼んでください」と言った気がします(笑)。
三人しかいない小さな部ですが、他部署のメンバーからの認識として、“攻め”に振り切ったチームとして、「好きなようにガンガン切り込んでいくといいんじゃないか」ということを、取締役の葛西からも言ってもらったことが後押しになりました。そこから、社内通称を「切り込む」の「キリコミ部」としました。
前例なし、正解なし。キリコミ部の戦い方
ーー今、特に力を入れているテーマを教えてください。
降籏:まずは、新商品の機運を先頭に立って作ることが個人的ミッションだと思っています。もちろんキリコミ部の目標を達成することは前提としてありますが、今このタイミングで新たなお客様と出会えるかが、来期以降の自分達の仕事のおもしろさや会社としての成果にも直結すると思っています。
私は入社当時から、新しいお客様に自分で出会うところからスタートしていたので、今ご一緒しているお客様は、初期接点の段階から伴走させていただいているケースが多いです。
私にとって「最初から最後までずっと担当する」という感覚が好きであり、この仕事の醍醐味でもあります。
最近はそのようなお客様を、後輩にどう引き継いでいくかも大事なテーマです。単なる引き継ぎではなく、後輩と一緒に「この先、どう伴走していくか」を考えています。キリコミ部としては新たな取り組みを企てる。同じ会社にいながら両面できるのが、今のおもしろさでもあります。
山口:私自身は、既存のセミナーからアポイントを取って、商談をするという動きはすべて降籏に任せて、パートナーセールスに注力しています。
NEWONEの価値を届けたいお客様を一緒に探す“仲間”を社外につくるイメージです。お客様の課題解決のために必要なリソース等を持っている企業と一緒に組み、お互いの強みを持ち寄って、セットでご提案する。パートナーとNEWONEの強みを掛け合わせることで、顧客への価値提供範囲を広げていきます。
会社として、本格的に取り組んだことのなかった営業手法なので、自分で学びながら、新しく始めているのですが、こういう新しい挑戦ができるのも、おもしろさの一つだなと思います。
ーー具体的にはどのようなパートナーがいらっしゃるのですか。
山口:コーチングサービスを提供している会社や、タレントマネジメントシステムを販売している会社です。後者の会社には、NEWONEが分析レポートを提供する形で協業しています。
案件によっては、コンサルタントにトスして連携しながら進めます。新規開拓の部門であっても、社内の専門性をうまくつなぎ、価値提供の形を組み替えていくことが重要だと思っています。
機運をつくり、変化を生み出す
ーーキリコミ部が立ち上がったことで、変わったことはありますか。
山口:3つあると思っています。
一つ目は、社内連携が加速したことです。新商品開発・マーケティング部に、市場のニーズを捉えたコンテンツや資料作成の依頼し、コンサルティング事業部と組織・人材開発事業部に、市場ニーズに合わせたセミナー登壇の依頼をする。それぞれが役割を担った結果、セミナー参加者が、昨期より1.数倍に増えました。
二つ目は、マーケティングチームがリードを作らないと営業できないという体制から一歩進めたことです。マーケティングに頼り切るのではなく、既存のお客様からの紹介動線を作ったり、パートナー企業とのアライアンスで、新しいリードを生んだりと、営業側でも新しい入口を増やせるようになりました。
三つ目は、「インサイドセールス」という新しい職種が生まれたことです。お客さまの課題を見つけ、電話やメールでお客さまにコンタクトしながら商談を前に進めるメンバーがキリコミ部にはいます。
降籏:さらに付け足すと、私たちが、「新しい商品を売る」という機運を組織の中に生み出すことができるようになったと思っています。
新商品開発・マーケティング部が、新商品を次々にリリースしていて、もちろん私たち「キリコミ部」以外が受注するケースあるのですが、明らかにその新商品「広げよう!」という雰囲気を、全社に対して作り続ける役割を、キリコミ部が担えるようになったと思います。
定期的にミーティングで私が言い続けているので、「なにか新しいものを作ったら広まるかもしれない」という機運はできているんじゃないかなと感じています。
ーーキリコミ部として仕事をするおもしろさはどこにあるのでしょうか。
降籏:私はとにかく「新しい」という言葉が好きなんです。 誰もやったことない、難しそう、正解がないという状況に燃えるタイプなんです。今置かれている環境自体が、自分の中で「燃えている」というのが一つあります。
山口:私にとっては、「キリコミ部」という名前を使ったら結構何でもやっていい感じがするところですね(笑)。
パートナーセールスは、私がやりたいと言い出したことですし。少数精鋭の部だからこそ、思いついたらすぐ試せる。そこが一番の魅力だと思います。
エンゲージメントの高さを誇る“キリコミ部”
ーー山口さんにとって、キリコミ部の仕事が好きな理由はなんでしょうか?
山口:手応えをつかむまでの期間が短いことです。 新しく出会ったお客さまにNEWONEを選んでもらうまでに、早いとわずか1~2週間で結果が出るということもあります。
また、コンペになることも多いのですが、競合と競って、白黒がつく。それが毎日、毎週繰り返されているので、私にとってはいつも新鮮で、飽きないなと思っています。
ーーキリコミ部のカルチャーを、一言で表すとしたら?
山口:チームとして、「大切にしない価値観」として挙げているのが、「慎重、美しさ、多様性」です。
誤解のないように言うと、ここで言う“多様性を大切にしない”は、価値観を否定するという意味ではなく、少数精鋭で動く以上、判断の分散よりも“一体感”を優先したいということです。共同体=一体感という意識を持っているので、スピードと実行に振り切るために、合意形成を過度に重くしない。そういうチーム設計ですね。
一方で、こだわっているのは「未来、責任、結果」です。義理や筋を通すと言うと少し古いかもしれないですが、嘘はつかない、できないことはできないと言う。そういう当たり前を徹底することを大切にしていますね。
ーー機動力と突破力が色濃いキリコミ部が、実現したい未来像を教えてください。
降籏:NEWONEらしいカルチャーを一番体現してるのはどこ? と言われたら、「キリコミ部」だよね、と言われる状態をめざしたいです。 挑戦の最前線で、組織を前に進める象徴みたいな存在になれたらいいなと思います。
山口:うちのチームが全社の中で、一番エンゲージメントスコアが高いんです。
だからこそ、能力だけでなく、このカルチャーをちゃんと理解して、それをもっとより良いものに昇華させようとしてくれる方と一緒に働いていきたいですね。
※記載内容は2026年3月時点のものです
