慎重な性格から始まった薬剤師への道のり
振り返ってみると、子どもの頃の私はどちらかというと慎重で、人見知りな性格でした。初対面の人には緊張してしまうのですが、仲良くなるとよく喋るタイプで、友達と一緒に過ごす時間が何よりも大好きでした。そして負けず嫌いな一面もあり、野球でもゲームでも、常に全力で取り組む子どもでした。
体を動かすことが好きで、特に野球には夢中になっていました。チームメイトと協力して勝利を目指すことが本当に楽しくて、放課後や休日はほとんどグラウンドで過ごしていたように思います。家に帰ると、今度はゲームや漫画の世界に没頭していました。気づいたら時間を忘れて夢中になっていました。
そんな私にとって、病院はどうしても苦手な場所でした。あの独特の雰囲気が怖くて、親に無理矢理連れられていた記憶があります。しかし、診察後に立ち寄る薬局は、薬剤師さんたちがみんな優しく、穏やかな雰囲気で接してくださり、不思議と安心できる場所でした。病院の後に落ち着ける空間として強く印象に残っており、この体験が後に薬剤師という仕事に興味を持つきっかけになったのだと思います。
進路を本格的に考え始めた高校3年生の頃には、子どもの頃の憧れに加えて、国家資格を取得できる強みや、薬局や病院の薬剤師にとどまらず、行政機関や製薬企業など幅広い分野で活躍できる点にも魅力を感じるようになりました。将来への選択肢の広さと安定性を考慮し、薬学部への進学を決めたのです。薬の作用や体内動態、疾患に関する幅広い知識を学ぶ道のりが、ここから始まりました。
重視したのは「働きやすい環境」。なの花薬局との運命の出会い
就職活動を始めた時、私が最も重視していたのは「働きやすい環境」でした。学生時代のアルバイトを通して、人間関係の良さや休みの取りやすさ、意見を伝えやすい雰囲気が仕事への意欲や成果に大きく影響すると実感していたからです。長く安心して働ける環境こそが自分の力を最大限に発揮できる場所だと考えていました。
企業選びでは、離職率にも注目し、風通しの良さを重視していました。上司や人事の方に自分の考えをしっかり伝えられる職場かどうかを見極めるため、店舗見学などを通して現場の雰囲気を肌で感じ取るようにしました。
なの花薬局に対して最初に抱いたイメージは、まさに私が求めていた理想の職場でした。離職率が低く、有給取得率も高いことから、働きやすい環境が整っていると感じました。また、本社と現場の薬剤師がしっかりとコミュニケーションを取っており、組織全体の風通しの良さを感じ、安心して長く働ける環境だと思いました。
店舗見学で感じたのは、他社とは明らかに違う誠実さです。他社でも皆さん丁寧に教えてくださいましたが、なの花薬局では「自社に入ってもらいたい」という採用目線よりも、「薬局業界の一員として、後悔のない就職をしてほしい」という想いが伝わってきました。就職活動をする学生の立場に寄り添い、業界全体のことまでアドバイスしてくださった姿勢がとても印象的で、その誠実さに魅力を感じました。
入社の決め手となったのは、全国展開のグループとして研修制度やOJT体制が整っている点です。資格取得の支援が手厚いことも心強く、自分の成長をしっかり後押ししてくれる環境だと感じました。特に、いつでも相談できるOJTトレーナーの存在は大きく、「質問しづらい雰囲気がないこと」が自分の成長に直結すると感じ、入社を決めました。
患者さまの心に寄り添う薬剤師を目指して〜現場での学びと成長〜
現在私は、九州エリアの久留米大学病院前店で薬剤師として勤務しています。大学病院の門前薬局という立地の特性上、さまざまな診療科の処方に対応する必要があり、幅広い知識と柔軟な対応力が日々求められています。入社から半年以上が経過し、先輩方のサポートを受けながら、調剤・投薬・処方監査など、薬剤師としての一連の業務が少しずつ身についてきた状況です。患者さまとの関わりでは、薬の説明だけでなく、安心して治療を続けていただけるような声かけを心がけています。
印象に残っている成功体験として、腎機能が低下している患者さまへの対応があります。控えた方が良い食材について説明する際、言葉だけではなく表を用いて視覚的に分かりやすくお伝えしたところ、患者さまご本人だけでなくご家族の方からも感謝の言葉をいただきました。特にご高齢の患者さまの場合、口頭での説明だけではイメージしにくいことが多いため、表をプリントして一緒に確認しながら説明することで、理解が深まり安心していただけたのだと思います。自分の説明が患者さまやご家族の安心に繋がったことを実感でき、薬剤師としてのやりがいを改めて感じた瞬間でした。
一方で、失敗体験から学んだことも多くあります。ある患者さまから「このお薬は眠くなりますか?」と質問された際、私は眠気の副作用を心配されているのだと思い込み、「眠くなることは少ないので大丈夫ですよ」とお答えしました。しかし実際には、「よく眠れるようになりたい」という期待を込めて質問されていたということに後から気づきました。患者さまの意図を汲み取る難しさを痛感し、言葉の裏にある想いを読み取る大切さを学びました。
現在は、患者さまの声のトーンや表情から心情を読み取れるよう注意深く観察し、質問の意図をより正確に理解するために、どうしてそう思われたのかを丁寧にヒアリングすることを意識しています。患者さまの想いに寄り添いながら、本当に求めている答えを一緒に見つけられるよう努めています。大学病院の門前薬局という環境で働く中で、幅広い疾患や治療薬に触れる機会が多く、臨床的な知識が大きく深まりました。また、日々多くの患者さまと接することで、コミュニケーション力も向上し、患者さまの気持ちに寄り添いながら話を聞く姿勢が身についたことが、自分の中での一番の成長だと感じています。
専門性を高め、頼られる薬剤師として後輩育成にも貢献したい
薬剤師もそれぞれが専門性を求められる時代になってきていると感じています。資格を取得し、より価値のある薬剤師になりたいと考えています。久留米大学病院前店は、心不全療養指導士や外来がん治療専門薬剤師など、専門資格を持った先輩が在籍しており、日常的に刺激を受けながら学べる環境が整っています。先輩に疑問点を質問したり、服薬指導を聞いたりと、私も日頃からたくさんの学びを得ています。専門資格の取得を目標に、まずは一つひとつの業務を確実に積み重ねていきたいです。
まだ自分のことで精一杯な部分もありますが、将来的には、店舗を支え、後輩の育成にも関われるような存在を目指したいです。店舗の先輩方のように、自分が持っている知識や経験を後輩に還元しつつ、疑問を投げかけ、自ら考える力を育てられるような指導を心がけたいです。また、自分自身が前向きに楽しんで働く姿を見せることで、後輩たちにも「仕事って楽しい」と感じてもらえるような環境を作っていきたいです。
学生の皆さんには、常に成長意欲を持ち、知識や経験を積み重ねながら、自分自身の成長を楽しめる方にぜひ入社していただきたいと思います。薬剤師の仕事は学びの連続であり、日々の業務の中で小さな気づきを大切にできる人ほど、大きく成長できると思います。なの花薬局の魅力は、型にはまらず自分の思い描くキャリアを実現できる柔軟さにあります。現場で患者さまと向き合い続けることも、店舗マネジメントに携わることも、専門分野を極めることも、新人教育に関わることもできます。自分の興味や強みを大切にしながら、理想の働き方を見つけていけるのは、なの花薬局ならではの強みだと感じています。
今後も大切にしていきたいのは、「相手の立場に立って考えること」と「仕事を楽しむ姿勢」です。患者さまやご家族はもちろん、一緒に働く仲間に対しても、相手がどう感じるかを想像しながら行動することで、信頼関係を築ける薬剤師でありたい思います。どんなときも感謝と成長の気持ちを忘れずに、チームの一員として支え合いながら成長していきたいです。
※ 記載内容は2025年11月時点のものです

