意思決定の質と速度を高める。企業の成長を支える経営管理コンサルティング
ERP(統合基幹業務システム)をはじめとした基幹業務領域の変革から経営管理領域における意思決定高度化まで、企業変革を多面的に支援し、企業経営において重要性の高い「事業運営の基盤」と「経営判断の中枢」の二領域に対する変革支援を担っているEnterprise Transformation事業本部。
その中で今井が部長を務める経営管理コンサルティング事業部は、「クライアントの意思決定の質とスピードを向上させ、企業の成長に貢献すること」をミッションに掲げています。
「未来の業績を予測し、目標達成のための次の一手を打つには、現場から将来の見通しに関する情報を収集し、分析する必要があります。しかし、多くの企業ではその情報収集がExcelを使った人海戦術、いわゆる“バケツリレー”状態になっているのが実情です」
各部門がそれぞれExcelで作成した予算や見通しのデータを、事業部の担当者が手作業で集計し、さらにそれを経営管理部門が全社分取りまとめて加工する。その過程では膨大な時間がかかるだけでなく、人的ミスも発生しやすくなります。そのミス1つで、集計に携わった担当者の努力が水の泡になることも少なくありません。
今井たちが今向き合っているのは、こうした業務をデジタル化すること。情報入力から経営層の意思決定までを一貫してリアルタイムに接続する経営管理基盤の構築支援を行っています。これにより、担当部門の作業負荷は大きく軽減され、経営管理部門はより付加価値の高い分析・戦略立案に注力できるようになります。
「この組織において私自身は部長という立場です。今は新たな経営管理サービスの企画開発、プロジェクト品質の標準化・効率化、社内外に向けたブランディング戦略の推進、さらには他事業本部とのシナジー創出や、パートナーとなるベンダーとの協業体制の構築まで、さまざまな業務があります。事業の成長を牽引するため、多角的な視点から組織づくりを進めています」
2025年に新設された経営管理コンサルティング事業部は、7〜8年前から提供してきた経営管理サービスが顧客から安定的な評価を獲得したことを背景に、専門人材の計画的な採用と育成、小回りの利く組織運営を可能にするために誕生しました。
「事業部には、新卒・中途含めて現在7名のメンバーが所属しています。3〜4カ月の短期プロジェクトから、3年以上にわたる長期的な伴走支援まで、多様なプロジェクトを推進しています。年次に関係なく意見を交わし、自律的に仕事に取り組む文化が根付いており、少数精鋭のチームとして、着実に事業成長を進めています」
自分の意思を仕事に宿す。職業人として、マネジメントとして大切にする価値観
今井は、Webシステムの開発エンジニアを起点に、ベンチャー企業の経営メンバー、事業会社におけるシステム企画やマーケティングなど、事業とITの両面にまたがる経験を積んできました。多彩な経験を擁する今井がエル・ティー・エスへの入社を決めた理由は大きく二つあります。
「一つは、面接での対話が非常に印象的だったことです。単なる経歴の確認ではなく、『あなたならどのような活躍ができるか』『どのような成長の可能性が拓けるか』という未来の話に重点が置かれていました。私のこれまでを尊重した上で、これからを共に描こうとするスタンスに強い誠実さを感じました。
もう一つは、キャリアに向き合う会社の姿勢です。多くの企業は役割が厳格に定義され、それが時に個人の挑戦領域を狭めることもあります。
一方、エル・ティー・エスには『個人の志向を起点に、どのように提供価値を拡張していくか』を共に考える文化があります。単に仕事を割り当てるのではなく、個の専門性と可能性を継続的に育てていく組織である点に魅力を感じました」
2022年の入社以降、今井は経営管理領域のコンサルタントとして、企業の意思決定を支える仕組みづくりを推進してきました。顧客の経営課題と向き合いながら、組織がよりよい判断を行うための基盤を構築していく中で、日々の仕事において大切にしている姿勢があります。
「まずは『自ら意思を持って働く姿勢』です。主体的に仮説を立てて取り組めば、たとえ失敗しても次につながる学びがあります。次に『理想を現実に落とし込むこと』。高い理想を掲げるだけでなく、その実現に必要な地道なプロセスにも責任を持って向き合うことを重視しています。
そして『関わる人と価値をともにつくる姿勢』です。プロジェクトは、顧客と社内の仲間が連続的に価値を紡いでいく協働の営みです。自分だけが良い仕事をすれば良いわけではなく、前後の工程にいる人がスムーズに動ける状態を整えることもまた、プロフェッショナルとしての重要な役割だと考えています」
また、マネージャーとして、メンバーの成長にも力を注いでいます。
「個人の志向と、組織として果たすべき役割。その両方を視野に入れながら、任せる業務や機会を設計しています。仕事を通じて専門性と視座を広げていけるようにすることが、管理職の重要な役割だと考えています」
成長意欲あるメンバーを支援するために。急成長を支えるマネジメントの神髄
マネージャーとしてメンバーの成長を支援する中で、今井は確かな成果を実感しています。印象に残っているのは、ある若手メンバーの着実なステップアップです。
「新卒入社4年目のメンバーが先日シニアコンサルタントに昇格したことはとても嬉しかったですね。本人の高い成長意欲と努力があってのことですが、その想いに応えるために、成長の度合いを見ながら少しずつハードルを上げ、適切なフィードバックを続けるというプロセスを意識していました」
メンバーが力を発揮できる環境をつくるにあたり、今井は2つの点を重視しています。ひとつは、習熟度に応じた役割設計です。
「初期段階では具体的なタスクを渡し、実行経験を積んでもらいます。その後、段階的に抽象度の高いテーマを任せることで、本人が自ら考える余地を広げていくように接しています」
もうひとつは、コミュニケーションにおける「問いの立て方」です。
「たとえば、顧客から『壁に穴を開けてほしい』と依頼されたとします。多くの人は条件や手段を確認しますが、私はまず『なぜその穴が必要なのか』という目的を問うことをメンバーに促します。もし目的が『コート掛けの設置』であれば、穴を開けなくても実現できる解決策があるかもしれません。提示された手段にそのまま乗らず、背景にある意図や得たい価値を理解することで、より適切な提案が可能になります。
目的から思考することで、顧客の業務や価値観への理解は深まります。たとえ結果として同じ施策を選択したとしても、その過程で築かれる信頼が次につながります。そうして一歩ずつ、より次元の高い価値提供ができるプロフェッショナルへと成長していってほしいのです」
デジタル化を進めた先で、意思決定を支援したい。クライアントへ提供したい価値
メンバーの成長に寄り添いながら、クライアントの課題解決に向き合い続ける今井。その視線は、デジタル化支援の先にある「経営の質の向上」へと向けられています。
「直近では、デジタル化支援のサービス基盤をより強固にしていきたいと考えています。その上で、デジタル化によって生まれた時間や余力を活かし、経営管理や意思決定の質そのものを高める支援へと踏み込んでいきたいと考えています」
その挑戦を共に進める仲間に求めるのは、スキルよりも「姿勢」だと今井は語ります。
「自己投資を惜しまず、学び続ける意欲を持つ方には、十分に活躍のチャンスがあります。また、クライアントや仲間と協働しながら価値を生み出していく姿勢を大切にできる方であれば、この環境で確かな成長実感を得られるはずです」
最後に、これから仲間となる方へ向けて今井はメッセージを送ります。
「クライアントがまだ気づいていない課題や可能性を捉え、共に解決に向けて歩みを進める。その過程で生まれる変化を喜びとして感じられる方と、ぜひ一緒に取り組みたいと考えています。クライアントの発展と自らの成長を重ねられる未来を、共に描いていきましょう」
クライアント、そしてメンバー一人ひとりに向き合いながら、新たな価値の創出に挑み続ける。その歩みはこれからも続きます。
※ 記載内容は2025年10月時点のものです

