「お客さまが話す時間を作る」凡事徹底で信頼をつかむ渉外の仕事
私は現在、柏エリアの支店で渉外 (金融機関において、外部のお客さまを訪問して営業活動を行う部門)として勤務しています。渉外のミッションは多岐にわたっており、預金の獲得や融資提案による資金繰り支援をはじめ、お客さまの本業を支援するコンサルティング、企業同士をつなぐビジネスマッチング、そして経営者の代替わりを支援する事業承継の提案などが挙げられます。
その中で私が主に担当しているのは、法人のお客さまと、不動産賃貸業を営む個人事業主のお客さまです。法人のお客さまに対しては、事務所を直接訪問し、資金繰り支援のための融資提案や、事業承継の相談、ビジネスマッチングの提案を中心に行っています。一方、不動産賃貸業を営む個人事業主のお客さまには、所有する土地の有効活用の方法や、保有資産の入替えといった提案を行っています。同じ渉外業務でも、お客さまの業種や状況によってアプローチの内容はまったく異なりますので、それぞれのお客さまの実態をしっかりと把握することが欠かせません。
また、チームの中では新規事業先の開拓を担当する役割も担っており、開拓計画の策定やメンバー間でのナレッジ共有、実績管理なども行っています。新規のお客さまにアプローチする際は、電話でアポイントを取った上で訪問するケースもあれば、直接事務所に訪問するケースもあります。いずれの場合も、いかに相手の方に関心を持っていただけるかが重要で、事前準備の質が成否を大きく左右すると感じています。
仕事をする上で私がもっとも大切にしているのは、「お客さま第一」という考え方です。お客さまが抱えている課題やニーズを正確に把握し、その方にとって本当に最適なソリューションを提供することを常に意識しています。そのために日々心がけているのが、対話の場でお客さまが話す時間をできるだけ多く確保することです。私が一方的に話すのではなく、お客さま自身が自分の言葉で課題や思いを語ってくださる状況をつくるために、訪問前の事前準備には特に力を入れています。どのような質問であれば本音を引き出せるか、どういった情報を持参すれば会話が深まるかを事前に検討し、準備してから臨むようにしています。
※私たちが大切にする価値観:https://www.keiyobank.co.jp/aboutus/vision/#link03
そして、お客さまとの信頼関係を築く上でとくに意識しているのが「凡事徹底」という姿勢です。当たり前のことを当たり前にやり続けること——約束を守る、連絡をこまめに入れる、些細な疑問にも丁寧に応える——こうした基本的な積み重ねこそが、長期的な信頼につながると信じています。大きな提案や成果も、こうした日々の小さな行動の積み重ねの上にあると感じています。お客さまからニーズに沿った提案を実行できたとき、「ありがとう」という言葉をいただける瞬間が、この仕事で何よりのやりがいです。
金融業界でのキャリアと、異なる企業風土に飛び込んだ転職の決断
前職でも金融機関に勤務しており、法人への融資提案を通じた資金繰り支援や、企業同士をつなぐビジネスマッチング、個人のお客さま向けの住宅ローン相談など、幅広い業務を担当していました。金融という領域でお客さまの課題に向き合ってきた経験は、私のキャリアの根幹をなすものだと感じています。
そのなかでも特に印象に残っているのが、新規事業先の開拓を専門で担当していた時期のことです。既存のお客さまと異なり、まだ接点のない企業へアプローチするのは簡単ではありませんでした。電話でのアポイント取得はなかなかつながらないことも多く、直接訪問しても門前払いになることも少なくありませんでした。それでも諦めず、電話と訪問を地道に繰り返し続けたことで、少しずつアポイントが取れるようになり、面談の機会も増えていきました。この経験を通じて、「継続することの重要性」を体で覚えることができました。結果が出ない時期にも活動を止めずにいたことが、のちの自信につながったと思います。
転職のきっかけは、60歳を節目と捉え、節目までの20年は金融業界に身を置きながらも異なる企業風土や職場環境を経験し、提案力を一層高め、さらなる成長につなげたいという思いでした。 一つの会社の中だけでキャリアを積み重ねることも大切ですが、異なる価値観や文化の中に飛び込むことで、視野が広がり、お客さまへの提案力も高まると考えたのです。
転職先は金融業界で検討していました。そのなかで京葉銀行を選んだのは、千葉県を中心に地域に根ざした地方銀行として、中小企業のお客さまに対して資金繰りの提案や経営課題の解決に向けた営業活動ができると感じたからです。地域のお客さまと深く向き合える環境に魅力を感じました。
転職活動中に京葉銀行の行員の方と実際にやり取りをする中で、電話やメールでの連絡の丁寧さ、直接お会いした際の誠実な対応から、この銀行の行風をリアルに感じ取ることができました。説明や採用情報だけでは伝わらない「人」の雰囲気が、入行を決める大きな後押しになりました。
一方で、転職を決断するときには不安もありました。前職で時間をかけて築いてきたお客さまや同僚との人間関係がリセットされ、新たな環境でゼロから関係を作り直さなければならないという緊張感です。それでも、新しい場所で挑戦することへの期待が、その不安を上回っていました。
「とりあえず提案してみよう」先入観を捨てて気づいた、根気強さの大切さ
入行後、業務そのものに大きなギャップを感じることはありませんでした。前職の延長線上で取り組める部分が多い一方で、京葉銀行のプロパー行員にとっては「当たり前」の進め方や行内のルール・書式など、京葉銀行ならではの作法に慣れるまでには少し時間を要しました。たとえば、貸出業務における運転資金の算定や、審査で用いる書類の集め方・見方といった“行内のルール”の解釈です。そこで、マニュアルの読み込みや研修で土台を固めつつ、上司・先輩の同行や案件の振り返り、書類チェックといった丁寧なサポート、そして部署全体の相談しやすい雰囲気に支えられながらキャッチアップしていきました。自己研鑽と周囲のサポートの相乗効果で、現在は自立して迅速に対応できるようになっています。
京葉銀行に入ってから、これまでの考え方を一歩進める大きな気づきを得ました。ある法人のお客さまを前に「融資ニーズはないだろう」と早合点して提案を見送ったところ、後に他行の提案で借入に至っていたと知り、私の先入観がお客さまの選択肢を狭めていたと痛感しました。たとえ自分には不要に見えても、潜在ニーズやタイミング次第で新たな取引が生まれると強く実感しました。お客さま第一の観点では、選択肢を提示すること自体に価値があると捉え、これを機に「まずは提案してみよう」と発想を改めました。こうした新しい気づきを得られたのは、京葉銀行の環境があったからで、初任地の挑戦を歓迎する風土と、渉外業務に前向きな上司・同僚の後押しに支えられたからです。迷ったらまず動く、チャレンジを前提に考えるスタンスへ自然とシフトできました。
そうした気づきを行動に落とし込めた具体的な事例としては、 融資ニーズは薄いと考えていた法人のお客さまに対し、事業承継(会社のオーナーが後継者に事業を引き継ぐこと)について丁寧にヒアリングを行い、決算書をお預かりして具体的な提案につなげた事例です。その結果、「事業承継について、こんなに具体的な提案を聞いたのは初めてだ」というお言葉をいただき、新たにお取引をスタートしていただくことができました。まずは提案してみようと前向きに考え、提案を諦めずに根気強く続けることの大切さを改めて実感した出来事です。
また、前職で培った財務分析や融資提案の経験は、京葉銀行でも様々な場面で確実に力を発揮しています。お預かりした決算書のポイントをその場で読み解きながら会話を進められるのは、前職で身につけた分析力があるからこそです。融資提案においても前職と遜色なく取り組めていると感じており、これまでのキャリアが現在の仕事に自然につながっていることを日々実感しています。
「金融を通じてお客さまの役に立つ」という気概を持つ人へ
今後の目標についてですが、短期的には、中小企業が抱える大きな課題のひとつである事業承継に注力していきたいと考えています。経営者の高齢化が進む中、事業承継について悩みを抱えている取引先はとても多い状況です。そうした経営者の方々に対して、課題解決に向けた具体的な提案ができる担当者でありたいと思っています。
ありがたいことに、京葉銀行には課題解決に向けたソリューションメニュー(融資・保険・M&Aの仲介など)は一通り揃っていますし、チームワークを発揮しながら業務に取り組む文化が根付いています。お客さまと金融に関することであれば何でも相談いただけるような関係を日頃から構築しながら、難しい案件にも積極的に挑戦していくことが、私自身の成長にもつながると信じています。
中長期的な目標としては、渉外担当としてのプレイングマネージャーや、営業店をリードする立場で働きたいと考えています。そのために今必要だと感じているのが、金融知識のさらなる向上と、幅広い業務知識の習得です。現場での経験を積み重ねながら、お客さまの課題解決とCS(顧客満足度)の向上につながる仕事を実現していきたいと思っています。
入行を検討している方に伝えたいのは、京葉銀行は「個人のやりたい仕事を裁量をもって任せてもらえる環境」だということ。温かみのある行員が多く、職場の雰囲気も良好です。有給休暇も取得しやすいため、ワークライフバランスを保ちながら働けることも魅力のひとつだと感じています。
金融を通じてお客さまの役に立ちたいという気概を持ち、「お客さま第一」を大切にしたい方に、ぜひ一緒に働いてほしいです。提案の手段はすでに揃っています。あとは、それをどれだけ積極的にお客さまのために使っていけるか。その気持ちを持っている方を、心からお待ちしています。

