野球とデータがつないだ、キャリアの原点
子どもの頃の私は、外で遊ぶことが多く、どちらかというと活発な性格でした。放課後は友人と集まって遊び、アクティブな学生生活を送っていたと思います。
特に夢中になっていたのが野球です。観戦するのも好きでしたが、放課後に友人と公園へ集まり、部活動のような正式な形ではなく、気軽に野球を楽しんでいました。ただ遊ぶだけでなく、「成績や結果をデータとして記録し、集計してみたら面白いのではないか」と考え、実際に試してみたのが大きな転機でした。そこからデータを分析する面白さに気づき、この経験が現在の職種選びにつながっています。小学生時代の何気ない遊びが、後のキャリアに大きな影響を与えることになりました。
こうした原体験を背景に、大学では情報学部への進学を選びました。その後、経済分野も扱う情報系の研究室に所属し、データ分析や統計学、経済学を学びながら大学院まで進学しました。研究テーマは教育分野で、事前に公表される進路希望調査の結果が、入試倍率にどのような影響を与えるのかを分析していました。データサイエンスが将来の仕事に直結していると感じる一方、実はその関心の原点は、大学ではなく、小学生時代に野球のデータを集めていた経験にあるのだと改めて実感しています。
大学入学のタイミングでは新型コロナウイルスの影響があり、新入生歓迎会やサークル活動に参加する機会がありませんでした。その分、力を入れたのがアルバイトです。大学時代は塾講師として、1年生の頃から約5~6年にわたり勤務しました。最終的にはリーダー講師を任され、講師陣をまとめる立場も経験しました。人をまとめる難しさや、相手の立場に立って考えることの大切さを学んだこの経験は、学生時代における大きな学びの場だったと感じています。
データサイエンスへの興味と、J:COMとの出会い
就職活動では、企業名よりも「職種」を軸に検討していました。学生時代からデータサイエンスに強い関心があり、データサイエンティストやデータアナリストといった職種を中心に企業を探していたのです。データをもとに課題を解決したり、新しい価値を生み出したりする仕事に、以前から強く魅力を感じていました。
J:COMの存在は、実は幼少期から身近なものでした。父が家庭でケーブルテレビを契約しており、私自身もJ:COMのテレビで野球を観戦していました。そのことをきっかけに野球に興味を持ち、友人ができた経験もあります。振り返ると、私の趣味や人間関係のスタートを支えてくれた存在がJ:COMだったのだと思います。当初は「ケーブルテレビの会社」というイメージが強かったのですが、説明会やオープンカンパニーを通じて、通信事業や電力、配信サービスなど、非常に幅広い事業を展開している会社だと知り、印象が大きく変わりました。
オープンカンパニーではデータサイエンスコースに参加し、J:COMならではの視聴ログデータの分析に取り組みました。分析にはTableau(タブロー)というツールを使用しましたが、当時は初めて触れるツールで、最初は操作方法も分からない状態でした。それでも、少人数制で先輩社員の方が一人ひとりに丁寧に寄り添い、基礎から教えてくださいました。その姿勢を通して、J:COMには「人を大切にする文化」があるのだと強く感じました。
このオープンカンパニーを通じて、二つの大きな学びがありました。一つ目は、自社のデータを活用して新規事業の提案や課題解決に取り組むという、J:COMならではの特徴を実体験として理解できたこと。二つ目は、視聴ログデータの分析を通じて、入社後にどのような業務に携わるのかという具体的なイメージを持てたことです。
J:COMへの入社を決めた理由は、複数あります。まず、幼少期からJ:COMのサービスに触れてきたこと、そして野球をきっかけに自分の興味や人とのつながりが広がったことへの感謝の気持ちがありました。「自分の好きなことや、今の自分につながるきっかけを与えてくれた会社に、少しでも恩返しがしたい」。その想いは、就職先を考える中で大きな原動力になっていました。
さらに、データサイエンス職の在り方にも惹かれました。データサイエンスの仕事には、他社から委託されたデータを分析する形と、自社のデータを活用して自社の事業成長に貢献する形があると思っています。私は後者、自社のデータをもとに、自社の課題解決や新規事業創出に関われる仕事に就きたいと考えていました。データを通じて、お世話になった会社に直接貢献できる。その点こそが、J:COMを選んだ最大の理由です。
基礎を学び、データで貢献する一歩を踏み出す
入社後は、まずビジネス基礎研修からスタートしました。挨拶の仕方や名刺交換といった、社会人としての土台となるビジネスマナーを一つひとつ丁寧に教えていただきました。その後は、DX研修やコミュニティチャンネルに関する研修など、段階的に専門性を高めていく流れで学びを深めています。
ビジネス基礎研修の中でも特に印象に残っているのが、「社会人がビジネスの場でスキルをどのように発揮すべきか」というテーマで行われた研修です。最初は明確な答えが思い浮かびませんでしたが、研修を通じて、常に目的意識を持って行動することの重要性を学びました。これは、今後どの仕事に取り組む上でも意識し続けたいポイントだと感じています。
学生時代と比べると、名刺交換などのビジネスマナーは、これまで経験する機会がほとんどなかった分、最初は緊張する場面もありました。研修ではそうした基礎を一から丁寧に教えていただき、さらに実践の場も用意してもらえたことで、社会人としてのスタートを安心して切ることができたと感じています。
配属先は、DXデザイン本部のデータビジネス企画部です。ここでは、データ分析を活用した新規事業の提案や社内の課題解決、そして社内DXの推進をミッションとしています。データという強みを活かしながら、会社のさまざまな領域で貢献できる環境だと感じています。
J:COMの魅力は、ケーブルテレビにとどまらず、非常に多様な事業を展開している点だと思います。放送、通信、電力、配信など幅広い領域があるからこそ、それぞれに対してデータ分析を通じて関われる可能性があります。一つの業界や分野に限定されず、自社内でさまざまなビジネスにアプローチできる環境は、データを専門とする立場として非常に魅力的です。この恵まれた環境の中で、自分自身も大きく成長していけるのではないかと感じています。
また、同期との関係もとても良好です。入社前から同じ所属になる同期と交流できる機会を設けていただいており、入社前から自然と距離が縮まっていました。入社後も、最初の金曜日に同期で食事に行くなど、良い関係性を築けていると感じています。同じタイミングで社会人としての一歩を踏み出した仲間がいることは、日々の仕事に取り組む上でとても心強い存在です。
データで価値を生み出せる人財を目指して
今後の短期的な目標としては、できるだけ早くデータ分析を活用した実務への理解を深めていきたいと考えています。現在は研修期間中で、まだ本格的な分析業務には携われていませんが、早く現場に入り、データを通じてチームに貢献できる存在になることを目指しています。そのためにも、日々の研修一つひとつを大切にし、実務につながる知識や視点を着実に身につけていきたいです。
中長期的な目標としては、チームを牽引できるリーダーとして成長することを掲げています。学生時代やアルバイトでは、リーダー的な役割を任される機会が多くありました。そうした経験で培った姿勢や考え方を活かしながら、将来的にはメンバーをまとめ、チームとして成果を最大化できる存在になりたいと考えています。
これからデータサイエンス分野で入社を考えている方へお伝えしたいのは、「技術力と同じくらい、コミュニケーション力が大切だ」ということです。もちろん、データ分析やAIの知識は重要ですが、J:COMは多様な事業を展開している会社だからこそ、さまざまな部署や立場の方とやり取りをする場面が数多くあります。分析結果を分かりやすく伝え、周囲を巻き込みながら物事を進めていく力が、データサイエンスの仕事では欠かせないと感じています。
J:COMについて、「ケーブルテレビの会社」というイメージを持たれる方もいるかもしれません。確かにテレビ事業は一つの柱ですが、実際には通信サービスや配信サービスなど、幅広い事業を手がけています。そうした多様な事業があるからこそ、データを活用できる場面は非常に多く、将来性のある企業だと感じています。
また、事業や職種が多様である分、職種間の連携が重要になる会社でもあります。技術力を活かすためには、一人で完結するのではなく、周囲と協力しながら進めていく姿勢が欠かせません。私自身も、そうした環境の中で多くを学びながら、データを通じて会社全体に価値を提供できる人材へと成長していきたいと考えています。

