学生時代の経験とネットワークへの思いが導いた通信業界への道
学生時代を振り返ると、私の生活の中心にあったのは陸上競技部での活動でした。高専在学中の5年間は 短距離走を主戦場として日々練習に取り組んでいました。最初の頃は思うような結果が出ず、悔しい思いをすることも多かったのですが、自己記録更新を目指し努力を続けた経験は、自身の継続力・挑戦心を成長させた財産となりました。
日々の練習は決して楽なものではありませんでした。より効率的に成果を求めるため、時間の長さではなく、内容の濃さにこだわりました。1回の練習を短時間に設定し、その日に決めたメニューは確実にこなすことで、密度の濃い練習を心がけたのです。この取り組みが功を奏し、高専在学中の5年間でタイム大きく更新することができました。この経験から、成長した実感を強く感じました。
一方で、学業面では子どもの頃からの興味がきっかけでネットワークを専攻していました。小さい頃からオンラインゲームをするのが好きで、そこからネットワークの仕組みに興味を持つようになったと思います。勉強を進めるうちに、ITインフラ業界で働きたいという思いが強くなり、将来の進路として通信業界を意識するようになりました。
就職活動を始める際には、自身の専攻がネットワークだったこともあり、通信業界に的を絞って企業探しを行いました。ただ、同じ通信業界の中でも、幅広いサービスを展開している会社の方が多様な経験を積めると考え、その条件に合致する企業を中心に検討していました。初めは不安な気持ちが強く、就職活動に対する心配もありましたが、同じ道を目指す友人たちと支え合いながら活動を進めることで、なんとか乗り切ることができました。
通信業界に絞って活動する中で驚いたのは、自分が知らない会社が何十社とあることでした。この発見から、通信業界全体が大きく盛り上がっていることを実感し、この分野で働くことへの期待がさらに高まりました。
半年間の研修期間中に得た学び
入社後の研修は半年間という長期にわたって設計されており、段階的に会社の理解を深められる構成になっていました。最初の2週間は本社でのビジネスマナー研修から始まり、社会人としての基礎をしっかりと身につけることができました。その後さらに2週間で各エリアに分かれ、引き続きビジネスマナーの研修を受けながら、各拠点を実際に訪問する機会もありました。この時期に会社の規模感や組織の広がりを肌で感じることができたのは、とても貴重な経験でした。
自身の所属拠点での研修では、各部署を1週間程度で回り、仮配属という形で実際の業務を体験しました。特にサービスエンジニアとしてお客さま宅に訪問し、実際に機器の取り付けを体験できたのは、社会人となったことを強く実感する機会にもなりました。その後、技術部門全体で各部署での研修を経て、埼玉・東日本技術センターに本配属となりました。この一連の研修期間の中で、印象に残っているのはヘッドエンド設備の見学でした。J:COMサービスを提供する上流機器をまとめた施設を実際に見た時の衝撃は強かったです。多種多様な機械や装置が設置されており、それが全国に何拠点もあるということを聞いた瞬間、会社の規模感の大きさに圧倒されました。
研修後は埼玉東日本技術センターの引宅グループに配属となり、現在まで4年間同じ部署に勤務しています。主な業務は、サービスエンジニアの管理や、社内の営業やカスタマーセンターに技術的な指示を出すサポートデスク的な役割です。その他にも工事に対しての清算業務や、お客さま満足度を向上させるような取り組みも行っています。
実際に働き始めてから感じたギャップもありました。技術職ということもあり、入社前は淡々と仕事を進める人が多いという印象を持っていました。しかし、実際の職場環境はまったく違っていました。自身の所属する部署はチーム間の会話や連携が活発にされており、思っていた技術職の暗いイメージが一新されました。また、社内にはスポーツチームがいくつかあり、自身もフットサルのチームに参加し、部署間の関係なく幅広いコミュニティーを構築することができます。コミュニケーションを重視する職場文化があることを知り、安心して働ける環境だと感じることができました。
お客さま満足度向上への挑戦と技術的知識の習得による成長
現在私は引宅グループに所属し、技術に関してのヘルプデスク的な業務と、お客さま宅に訪問する作業員の対応品質向上に取り組んでいます。具体的な業務内容は、社内の営業やカスタマーセンター(コールセンター)から受けた質問に技術的な観点から回答すること、宅内作業の内容を精査してさらなる対応品質向上の可能性を分析すること、そして工事を発注している協力会社との各種調整などです。このミッションの根幹にあるのは、お客さま満足度の向上という明確な目標です。
印象に残っている成功体験として、お客さま満足度を示すNPSの向上に取り組んだ際の出来事があります。自身が担当する数値が伸び悩んでいた時期があり、その原因を探るため担当者と話をして試行錯誤を重ねました。改善策として実施したのは、お客さまと作業員のコミュニケーションの見直しでした。私自身がお客さまの立場に立って考え、もし自分がお客さまだったらして欲しい話し方、清潔感を重視してほしいことなど、具体的な要望をサービスエンジニアに伝えて実行してもらいました。この取り組みの結果、担当数値を大きく向上させることに成功しました。成功の要因は、自身がお客さまの立場に立って考えることでした。
一方で、この部署に配属された当初は多くの困難に直面しました。電話対応が多い部署という特性上、相手が使う言葉や単語が理解できないことが頻繁にありました。特に人によっては専門用語を多用して話す方も多く、知識力の差という面で大変苦労しました。この課題を克服するため、わからないことはすぐに周囲に確認し、聞いたことは必ずメモを取って忘れないようにすることを徹底しました。初めは地道なことの積み重ねでしたが、徐々に知識を吸収し、関係者とのスムーズなコミュニケーションが可能になりました。
学生時代と比較して、仕事に対する考え方は大きく変化しました。仕事に行くことを意欲的に捉えていなかった時期もありましたが、今では仕事に対する責任感が芽生えたことで、そのような考えは完全になくなりました。仕事で得た達成感も自信を大きく成長させたことは貴重な経験でした。技術センターでの4年間の経験を通じて、専門知識の習得はもちろん、お客さま満足度向上という明確な目標に向かって取り組む中で、人として、そして技術者として大きく成長することができたと感じています。
幅広い挑戦を続けていきたい、未来への想い
現在私が最も力を注いでいるのは、お客さま満足度向上の取り組みで結果を残すことです。これは短期的な目標として設定していますが、単なる数値の改善だけでなく、お客さまとの接点から得られる貴重な声を技術改善に活かしていくことを重視しています。お客さま満足度の向上は、技術センターで培ってきた経験の集大成でもあり、ここで成果を出すことが次のステップへの基盤になると考えています。
中長期的には、技術戦略を考えるような部署への異動を考えています。技術センターで4年間積み重ねてきた多様な経験と知識を、より上からの視点で活用したいという想いが日々強くなっています。現在担当しているような個別の案件対応から一歩進んで、技術部門全体の方向性を考え、リードしていく役割を担っていくことが目標です。これまでの現場での経験があるからこそ、実情を踏まえた戦略立案ができると自負しています。
J:COMの最大の魅力は、多種多様なサービス展開によって、幅広い業務経験を積める機会があることです。実際に、営業職から技術職へ異動した事例もあり、キャリアの途中でまったく異なる分野に興味を持った場合でも、挑戦できる環境が整っています。これは、他社ではなかなか得られない貴重な特徴だと考えています。
技術職ではデータ分析やExcel、PowerPointを活用する場面が多いため、PCスキルが高い方が望ましいです。しかし、何より重要なのは「やる気」と「好奇心」です。基本的なスキルは入社後に必ず習得できますので、それよりも「どの分野の知見を深めたいか」という明確な考えを持っていることが大切です。
最後に、採用候補者の皆さまにお伝えしたいのは、J:COMは本当に多様な可能性に満ちた会社だということです。人生という長い視点で見ても、一つの会社で幅広いキャリアを描けるこの環境は非常に稀有です。一つの専門分野を深く極めることも素晴らしいですが、J:COMの特性を最大限に活かすなら、さまざまな領域に興味を持ち、挑戦し続ける姿勢を持った方と働きたいと思います。 皆さまの好奇心と成長意欲を、ぜひJ:COMで発揮してください。きっと想像以上の経験と成長を得られるはずです。
