学習塾講師が選んだ営業職という道
大学では政治学を専攻し、社会統計学や心理学も学んでいましたが、最も時間とエネルギーを注いだのは塾講師のアルバイトでした。子どもの頃から、人に勉強を教えたり、授業で発言することが好きで、自分のアドバイスで誰かの疑問や悩みが解決し、笑顔になってもらえることに大きな喜びを感じていました。そのため、大学生になってアルバイトを選ぶ際、塾講師以外の選択肢はほとんどありませんでした。
塾講師として働く中で、個性豊かな生徒たちと関わることで、教育の奥深さに魅了されていきました。特に力を入れたのは、生徒が「塾に行きたい」と思える環境づくりです。心理学の知識を活かし、生徒の性格や考え方を分析し、タイプに応じてコミュニケーションを工夫しました。 例えば、自己肯定感が低い生徒には小問集合を多く扱い、成功体験を積ませる工夫を。一方、好奇心旺盛で飽きっぽい生徒には、短時間で達成できる目標を設定し、集中力を維持できるようにしました。こうした取り組みで、生徒や保護者、スタッフから信頼を得ることができ、難関校合格や志望校合格の実績を積み重ねました。
就職活動では業界に強いこだわりはありませんでしたが、当時のコロナ禍で通信環境への関心が高まっていたことから、自然と通信系企業に多くエントリーしました。教育業界も選択肢にありましたが、振り返ると、これまでの人生で関わりの深かった企業に応募していたように思います。
職種を絞っていなかった中で、進路を決定づけたのは次の2つの言葉でした。「どのような道に進んでも営業スキルは必ず活きる」「成功している経営者は営業のスペシャリストであり、多くが営業をファーストキャリアに選んでいる」。この言葉を信じ、私は営業職を選び、J:COMでキャリアをスタートさせました。
営業職としてのキャリアのはじまり
入社後は、本社で実施された2週間の集合研修から社会人生活が始まりました。ビジネスマナーやコミュニケーションに関する講義に加え、チームビルディングのためのフィールドワークも経験。さらに、営業職として必要なJ:COMの各種サービスに関する商品研修や営業トークの習得など、充実した研修を通じて営業活動への準備を整えることができました。
研修後は埼玉県の拠点に配属され、お客さまサービス推進部で既加入者へのサポート対応を担当。顧客の現状を把握し、ニーズを見極めながら提案を進めることで、営業の基礎を築きました。 その後、営業部に異動し、戸建住宅向けのアップセル営業や新規営業を経験。特に新規営業では、住宅街を回りアポイントを取得するところから始める必要があり、既加入者との対応とは異なる難しさに直面しました。信頼を得るためのコミュニケーション力や、サービスの魅力を伝えるプレゼン力を磨くことができたのは、この時期の大きな学びでした。
次のステップとして、集合住宅へのサービス導入提案を行うBtoB営業に挑戦。オーナーに対し、テレビやインターネットサービスの導入による入居者満足度向上を提案しました。さらに、防犯カメラの導入提案にも注力。法人向け営業や高単価商品の提案では、費用対効果を理解してもらうための説明力が求められ、約2年間で貴重な経験を積むことができました。
営業職と聞くと、個人が数字と向き合うドライな環境を想像していましたが、実際の職場はチームで目標に向かう和気あいあいとした雰囲気でした。社員同士の距離も近く、想像以上に居心地の良い環境で働けたことは大きな驚きでした。
こうした環境の中で、BtoCからBtoBへと営業スタイルを変化させながらキャリアを積み重ね、日々新たな学びを得ています。営業という仕事を通じて、自分自身の成長と存在価値を探求し続けています。
未開のフィールドを切り拓くチャレンジ
現在、私は本社営業推進部のプロジェクト推進チームに所属しています。チームのミッションは、新規事業や新しいビジネススキームを推進し、営業実績の最大化を図ることです。私は主に、新規開拓エリアでの営業活動開始に向けたトライアルやマーケット調査、稼働開始後のトレーニングや営業同行を担当しています。
チームではトレーナーの一員として、営業実績を高めるためのトレーニングや営業同行を行うほか、各種プロジェクトに関する資料作成も担っています。新しい取り組みが次々と生まれる環境で、毎日が挑戦と学びの連続です。
異動後すぐに担当した新規開拓エリアの業務は、特に印象に残っています。1週間現場に赴き、マーケット調査と営業活動のトライアルを実施しました。初めは慣れない業務に戸惑い、思うように進まないこともありました。しかし、経験を重ねる中で、事前準備の重要性を再認識。地域特性や人口分布などの情報を事前に把握したうえで現場に臨むことで、精緻な分析が可能になり、エリアに対する考察を深めることができました。この経験を通じて、準備の大切さとデータ分析の重要性を身をもって学びました。
一方で、苦労した経験もあります。営業未経験のエリアでマーケット調査を行い、その結果を報告書にまとめる業務では、言葉選びに悩みました。データ分析はできても、それを分かりやすく伝えるスキルが不足していたのです。この経験は、技術だけでなくコミュニケーション能力の重要性を痛感させるものでした。
こうした経験を通じて、学生時代と比べて大きく成長したと感じています。特に、複数のタスクを同時並行でこなす力が身につきました。営業推進部では複数のプロジェクトが同時進行し、それぞれ異なる期限や優先順位があります。この環境で働く中で、自然とマルチタスク能力が養われました。 さらに、他人のアドバイスを取り入れ、業務を改善する柔軟性も身につきました。以前は自分のやり方に固執しがちでしたが、今では先輩や同僚の助言を素直に受け入れ、業務の質を高めることができています。この変化は、チーム全体のパフォーマンス向上にもつながっていると感じています。
営業職として歩んだ道の先に描くストーリー
現在の私には明確な短期目標があります。それは、自ら研修を実施し、社内教育に携わることです。これまで営業現場で培ってきた経験やスキルを、後進の育成という形で活かしたいと考えています。現時点では研修を担当した経験がないため、この挑戦は私にとって新たなステップです。自分の言動が業務の発展や改善に直接貢献できる研修を実現し、これまでとは異なる角度から会社に価値を提供していきたいと思っています。
中長期的には、組織の舵取りができる求心力を持った人財になることを目指しています。BtoC、BtoB、営業推進部での幅広い営業経験に加え、教育・人財育成・マネジメントのスキルを習得し、より大きな責任を担える立場へ成長したいと考えています。単に営業成績を上げるだけでなく、チームや組織全体を牽引できるリーダーシップを発揮することが私の目標です。
J:COMの最大の魅力は、関わる人たちの温かさです。幅広い年代の社員が在籍し、個性豊かなメンバーとユーモア溢れる明るい雰囲気の中で仕事ができます。立場を問わず気さくに話しかけてくれる上司も多く、組織全体の結束力を日々感じています。さらに、J:COMには個性を尊重し、多様な価値観を受け入れる文化が根付いています。社員一人ひとりの意見や志がしっかりと受け止められ、挑戦できる体制が整っているのです。
この環境で活躍できるのは、信念を持ち、現状に満足せず挑戦し続ける人です。変化に敏感で、迅速に適応できる柔軟性も重要です。特に、新しいことへの挑戦欲を持ち、自分が新しい時代や文化の担い手になりたいと考える向上心の強い人にジョインしてほしいと思います。自分自身の唯一無二の価値を見出し、立ち位置を勝ち取れる人にとって、J:COMは大きな成長の場になると確信しています。
