世界を視野に、実際のシステム構築まで携われる魅力。創業者の言葉に共感して入社
私が就職活動をしていたのは2003年、今から20年以上前のことです。当時は大学院で無機化学の研究に取り組んでいました。研究室ではヒューレット・パッカード(現HPE)のサーバーを使用していたこともあり、馴染みのある会社でした。企業のことを知るきっかけとしては、研究活動を通じた身近な接点があったのです。
入社を決めた理由は大きく三つあります。まず一つ目は、グローバルカンパニーであり、世界を視野に入れた活躍ができそうだと感じたことです。当時から国際的な環境で働くことに興味があり、HPEならその可能性が広がると考えました。
二つ目は、創業者の言葉に強く共感したことです。「どんな人でも、立派な仕事、創造的な仕事をしたいと望んでおり、適切な環境があれば、必ずそうするものだ」というメッセージを知ったとき、この会社なら自分も創造的な仕事に挑戦できる環境があるのではないかと感じました。人の可能性を信じ、それを引き出す環境を大切にする企業文化に魅力を感じたのです。
そして三つ目は、プロダクトを持っている企業ならではの強みです。コンサルティングファームとは異なり、提言だけで終わらず、実際のシステム構築まで実施できる点に大きな魅力を感じました。お客様の課題に対して、提案から実装、そして運用まで一貫して関われることは、仕事のやりがいにも直結すると考えました。理論だけでなく、実際に手を動かして形にできる。それが、私がHPEを選んだ決め手となりました。
現在は、プロフェッショナルサービス統括本部のグローバルデリバリー推進室に所属しています。デリバリー組織において、グローバルな環境での業務を通じグローバル標準のプロセスや期待値を理解する、そして、日本のデリバリービジネスの視点をグローバルに共有する役割を担っていきます。
自己投資と余白のある働き方へ。後進育成と俯瞰した視点を手に入れた転機
入社後は研修を経て、プロジェクトデリバリーの現場で経験を積んできました。プロジェクトデリバリーとは、システムやサービスをお客様に提供するまでの一連のプロセスを遂行する業務のことです。技術的なスキルはもちろん、スケジュール管理やチームマネジメントなど、幅広い能力が求められます。
実際に働き始めてみると、入社前に抱いていたイメージとのギャップはほとんどありませんでした。学生時代に創業者に関する書籍を読んでいたこともあり、企業文化や働き方について理解していたことが大きかったと思います。創業者が掲げた理念を、実際の職場でも感じることができました。
キャリアを重ねる中で、プロジェクトマネージャーという役割を担うようになりました。当初は、なんでも自分で対応しなくてはいけないという意識が強く、自分が対応できる以上のタスクを抱え込んでしまうことがありました。「とても対応できない」という不安を感じながらも、目の前のタスクを着実にこなしていくことで、プロジェクトを計画通りに進めることはできました。しかし、そのためには非常に多くの時間を仕事に費やす必要がありました。まさしく、自分の時間をすべて仕事に注ぎ込むような働き方で、仕事と家庭の時間以外があまりない状況だったのです。
しかし、ここ数年は、後進の育成のためにも、周囲の人に任せることを意識するようになりました。また、自分自身への自己投資のために、業務以外の活動にも目を向けるようにしました。すべての時間を業務に注ぎ込む働き方から、余白を持った働き方にシフトすることで、メンバーからの相談やトラブル対応時においても、俯瞰した視点で的確なアドバイスを行えるようになったと感じています。この変化は、自分自身の成長だけでなく、チーム全体のパフォーマンス向上にもつながったと思います。
多様な学びと人的ネットワーク広がる、英会話コミュニティと女性コミュニティでの活動
私はこれまで築いてきたキャリアを活かしながら、日々新しい挑戦を続けています。業務と並行して、社内コミュニティの活動にも力を入れています。2024年に立ち上げた英会話コミュニティは、私にとって大きなやりがいを感じる活動の一つです。
このコミュニティ立ち上げのきっかけは、HPEが提供している英語学習プログラムで学んだ教材を、社内の英語学習に関心のありそうな方にメールで共有したことでした。すると、過去にグローバルプロジェクトの提案を一緒に担当したチームメンバーから、「社内で英語コミュニティ作っても良いですね!」と連絡をいただきました。その後、その方の知り合いのチームメンバーにも相談し、3人で英会話コミュニティを立ち上げることになったのです。
コミュニティの活動は大きく2つの柱があります。一つ目はレギュラーセッションで、定期的に英語でディスカッションを行っています。各回、ディスカッションテーマを決めて1時間英語で話します。テーマは仕事に関することや英語学習に関すること、習慣化や趣味の話など多岐にわたっています。レギュラーセッションには、スペインやドイツのチームメンバーもリモートで参加したり、HPE Japanで働くフィリピン人、インド人メンバーも参加しており、多国籍、多文化な環境でディスカッションを楽しめています。
二つ目はイベントセッションです。HPE Japanの役員の方を招いて英語がどのようにキャリアに影響したかをお話いただいたり、海外から来日されたリーダーの方とのRound Tableやランチセッションを設けたりしています。普段、直接お話をする機会のない役員の方のお話を間近でうかがえること、質疑応答で直接質問できる点など、非常に貴重な機会となっています。
また、私は社内の女性コミュニティ、Women at Work Japan (WAWJ)にも参加しています。好きな作家の垣谷美雨さんが女性目線で日本社会を描く小説が多く、女性が社会で活躍することについて関心があったのと、2024年に元HPE社員で、現在は一般社団法人 母親アップデートの代表理事を務める鈴木奈津美さんをお招きしたイベントに参加したことがきっかけでした。このコミュニティは「女性を含む多様なチームメンバーが安心して語り合い、学び合うことで、個々の特性を生かして自分らしく働き、会社と地域社会に貢献する」というビジョンのもと、国際女性デーイベントや読書会などを行っています。女性だけではなく、男性も参加できるコミュニティです。
いずれのコミュニティも、通常の業務の傍ら実施するため、時間の調整や対応できるメンバーの協力など大変なことも多くあります。しかし、共通の目標を持ったメンバーと一緒にイベントをつくり上げ、そのイベントを通して自分たちの伝えたいメッセージが一人でも多くの方に届き、そのメッセージにより自身の人生をポジティブに変化できる方が一人でもいるのであれば、大変なイベントも有意義であると思います。
WAWJでは、国際女性デーに合わせたイベントを企画、運営しています。ここ2年間は社外から女性弁護士やNGO団体の理事の方をお招きし、講演していただいています。女性活躍に限った話だけではなく、会社で働くうえでの気づき、社会生活を行う上で役に立つ情報などをうかがうことができ、自分自身の視野が広がるとても良い機会となっています。特に、アンコンシャスバイアス、つまり自分の意識できていないバイアスについて気づきを得ることができました。これは他人を理解する、共感する、思いやることにもつながります。チームで仕事をすることが多い人にはとても良い気付きが得られると考えています。
日本とグローバルをつなぐ役割から、キャリア支援まで。可能性を広げる挑戦
現在、グローバルでの活動に向けて準備を進めています。日本には非常に優秀な社員も多く、新しい技術を積極的に取り入れているので、それをグローバルに向けて情報発信をしていきたいと考えています。また、HPEはグローバル企業であるため、他国でのよい取り組みを日本へ紹介するなど、日本とグローバルを結ぶ役割を担いたいと思っています
中長期的には、別の挑戦も始めています。現在、キャリアコンサルタントの資格取得のために、予備校に通っています。キャリアコンサルタント養成講座では、キャリア理論、カウンセリング理論、労働法、国の施策や精神疾患に関する情報など、非常に多くのことを学んでいます。どの業界もそうだと思いますが、目の前の業務が非常に多忙で、日々のタスクをこなすことに従事し、自分のキャリアを描くことが難しい人も多いのではないか、と感じています。資格取得後は、自身の業務と並行して、キャリアに悩むメンバーのよき相談役として、活動していきたいと考えています。
就活生の皆さんには、HPEの魅力をぜひ知っていただきたいと思います。HPEの魅力はフラットな人間関係があり、上司、部下の関係によらず、自分の意見を発信できる環境があるところです。若いうちから、チャレンジできる環境がありますが、そのためには、自分から情報発信をしていく必要があります。自発的に行動できる人には最高の環境がありますし、それを支援する優秀な先輩社員、経営陣が揃っています。是非、ご自身の可能性を、HPEで開花させてほしいです。
最後に、就職活動中の方へメッセージをお伝えします。私はどんなことも継続して努力することが大切だと思っています。自分自身で、継続して努力できるような仕組み・方法論を持っておくとよいですし、自分自身のストレス発散方法も身に付けておくことをお薦めします。その方法はその時々で変わってくるかもしれませんが、ストレスを解消する方法を持つことで、大変な時も前向きな気持ちになることができます。人生100年時代と言われていて、これから、まだまだ長い人生が待っています。無限の可能性が広がっていますので、前向きに楽しい学生生活を送ってください。
