金融・公共セクターの顧客に向け、ITインフラのシステムインテグレーションを提供
──所属部署の概要とそれぞれの仕事内容について教えてください。
栗原:私たちが所属しているサービスデリバリー統括本部は、インフラ領域をメインにシステムインテグレーションを担う組織です。その中でも、金融・公共セクターのお客様向けに特化してサービスを提供しているのが、金融・公共サービスデリバリー本部です。とくに第二部では、クレジットカードおよびその関連会社のお客様を中心にシステムインテグレーションのサービスを提供しています。
顧客満足度を向上させると同時に持続的にビジネス目標を達成実現することが私たちのミッションです。それがお客様、会社、そして個人のキャリアに良い結果をもたらすと信じて、チーム一丸となってプロジェクトを推進しています。
私は、第二部の部長として部内のビジネスをマネジメントする一方、本部内では日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)の戦略的重点分野であるHybrid Cloud領域を担うメンバーの人財育成にも携わっています。
長谷川:私は、金融業界のお客様向けにシステムの更改案件でPM(プロジェクトマネージャー)を務める一方、そのシステムに関連する複数の案件を統括する役割も担当しています。
乾:私も長谷川さんと同様に金融業界向けの案件において、PMやPL(プロジェクト・リーダー)を担当しています。
──皆さんはいつから一緒に働いていますか?
長谷川:私が2018年に入社した当時、栗原さんは部内の複数顧客・複数案件を統括する統括PMを務めていました。それ以来、現在に至るまで栗原さんのもとで働いています。
乾:私が2020年に入社した時は、栗原さんは部長の立場でした。私がPMを務める案件では、栗原さんが直接関与していないプロジェクトでも全体を統括する立場にある栗原さんによく相談させてもらっています。
自律と協働のダイナミックなプロジェクトマネジメントを支えるHPEの人財育成哲学
──チームづくりをする上で、栗原さんはどんなことを意識していますか?
栗原:部長に就任した当初は、ビジネス目標を達成することに注力していましたが、現在は自分がこれまでに培った知見をメンバーと共有することに重点を置いています。
ビジネス目標を達成し続けるためには、持続可能な体制づくりが不可欠であり、その鍵を握るのが人財育成だと考えているからです。
メンバーが自律することが育成の目的で、それぞれが自分の頭で考え、悩み、時に周囲の力を借りながら自ら進むべき道を切り開くことを期待しています。
誰に助けを求めるべきか、何をどう決断すべきかなどは、自身が当事者とならなければ学べません。その経験を積むためにはストレッチゾーンに積極的に挑める環境が欠かせませんし、それがあるのがHPEの魅力のひとつです。そのため、私はメンバーに対して、失敗を恐れず挑戦することを奨励してきました。
もちろん、仮にメンバーが失敗したとしても決して見放すつもりはありません。自身の経験から得た教訓を惜しみなく伝えることが、私の役割だと思っています。
──そんな挑戦を後押しする環境の中で、長谷川さんと乾さんはどんな経験をしてきましたか?
長谷川:私が現在PMを担当しているのは数億円規模の案件です。これまで経験したことのないスケールだったことから、プロジェクトの開始当初にお客様と細部の調整が十分にできておらず、後になって想定外の作業に追われる場面が多発しました。
さらに、プロジェクトメンバー数も多く、日々、調整が発生し、そのたびに引き継ぎとフォローアップに追われるというようなハードな局面もありました。
そんな忙しい中でも、栗原さんをはじめ社内のメンバーと積極的に意見を交わし、お客様ともコミュニケーションを取りながら課題解決に取り組んだ1年でした。初めて経験することばかりでしたが、栗原さんを通じて、これまであまり接点のなかった部内のメンバーと知り合えたことは、とくに大きな力になったと思っています。
乾:長谷川さんと同じく、私も栗原さんには何度も助けられてきました。中でも記憶に残っているのが、3年目に担当した案件です。栗原さんから打診され、あるプロジェクトにPLとして参加しました。
課題に直面して突破口が見えない時に栗原さんに相談してみると、「こうすればいいんじゃない?」という思いもしなかったアドバイスが返ってきました。当時、近視眼的になっていた私にとって、広い視野からの助言は大いに役立ちました。
当初のなかなかゴールの見通しが立たない状態から、目標とされていたプロジェクトのスケジュールを守ることができたのは、誰かがいつも背後で支えてくれている安心感があったからだと思います。チーム全体で戦えている実感がありました。
──おふたりの物怖じしない態度がとても印象的です。その秘訣は何ですか?
長谷川:現在のプロジェクトメンバー構成として、私より年次が上の方が多く、最初のころは躊躇してうまくコミュニケーションが取れないこともありました。でも、PMは案件を推進しメンバーをサポートする役割だということをこれまで以上に意識するようになってから、PMとして積極的に振る舞えるようになりました。もちろん、乾さんたち周囲のメンバーに背中を押してもらったことも大きいです。
乾:最近思っていることは、どんなに経験豊富なベテランメンバーでも、すべての正解を知っているわけではないのではないか、ということです。たとえば、「私はこう思うんですが」と思い切って提案すると、「確かに、その通りだね」と賛同を得られることがあります。間違っていたらその場で学べばいいと前向きに考え、何でも率直に伝えるようにしています。
働きやすさと人の魅力が支える、HPEの「自由と責任」の精神
──チームワークや社風の面で、どんなところにHPEらしさを感じますか?
長谷川:メンバー全員に共通するのは前向きさです。どんなに苦しい状況でも、お互いに力を合わせてプロジェクトを成功させようという雰囲気が社内にはあると思います。
乾:そうですね。私の場合、同じプロジェクト内でチームリーダーを務めるメンバーの多くがベテラン社員です。チーム間の連携が求められる場面で、私のような若手が意見を述べても、それを咎められたことはありません。
──そうした文化の中で、仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
長谷川:お客様と会話する時も資料を作成する時も、自分がHPEの社員であるという自覚を常に持つようにしています。適当な仕事をすれば、HPEの名前に傷をつけてしまうことになりかねないからです。
乾:できることや、できそうなことだけでなく、どんな仕事でも、すべて引き受けることにしています。これは、「やるのかやらないのか、答えはハイかYesで」とよく口にする栗原さんの影響もありますが(笑)、この意味はどこにチャンスがあるかわからないので、どんな仕事にもチェレンジしてみようということで、どんな仕事もチャンスかも、と思っています。
長谷川:私も入社以来、栗原さんに「竹馬に乗ったつもりで背伸びをしながら仕事すること」を教え込まれてきました(笑)。その言葉通り、いつも能力以上の仕事に挑戦すると決めています。
栗原:聞いていて恥ずかしいところもありますが、そうやって社員に挑戦を促すのは、HPEの伝統的な組織風土だと思います。自分のキャリアは自分で決めるものであり、マネージャーや会社はあくまでそれをサポートする側というのが当社の基本的なスタンスです。
──では、そのHPEで働く魅力とは?
長谷川:自分がやりたいことをやらせてくれる環境があるところです。私の年次で先ほどお話ししたような大規模案件のPMを任されるケースはあまりありません。今後も積極的に自身の意向を発信していくつもりです。
乾:私は働きやすさに魅力を感じています。ある程度の成果を出していることや、案件の状況が最優先であることが前提ですが、働くことに場所と時間の制約はほとんどありません。多様性を認め合い、自由度の高い働き方ができていると思います。
栗原:そのとおりですね。加えて、上司やほかの部長たち、そして何より部内のメンバーに恵まれていることが、いまも私がHPEで働き続ける理由です。
たとえば娘が保育園に通っていたころのことです。私がPMを担当していた当時、子どもの体調がなかなか安定せず、保育園から電話がくるたびに退席していました。打ち合わせの途中でも、18時ごろには仕事を切り上げてお迎えに行っていましたが、誰もが理解を示してくれました。
また、私の上司である本部長が私の将来を真剣に考えてくれていることにも感謝しています。私が若くして部長職に就いたことを踏まえ、「今のポジションだけでなく、いろんな仕事を経験してみるのも栗原さんのキャリアにとって良いことだと思っている」と言ってくださいました。
仕事を円滑に進める上で、メンバーの入れ替わりは大きなリスクですが、それを差し置いて社員のキャリアを最優先に考える文化があることも、HPEの大きな魅力だと思います。もちろん、かく言う私もまだまだ経験が足りないと思っていますし、多くの成長をしないといけないと考えています。
キャリア自律を通じて、組織と共に成長できる存在に
──新しく参加するメンバーに対して、どんな期待を寄せますか?
栗原:HPEはこれまで、現代のIT技術の基盤となる多くの重要な開発を成し遂げてきました。80年以上の歴史を持つIT企業はそうありません。当社のエンジニアたちは皆、ITジャイアントの一員としての誇りを心の中に宿しています。新卒の方であれ、中途の方であれ、技術を愛する方に来ていただきたいです。
一方で、プロジェクトマネジメントをはじめ、技術以外の面でも輝ける機会が多いのもHPEの特長です。技術に対して情熱があることは大前提ですが、高いソフトスキルを持った方も歓迎します。
また、当社では自分のキャリアは自分で築くのが基本原則です。誰かに敷かれたレールの上を走ると言うよりも、自分の力でキャリアを切り開いていきたい方に適した会社だと感じます。
長谷川:芯を持つことは必要ですが、過度に自我を持たないことも大切だと考えています。チームとして仕事を進めていく中では、周囲と協力できる柔軟性が求められます。意見や考えを主張できることは非常に重要ですが、オープンマインドであることが、活躍する上で欠かせない条件だと思います。
乾:当たり前のことを当たり前にできることは仕事をする上での最初の一歩です。「ありがとう」「すみません」をきちんと言えること、先輩からのメールやチャットにきちんと返信すること、タスクを期日までにこなすこと、など、「当たり前のことが当たり前にできる方」と一緒に働けたらうれしいです。
──最後に、皆さんの今後の目標を教えてください。
栗原:「上をめざす」というのが長期的な目標です。一方で、部長としては、長谷川さんや乾さんたち若い世代のメンバーをはじめ、全メンバーがさらに成長し、広い視野を身につけてもらうことをめざしています。
長谷川:まずはマネージャーをめざしていますが、私も栗原さんと同様、上をめざすことを将来的な目標に掲げています。私が愛してやまないこの会社を、誰もがもっと好きになり、長く楽しく働けるような組織にしていきたいと本気で考えています。
栗原:私も相当HPEが好きな部類だと自分自身で思っているけど、長谷川さんも相当好きってことだね(笑)。いつから上をめざしたいと思うようになったの?
長谷川:入社した頃は思っていませんでしたし、そのような野望があったとしても恥ずかしくて言えなかったです。けれど栗原さんが言葉にしたことを一つひとつ現実にするのを間近でみてきたこと、また大きな目標に対して肯定的な社風によって、自分も志を高く持てるようになりました。
乾:私の直近の目標は、より大規模な案件のPMを任されること、お客様に案件を提案して受注できるようになることですが、将来的にはグローバルな舞台で活動することも視野に入れています。
この考えが私に芽生えたのは、アメリカの本社で先月開催されたテクニカルカンファレンスにサービスデリバリー統括本部の代表として参加したことがきっかけです。世界各国から集まった社内の大物たちが互いに敬意を持って接する様子をそこで目の当たりにし、強い憧れを感じました。
──カンファレンスへ参加する機会はどのように得られたのでしょうか?
栗原:乾さんは、5年目までの若手エンジニア数百人の中から、書類選考を通過して選ばれました。アサインされたプロジェクトのほかにも多くの社内活動に参加していて、たとえば若手向けキャリアイベントや技術勉強会を開くなど、日頃から積極的に努力していることが評価されました。
乾:HPEの風土の中で、自分のキャリアは自分で選び取るものだと理解したからこそ、さまざまなことに挑戦できました。おふたりと同じく、私もこの会社でできる限りのことを成し遂げてみたいです。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
