多彩なキャリアからタイズへ。目の前の一人に寄り添う「伴走者」の原点
IT営業や飲食店経営、求人広告のマネージャーなど多彩なキャリアを歩んできた石田。30歳という節目で、タイズへの転職を決意する。
「求人広告は、採用が決まると掲載が終わる仕組みでした。つまり決まらない方が売上になるので、『お客さまの採用成功』と『自分の成果』が相反する構造にジレンマを感じていたんです。毎週の自分の売上目標のために顧客本位ではない提案をすることに疑問を抱き、真にお客さまのためになる仕事を追求したくて転職を決めました」
誠実な仕事を求め転職活動を行う中で、石田がタイズを選ぶ最大のきっかけとなったのは、選考の中で感じた「人を見る姿勢」だった。
「面接では実績以上に、過去の経験や意思決定の軸といった私の人となりを深く掘り下げて聞いてくれました。ただスキルだけで測るのではなく、1人の人間として自分を評価してくれていると強く感じられたんです。ここまで自分という人間を見てくれる会社なら信頼できると思い、入社を決意しました」
未経験の石田が、入社後最初にぶつかったのはメーカーの専門知識不足という壁だった。そこで独自の学び方を模索し始める。
「最初は専門用語が分からず苦労しました。文字では頭に入らないタイプなので、YouTubeで『○○ができるまで』みたいな工場での製造プロセスや技術者の悩みを語る動画などを片っ端から見ました。映像だとカジュアルに学べるし全然入ってくるんです。そのやり方を人事に話したら『それいいですね』ってなって、当時の新人研修のプログラムに取り入れてもらえて。当時の自分の悩みが、後から入る人の役に立てたのは嬉しかったですね」
知識を蓄えた石田は、コンサルタントとしての原点となる忘れられない決定を生み出す。
「40代前半で、確かなスキルをお持ちの方でした。真摯に伴走した結果、大手電力会社へ現職の2倍近いご年収での入社が決まったんです。それだけでも嬉しかったんですけど、3年が経った現在も交流が続いていて、これまで10人ほど転職希望の方を紹介してくださっています。その方は今では新規事業のマネージャーとして大活躍されており、この仕事のやりがいを、初めて実感した瞬間でしたね 」
「9割の人を支援できないでいいのか」。 中堅・中小支援に挑む理由
入社後、抜群の突破力で成果を上げ最速で次長へと昇進した石田。彼は今、タイズの新たな挑戦として中堅・中小メーカーの支援に注力する。
「実はこれまでタイズに転職のご相談をいただきながらも、ご支援したくてもご縁を繋げられなかった求職者さまは数多くいました。メーカー領域でナンバーワンを目指すならその方々を支援できないというのはなんだか違和感があって。そこを変えるんだっていう使命感はありましたね。また、タイズが大手メーカー支援でシェアを獲得している一方で、日本の製造業のうち99.7%を占めるのは中堅・中小メーカーであり、大手は一握り。だからこそ、そこを支援できるようになることはタイズにとっても必要不可欠な挑戦だと思いました」
しかし立ち上げ当初、現実は甘くなかった。最初に担当した中堅・中小の顧客からは、こんな言葉を受けた。
「『タイズさんってどうせ大手ばかりに決めるんでしょう』『紹介もくれない』と言われました。メーカー側からそんなネガティブな印象を投げかけられ『タイズって別にメーカー領域1位じゃないやん』と気づきました。その印象をまずはゼロにするため徹底したのが、圧倒的な接点回数です。応募後には他社での選考状況をこまめに連絡し熱意を伝え続けることで、徐々に本音の課題を話していただけるようになりました」
知名度のある大企業とは異なり、中堅・中小領域の支援においては、企業の魅力を引き出すコンサルタントの「深い理解度」が試される。
「大手のように名前だけで求職者さまが集まるわけではありません。ご応募があっても年収や知名度といった一次情報で負けたりする。だからこそ、まずは自分がその企業を誰よりも深く知り、ファンになるほどの魅力を見つける必要があります。働く方々がどういう思いでその会社を選んだのか、生の声を集めて魅力を自らプロデュースしていくマインドが、中堅・中小支援では何よりも重要です」
地道な接点強化と深い企業理解により、かつて冷ややかだった顧客企業との関係は、共に採用成功を目指す強固なパートナーへと変わった。
「こまめな情報共有を繰り返すことで、お見送りの本当の理由や『次はこういう人の方が合うかも』といった情報を教えてもらえる関係になれました。信頼って、接点の積み重ねでしか生まれないなと実感した瞬間でした。さらに、会社の知名度に頼らず、自らの介在によって企業の魅力を世に送り出していける『手触り感』は中堅・中小支援ならではだなと感じています」
経営層への提案で企業の未来を動かす。既存の条件にとらわれない採用
知名度のない優良企業を自らの提案で世に送り出す中堅・中小支援。そこには、一般的な人材紹介の枠を超えた面白さがある。
「大手だとシステムや手順が固まってるから、提案が通るまでに時間がかかる。でも中堅・中小は経営層や社長と直接向き合えることも多くて、『じゃあやってみるか』という判断が早い。 売上に直結する求人だけでなく、企業の経営課題に踏み込んだ多角的な提案がダイレクトに経営を動かすスピード感を味わえます」
その醍醐味が凝縮されたエピソードがある。出張や残業が多く採用が難航していたサービスエンジニアの中途採用支援だ。
「なかなか決まらない求人で、他社も苦戦してたんですけど、実際に働く方に深くヒアリングしていくと『出張や残業は多いものの、休日対応は無くメリハリをつけて働くことができる』という求人票にない魅力を引き出せ、そこを求職者さまに伝えていったら数名の決定を出せたんです。そうなると次は、増えたメンバーをまとめるポジションが必要になってくるなと思い、組織の拡大に伴って全体を統括するマネジメント人材の必要性を経営層に提案しました」
元々提示された求人票の年齢や年収幅を大きく飛び越え、企業の次のフェーズを見据えたハイクラス人材の提案は、見事に顧客の心を動かした。
「50代の元大手海外支社長クラスの優秀な方をご提案させていただきました。提示年収も当初の求人を大きく超える提案でしたが、この人が入ることで組織がどう変わるかを丁寧に説明し、必要性を深く納得し採用決定していただけました。自分の提案で、組織そのものが大きく動く瞬間を目の当たりにし、枠にとらわれず自由に働けるというのは、やっぱり中堅・中小支援の面白さであり、それこそが一番の醍醐味だと思っています」
顧客の経営課題に深く入り込み、パターン化されていない課題を共に解決していく経験は、コンサルタントとして身につく力も大きくなる。
「中堅・中小支援では、1社ごとの採用人数が少ないからこそ、徹底した傾聴力と提案力が求められます。単なる求人のマッチングではなく、1件1件に深く向き合わないと決まらない。 顧客のパートナーとして並走し、自分の成長がそのまま相手の成長に直結する。ここで培われる本質的な課題解決力は、どこに行っても通用するビジネスパーソンとしての最強の武器になると思います」
「自分の成長が、会社の成長になる」。2030年を牽引する最強のチーム
中堅・中小ユニットが培ってきた支援モデルは、タイズ全体の成長戦略において、極めて重要な意味を持つと石田は語る。
「僕らが今やってることは、タイズのモデルになるっていう考えのもとでやってきました。中堅・中小はどの拠点にも存在するし、全国どこにでも横展開できる可能性を秘めています。これまでご縁のなかった求職者さまに対しても、中堅・中小の優良企業という新しい選択肢を提供できる。タイズに少しでもご期待いただいたすべての求職者さまと企業さまに対し、価値を最大化していくためのコアとなるユニットです」
次長として組織を率いる中で、石田が大切にしているのは「一緒に考えること」だ。
「僕がよく言ってるのは『否定はせずに、指摘はし合おう』です。この言葉が根源にあり、仕事での挑戦や前向きなアイデアはすべて認めています。そういう雰囲気がチームに浸透しているのもあり、メンバーは率先して話し合い、より良い仕組みを作ろうとしています。最近では、AIを取り入れながら自分たちで中小企業の社内データベースを作ろうとしていたり。そういう自発性が本当に嬉しいし、一緒に成長している感覚があります」
石田がこの仕事で最も大切にしているのは、人と向き合う姿勢だ。それはIT営業でも、飲食店経営でも、求人広告でも変わらなかった一貫したスタンスであり、中堅・中小支援でこそ最大限に発揮される。
「求職者さまから『石田さんがいなければ、この会社を一生知らないままで終わっていた』『本当に人生を変えてくれてありがとう』と言っていただけることがあります。知名度のない会社でも、その人の本質的なニーズに向き合って、ちゃんと提案したからこそ生まれる言葉だなと。これを聞けた時に、本当にこの仕事やってよかったな、コンサル冥利に尽きるなと思えます」
組織が大きくなろうとも、顧客へ愚直に向き合う姿勢が変わることはない。それは次長として現場を牽引する石田が最も大切にする誇りだ。
「全員がお客さまの方向を向いて仕事をしている、後ろめたさのない会社であり続けたい。アクティブに動く分だけしんどさはありますが、何をするかより誰と働くかが重要だと思っています。大変なこともいいことも含めて喜怒哀楽を共有できる、素直に切磋琢磨できる真っ当な組織環境を、僕がこれからも守っていきたいですし、そういう考えをお持ちの方なら、絶対に楽しめる組織だと自信を持って言えます」
※記載内容は2026年6月時点のものです
