外勤後も立ち寄りたくなる温かい営業所を拠点に、医師のパートナーとして伴走する
私が所属している札幌営業所は、20代から50代まで幅広い世代の社員が在籍しており、それぞれの個性を尊重し合うとても雰囲気の良い営業所です。営業所長が掲げている「メリハリのあるチーム」という目標通り、やる時はしっかり取り組み成果を残す一方で、オフの時間も大切にしています。みんなで飲みに行くこともありますし、休日にはバドミントンやバスケットボールを楽しんだり、最近では支店長と一緒にマラソンに出かけたりすることも。
だから、外勤が終わると、つい営業所に寄りたくなるんです。会社に戻らなくても業務は完結するのですが、その日にあった良いことや、「もっとこうすれば良かった」という気づきを誰かに聞いてもらいたくなる職場ですね。
MRとしての1日の流れは、日によってさまざまです。会議がある日は朝9時から2時間ほど行い、その後、担当エリアの医療機関へ向かい、医薬品の情報を医療従事者にお伝えします。外勤を終えて17時ごろ帰社し、その日の出来事を振り返ってから帰る日もあれば、出先から直帰することもあります。
私が現在担当しているのは、精神神経領域と糖尿病領域という2つの領域。精神神経領域では、医師に「以前(当社の製品を)処方いただいた患者さんのご様子はいかがですか?」と経過を伺い、そこから今後の治療方針や薬剤の特徴についてディスカッションを重ねていきます。患者さん一人ひとりの治療とじっくり向き合えるのが、この領域ならではの魅力です。
一方、糖尿病領域では、他社にはない独自の作用機序を有し、新しいデータが次々と出てくる成長期の製品を扱っています。医師がまだご存じない情報をお伝えすることで、新たな治療の選択肢やニーズを開拓し、患者さんの治療に貢献できるのが醍醐味です。
どちらの領域においても、大切にしているのは「準備」と「情報共有」。単に資料をそろえて知識を頭に入れるだけでなく、医師がどんな分野に興味をお持ちで、どんなニーズを抱えているのか、事前に仮説を立てることを心がけています。そして糖尿病領域であれば、成長期にある製品の新しい情報の中から、どの医師にどのようにお伝えすれば最も響くのかを考え、事前に準備します。
また、薬剤に関する情報やトレンドだけでなく、患者さん一人ひとりの背景まで含めた「情報共有」が、この仕事では社内外問わず非常に重要です。とくに精神神経領域では「この薬剤にはこんなデータがあります」と一方的に伝えるだけでは不十分。患者さんごとの背景や治療経過を深く理解しながら、医師のパートナーとして共に課題解決をめざす。そのスタンスを何より大切にしています。
しかし、患者さんの背景や治療経過は簡単に教えていただけるわけではなく、信頼関係が必要不可欠です。まずは医師に私自身を知ってもらうため、15~20分くらいお時間をいただき、薬剤の話だけでなく、雑談も交えながらじっくりお話しするようにしています。この「情報を提供する側から、まず心を開く」という姿勢は先輩から教わったことで、ずっと大切にしています。
「発信力」を活かせると選んだMR。誠実な社風と専門領域に惹かれ、住友ファーマへ
学生時代、進路を考える時に大切にしたのは「家族を助けたい」という想いでした。実は私の家系には脳の病気を患う者がいて、たくさんの薬を服用している姿を間近で見ていました。多くの薬を服用することで、副作用などの有害な事象が起きやすくなる、いわゆる「ポリファーマシー」の状態をどうにか改善できないだろうか。患者さんの人生を少しでも豊かにする方法を学びたいと薬学部へ進学しました。研究室では、もともと興味があった脳梗塞に、慢性疾患である糖尿病を合併した症状をテーマに研究していました。
学会発表やスピーチの機会にも恵まれ、高校時代には生徒会長として人前で話す経験も多かったことから、自分の強みは「発信力」だと考えていました。一人ひとりの声を聞いてニーズを把握し、自分の言葉によって相手の心を動かせた経験を活かし、就職活動では「医師のパートナーになりたい」という軸で企業を探すことに。MRの仕事は、まさにこれに通じると感じたんです。そのほか、コンサルティング業界も検討していましたが、6年間学んだ薬学の知識を活かしたいと、最終的に製薬業界に進むことを決めました。
数ある製薬会社の中で住友ファーマを選んだ決め手は2つあります。1つは、社員の誠実さや優しさ。とくに印象的だったのは、就職活動中に受けた採用担当者からのフィードバックの手厚さです。採用面接の当日中に電話で良かった点や改善点を伝えてくれるなど、単なる合否だけでなく、1人の人間としての成長を真剣に考えてくれる姿勢に、「こんな誠実な会社で働きたい」と心から思いましたね。実際に入社後もフィードバックを貰える機会は多く、この印象は間違いなかったです。
もう1つの決め手は、住友ファーマで主に扱っている薬剤が精神神経領域と糖尿病領域という私が大学で研究していた内容と同じだったこと。学んだことを直接活かせるという期待で、入社を決意しました。
2024年に入社後、大阪本社で行われた約2週間の全体研修では、MRだけでなく研究職や開発職など、すべての同期と共に社会人としての基礎を学びました。日々、医師をはじめとした医療従事者とのコミュニケーションが不可欠なMRの根幹もここで築けたと感じます。その後のMR導入研修では、医師とのディスカッションを想定したトレーニングなど、より実務的なスキルを学びました。
ただ、実際に業務が始まると、自信のあった「発信力」だけではうまくいかない壁にぶつかりました。現場に出て痛感したのは、医薬品の情報を一方的に伝えるのではなく、医師の声に耳を傾ける「聞く力」の重要性です。ニーズを察知したり、人の心を動かしたりすることは簡単ではないなと日々感じています。
そんな時、心強いのが先輩の存在です。営業所に戻って「実は今日、こういうことがあったんですが、先輩はどうしていますか?」と相談すると、誰もが親身になってノウハウを教えてくれます。課題に直面しても、一つひとつ乗り越えていけるのは、気軽に相談できるこの環境があるからこそ。
そのほか、毎月の出来事を記録し、それをもとに今後の目標について上司に相談できる制度や、2年目社員を対象にした、他エリアで活躍している先輩に同行し、1日の動き方や目標の立て方を学べる「DEGEICO(※)」という研修制度も成長の助けになっています。入社直後だけにとどまらないサポート体制に、本当にこの会社に入って良かったなと感じますね。
※ DEGEICO:入社2~3年目MRが所属営業所以外の優秀な先輩MR(師匠)に弟子入りする当社独自の制度です。「教わる」から「学び取る」ことを目的に、半年間を1クールとして2年間で計2~4クールを実施します
「あの薬、良かったよ」。準備した提案や社内外の連携が報われる瞬間がやりがいに
MRの仕事のおもしろさは、準備したことが実を結び、成果につながった瞬間にあります。以前、ある医師に糖尿病治療薬の説明会をさせていただいた時のことです。
その薬はまだ新しく、どんな患者さんに効果的なのか、どんな薬剤と組み合わせれば良いのかなど、情報が十分に行き渡っていませんでした。そこで、ある併用療法を提案させていただいたんです。
後日、その先生から「提案してくれた通りに使ってみたら、患者さんの血糖マネジメントが安定してきたよ。ありがとう」という言葉をいただきました。努力が報われたんだとほっとする気持ちでいっぱいになり、この仕事をしていて本当に良かったと心から思いました。
もちろん、すべての医師にすぐお会いできるわけではありません。そんな時は、社外のパートナーであるMS(医薬品卸販売担当者)の方の力を借りることもあります。なかなかお会いすることができない医師に対して、MSの方が頻繁にやり取りをされていることを知り、事情を話して説明会の機会を設けさせてもらえないか相談したんです。そのMSの方は快く協力してくださり、説明会の実施に加えて薬剤を新たに採用いただけることになりました。MSの方との情報共有の大切さを実感した出来事でしたね。
こういったMSとの“共闘”は、日頃から大事にしています。社内では月に2回ほど、MSとの連携事例を共有する機会があり、私も先輩もどんどん事例を挙げています。「自分も負けていられないぞ」と切磋琢磨する雰囲気がありますね。
当社の魅力は「優しさ」や「誠実さ」だけでなく、年齢に関係なく互いに競い合い、高め合っていこうという「力強さ」も持っている点です。この雰囲気は、2024年12月に会社の体制が変わってから、より強まったと感じています。その変化を機に、私の担当領域はそれまでの糖尿病に、精神神経が加わりましたが、学生時代から関心のあった領域に挑戦できるようになったとポジティブに捉えています。
体制が変わっても、会社の誠実なカラーはまったく変わらず、さらに力強くやっていこうというエネルギーに満ちています。知識の習得や医師への訪問頻度など大変な面もありますが、会社の力強さに後押しされながら、日々学んでいるところです。
誠実というカラーを次世代へ。挑戦を後押しする文化の中で、影響力あるMRをめざす
これからの目標は、まず担当している札幌エリアで、精神神経・糖尿病両領域のパートナーとして、医師とディスカッションを重ねながら製品の適切な普及に努めることです。そのためにまずは、自身で企画している講演会を成功させ、この領域でより影響力のあるMRになりたいと考えています。長期的な目標としては、この会社の「誠実さ」というカラーを次の世代に受け継いでいける社員になりたいですね。
住友ファーマの魅力は、なんといっても「人」にあります。優しく温かい人たちが多い環境は本当に働きやすいですし、講演会を企画した際には、「こういう想いがあって、やりたいんです」と言うと、「ぜひやろうよ」と後押ししてくれる環境も整っています。
また、精神神経や糖尿病という専門領域で活躍したい、この薬剤をもっと普及させたいという意欲にも応えてくれる会社だと思います。だからこそ、目の前のことに一生懸命になれる人、そして協調性を持った人にぜひ仲間になってほしいですね。
最後に、就職活動中の皆さんにお伝えしたいのは、「どの会社に行くか」の前に、まずは「自分はどういう人間なのか」を考えてほしいということです。自分にはどんな特徴があってどんな強みがあるのかにフォーカスを当てた上で、よりマッチする分野や会社を選ぶことが重要だと思います。
住友ファーマは、就職活動を通して、さらに入社後もしっかりと成長させてくれる会社です。誠実さという文化のもと、些細なことでも気軽に相談したり、情報共有したりできるこの環境で、皆さんと働きながら、お互い高め合っていけることを楽しみにしています。
※ 記載内容は2025年7月時点のものです

