現場での立ち居振る舞いを学んだルーツは試食販売。さまざまな現場を経験した20代
亀田のキャリアは高校卒業後、スーパーや小売店での試食販売の仕事から始まりました。
「試食販売のお仕事でいろいろなお店へ行くのは楽しかったですし、現場の方と仲良くなるのが得意で当時の派遣元の方には驚かれました。さまざまな世代の方が働く現場でしたが、右も左もわからない私に仕事を教えてくれて、とても勉強になりましたね。
よく覚えているエピソードとしては、当時の現場で、15分休憩の際も5分前行動が推奨されていました。当然なかなか休憩時間を確保できなかったので、5分前行動をする方はほとんどいませんでした。ですが、私はそれでも5分前に定位置に戻るようにしていたんです。そうしていると、気難しい社員さんでも『頑張ってるね』と気さくに声をかけてくださるようになりました。私もやる気になって一生懸命働いて、指名されるまでになりました」
その後はテーマパークのスタッフとして活躍しましたが、運悪く食中毒でしばらく休職することに。それから、父親の会社を手伝った後に販売業務のアウトソーシング会社でラウンダーを務めるようになります。
「自社商品の売上を上げるため、メーカー営業担当者に代わって販売店舗を巡回し売り場のメンテナンスなどを行うラウンダー営業は、主にスーパー・ドラッグストア・家電量販店・百貨店など、消費者向けの店舗を対象にします。私の場合、主にスーパーマーケットで食品売り場を担当していました。
実際に店舗に行き、店舗スタッフへ向けた商品の説明や、商品の補充や並べ方を提案していました。お店の方からは可愛がられたのですが、生鮮食品を扱う難しさもあり、稼働日数が減らされることに……。当時シングルで幼い子どもを2人も抱えていたこともあり、なんとしても稼がなければならない状況でした。そんな時に友人から紹介してもらったのが、ビーモーションのお仕事だったんです」
一度は別の道を選んでもまた戻って来られる。アルムナイ採用へ
2016年に大手デジタル家電メーカーのラウンダーとして大手小売店の売り場を任された亀田。ビーモーションの働きやすさに驚いたと言います。
「ビーモーションは現場の状況をよく把握しているSV(スーパーバイザー)が多く、売り場で疑問に思ったことを気軽に質問できるので安心して仕事に取り組めました。現場から報連相をしっかり上げたとしても、SVが取り合ってくれなければ現場の売り場づくりに活かすことができないんですよね。ビーモーションで仕事をした時は『こんなに現場の話が伝わるんだ!』とうれしくなりましたね。
ほかにも、社用車が用意されていて、駐車場やETCなども整備されているなど、しっかり働ける環境が整っていてありがたかったですね。とても働きやすかったです」
しかし、そんなビーモーションを亀田は一度退社します。
「きっかけは、2019年に起きた池袋の事故です。私がよく通る道での事故だったので、事故現場を通るたびに『もし私が同じ状況になったらどうしよう』『子どもたちのことはどうなるんだろう』と考えるようになり、不安が大きくなってしまいました。恥ずかしながら、それまで生きるのに精いっぱいで、保険のことを真剣に考えたことがなかったんです。
保険のことを勉強するには、働いてみるのがいいかもしれないと考えて思い切って転職することにしました。私を担当してくれていたビーモーションの人が折に触れて連絡をくれるなど、退職後もつながり続けてくれました。そのお心遣いもうれしかったですね」
ビーモーションを円満退社して、保険会社の営業員として働き始めた亀田。狙い通り保険の知識は得られたものの、業界には馴染めませんでした。
「ここでは私が思うベストな状態で働けない、と感じて保険会社を退社しようかと考えた際、前からいろいろと相談に乗ってくれたビーモーションの人に一報も入れないのは筋が通らないんじゃないかと感じて、連絡したんです。多くの案件を抱えて忙しくしていることは知っていたので、返信が来なくてもいいや、というつもりで。
すると、すぐに『戻っておいで!』と。本当にありがたかったですね。一緒に働いている時も感じていましたが、ビーモーションには本当に優しい人が多いです。お言葉に甘えて、再度ビーモーションで働くことにしました」
現場に強いサポートメンバーからのアドバイスで売上伸長を促す存在へと成長
ビーモーションに再入社して、あらためて配属されたのが大手外資系PCメーカーの家電量販店売り場でした。
「ビーモーションは家電領域のお仕事が多いにもかかわらず、私自身は家電量販店の売り場を担当することが初めてでした。勝手がわからず、あたふたする私を見た周囲も『大丈夫かな?』と不安に思っただろうなと思います(笑)。
そんな私でしたが、ビーモーションの人はもちろん、メーカーの方々も親身に相談に乗ってくれて、現場での立ち居振る舞いのアドバイスをもらいながら、経験を重ねていくことができました。そうして、家電量販店の売り場もしだいに自信を持って立てるようになっていきました」
以降、デジタル家電メーカーの家電量販店売り場でラウンダーとして活躍する亀田。東日本を担当エリアとし、東京から北海道まで売り場を渡り歩く楽しさをこう語ります。
「ラウンダーとひと口にいっても、ご依頼いただくメーカーさんのニーズによって活動内容は大きく変わります。その中でも、私が一番やりがいや楽しさを感じるのは、実際の販売数を見て、どう売上アップさせていくのか販売戦略を考えている時ですね。予測を立てて実際に行動し、結果として表れるとモチベーションにもつながります。
もちろん、他店舗や他売り場も同じ動きをしているので、追い抜いては追い抜かされます。けれど、そうやってお店が発展していくことは私たちの本望ですから、追い抜かされたとしても起爆剤になれることがうれしいんですよ」
日々の小さな気配りが周囲との信頼関係をつくり「三方よし」につながっていく
ラウンダーだからといってさまざまな情報を無条件に知ることができるわけではありません。そこには亀田ならではの信頼関係の築き方がありました。
「細かなことから信頼を得るように心がけています。たとえば、お店の方の手が回らず陳列棚に埃がたまってしまっていたら、さりげなく掃除をしておくようにします。お客さまもきれいな状態でお買い物を楽しめますし、結果的に売上につながるかもしれません。
そういった小さな気配りを続けていると、お店の方がいつしか気づいてくれて、それが評価につながり『じゃあ亀田さんの話を聞こうかな』ということがあります。一発逆転の方法はないので、地道にコツコツと信頼を得ることを心がけていますね」
しかし、何事も良いことばかりではありません。店舗側と意見がぶつかることもあります。
「もちろん、時には厳しいお言葉を受けることもあります。そんな時でも、相手の言葉を遮らず、一度受け止めてから対応するようにしています。仕事ですから、相手も厳しいお言葉を言わなければならない状況があるものです。相手の目線に立って考えると、自分の話を通すことだけではなく、相手にとってもメリットを生み出すことが大切だと思うようになりました。
売り場はラウンダーだけではつくれません。コツコツと評価を重ねて信頼を得て、そこからより良い売り場づくりを一緒に考えていくんです。お客さま、メーカー、自社……関係のある方々全員がメリットを感じられる『三方よし』の状態をつくり出したいと常に意識しています」
いきいきと仕事に邁進する亀田。今後の展望について次のように話します。
「ラウンダーという仕事はメーカーの営業担当者に変わって店舗を巡回する仕事です。言葉で表現するとこれだけなのですが、その業務内容は多岐にわたります。黒子のような存在で説明しづらい業務内容なのですが、売り場にはなくてはならない存在ですし、私自身、会社にとってなくてはならない存在になりたい。それを目標に、今は日々スキルを磨いているところですね」
人とのつながりを重視し、その成長をサポートするビーモーションの環境があったことで、売り場を支える大きな存在となった亀田。「三方よし」を体現するラウンダーとして、これからますます存在感を放つことでしょう。
※ 記載内容は2024年10月時点のものです
