学生時代の経験を活かし、黙々と作業に取り組む
大学では、理工学部を専攻し、とくに工作機械の研究に取り組んでいました。そのため、就職活動の際には、工作機械メーカーを中心に就職活動をしていました。就活サイトにエントリーシートを登録していたところ、声を掛けられたことがきっかけでアルプスアルパインを知りました。
東京出身であるため、東京へのアクセスが良好な立地や福利厚生がしっかりしている点が決め手となりました。
学生時代は、テニスサークルでリーダーを務めていたのですが、200人ものチーム員を抱える中、運営メンバーはわずか13名しかいませんでした。そのため、アルバイトをする暇もなく、サークル活動に多くの時間を注いでいました。運営の仕事は、表立って何かを行うというより、裏方で黙々と作業をこなすことが多かったです。この経験が現在の業務においても、静かな集中力を持って黙々と作業に取り組む力につながっていると思います。
技術を着実に積み重ね、バランスを大切に成長していく日々
入社当初から、生産技術開発部の機構設計技術グループで勤務しています。社内の設備である生産ラインの改善や要素技術(設備を構成する基本的な個々の技術)開発を主に行っており、その中でもとくに機械構造の設計をしています。検証を行うための設備や治具を設計し、その後検証を実施、最終的には生産ラインへ適用が可能かどうか確認をします。
私がいるグループは、入社1年目の頃は主にこの検証実施の部分を任されます。PP(ピックアンドプレイス)ユニットを例に挙げると、検証に必要な治具の設計を行った後、直動部分に使われている部品を、コストを抑えたバージョンに置き換えし、繰り返し精度と寿命の評価を確認する作業を行います。こういった検証作業の経験を積んでいき、段々と検証する前の設計部分を任されるようになります。
現在私が任されているのは、トルクセンサーというセンサーの準備工程に使用する組み立て機の設計です。通常は、別部署で行っている案件なのですが人手不足なこともあり、設計要員の応援という形で担当することになりました。
トルクセンサーに使用されるフラットケーブルの製造工程について、以前は約60秒を要していた工程を、6.7秒で完了することを目標に設計する必要があり、設計の仕様がガラッと変わってしまったため、工程を一からチームで考え、作り上げている最中です。
基本はベースがあるものを改善するため、ベースマシンのバージョンが更新されるたびにそれに合ったメカを設計するのですが、今回は初めて工程検討、仕様決定、図面作成、調整まですべての経験をしているため、思考錯誤しながら進めています。
私は、仕事もプライベートも100%の力でやり過ぎないことが重要だと考えています。過度に頑張りすぎると、逆にうまくいかないことが多いからです。自分が疲れすぎない程度にバランスを取ることが意外と大切だと思っています。
プライベートの充実が業務にも好影響──健康的なライフスタイルの力
私には、仕事と同じくらいの熱量で行っている趣味があります。
4年ほど前、同じ部署の先輩からフィジークの大会に誘われたことがきっかけで始めた、ボディメイクです。フィジークというのは「体格」という意味で、新しいフィットネスの競技です。ボディビルとは違い、筋肉の量だけでなくバランスが重視されます。
ステージに出ている方の体が自分の理想に近かったこともあり、挑戦してみることにしました。平日は週4日くらいジムで筋トレを行い、大会に向けて体づくりをしています。今年は宮城県の大会で優勝しました。
ボディメイクを始めてから自分で食事を作ることが増えたため、食に関する知識が自然と増えました。その結果、体調を崩すことが減り、以前よりもエネルギッシュに過ごせるようになりました。さらに、食事が体調や心の状態に与える影響を実感しています。
仕事にも良い影響を与えていると感じています。体調が良好であれば、集中力やモチベーションも維持しやすく、日々の業務に対する取り組み方がより前向きになります。食と健康の重要性を再認識したことで、生活をより良い方向に持っていく意識が高まりました。
また、この趣味のおかげで会社の多くの方に知っていただいて、とても嬉しく思っています(笑)。
地方大会で優勝することができたので、次は全国大会での優勝をめざしています。全国大会で優勝できたら、さらに上もめざしたいと思っています。
国際ボディビルダーズ連盟(IFBB)という世界最大規模のボディビル団体があり、その大会で規定の結果を収めることで、プロとして認定される「プロカード」を取得できます。IFBBプロ選手という肩書があるだけで多くの企業からスポンサーがつくようになります。現在も日本には数名しかいないプロ選手のため、そう簡単なものではないですが、さらなる高みをめざして続けていこうと思っています。
新しい挑戦への一歩──成長と変化を求めて
機構設計技術グループは、新卒の方も配属される部署で、後輩が次々に入社しています。一見簡単に思えることでも、実際に取り組んでみると難しさが伴うことがあります。その際には、まず結論を伝え、私がアドバイスできることがあれば、しっかりと寄り添ってサポートするよう心がけています。
今の業務は楽しいと感じることも多く、続けたいという気持ちがあるのですが、それと同時に違う業務も経験してみたいという気持ちもあります。将来的には、今の業務にとどまらず、広い視野でさまざまな人に影響力を持つ存在になりたいと思っています。
そのために、まずは自分の専門分野で確実に成果を上げ、少しずつ新しい挑戦を積み重ねていきたいと思っています。
※ 記載内容は2024年9月時点のものです
