めざすは、話をしやすい「親戚のお姉さん」──新入社員の土台づくりをサポート
──現在の仕事について教えてください。
2016年に新卒で入社以来、人事部採用課に所属して学生を内定から入社するまでのサポートと、入社後の新入社員教育から入社3年目までの若手社員研修を担当しています。新入社員の育成と定着、社会人としての土台作りが課のミッションで、アルプスアルパインで活躍することはもちろん、社外に出ても通用する人材になってもらうことが最終ゴールだと思っています。
入社してくれる方は、社会人として最初のスタートなので、今後の生活で困らないようできる限りのことをしてあげたいと思っています。学生が就職活動を経て入社後しばらくの間、一番接点があるのは人事部のメンバーですから教育するという役割はもちろんありますが、個人的には一番話をしやすい「親戚のお姉さん」みたいな立場でいたいと思っています。お姉さんという年齢ではなくなってきていますけど(笑)。
高校時代はチアリーディング部でした。みんなで振り付けを考えて一緒に踊るのがとても楽しくて、打ち込んでいました。社会人として大切な「みんなで何かに取り組む」という重要性を学んだきっかけの一つで、グループ会社対抗のスポーツ大会があったときに数名で踊ったときには役に立ちました。
最近では、1年前から始めたピラティスと、知人に連れて行ってもらって以来サウナにハマっています。将来家を建てることがあれば、サウナも設置したいくらい好きです。整っているかと言われると自信はないですが、すっきりし、何も考えない時間を作りたくて入っています。
「自分が周りを助けるから、周りも自分を助けてくれる」。母の言葉で気づいた成長
──成長につながった、これまでの経験を教えてください。
2020年に本社に転勤になったのですが、同じタイミングでコロナ禍になったことで教育の仕方が大きく変わりました。それまでは対面で行うことが当然だったことが、オンラインでの対応へ。知見やノウハウがない中で、この数年は試行錯誤しながらやってきた感じがあります。
現在、世間的にはオンラインでできることは今後もオンラインで良いという風潮はありますが、今後の教育は対面をベースにしていきます。新入社員は、配属後には拠点がばらばらになってしまうので、最初の研修は同じ場で開催してあげたいという考えからです。
入社2年目くらいに、どのような資料を出しても、どのように説明をしても当時の上司に却下されたことがあります。厳しい言葉も受け、うまくいかず辞めようかと悩んだ時期もありました。でも、私が辞めたら誰が次に担当になるのだろう。新入社員はどうなるのだろうという責任を感じ、やるべきことをキチンとやろうという、現在持っている価値観につながっていると思います。
当時のことを振り返ると、物事を他責に捉えて自ら改善する意識が薄かったために上司の指導を受けていたのだと思います。自分の考えをしっかり持ち、こういうふうに変えていきたいという強い意思を見せ始めてから、少しずつ認めてくれるようになったので。
後日、何をやってもうまくいかない時期にも助けてくれた人がいたという話を母親にしたところ、「あなたが周りを助けているから、周りもあなたを助けてくれるのよ」と言われたました。その言葉がうれしくて、今もこの考えを大事にしており、困っている人はなるべくサポートするようにしています。
現在においては、大抵のことに臨機応変に対応できるようになってきました。もともと、すごく心配性だったのですが、社会人になって少しだけ強くなったと思います。
一人ひとりを温かく見守る──配属後の社員の成長を見て感じる親心
──印象に残っている出来事はありますか?
新入社員が各拠点に配属された後でもコンタクトがあります。「人間関係がうまくいかない」「仕事が自分に合っていない」など個人的な悩みについて話を聞くことが多いです。とにかく話を聞いてあげて、その後状況に応じて各拠点の人事担当者に誰からこういう話があったと伝えることはあります。
また、毎年新入社員向けに各部署から業務説明の場があるのですが、ちょうど1年前に配属された新入社員が今や先輩社員として自分の職場や、開発に関わった製品についてプレゼンしているのを見たときにすごく感動したことを覚えています。「親心」のような感覚ですかね。
200名以上の新入社員が毎年入社してきますが、人の名前と顔を覚えるのは得意です。配属先の部長さんと話をしたときに、研修の時にはどういう子だったと数年経っても言えるので驚かれることはあります。何をもとに覚えているか自分では意識はしていないのですが、研修で数カ月ずっと一緒にいますし、思い入れもありますから。
社外でも通用できる自分自身の成長をめざして
──今後の展望を教えてください。
面倒見の良さと話をしやすい雰囲気は自分の強みだと思っています。そのうち有意義なアドバイスもできるようになりたいので、キャリアコンサルタントやコーチングなどの勉強もしたいです。今はまだテキストを買った段階ですが(笑)。
この記事が公開されるころには私の担当業務が変わることになっており、これからは新卒の採用担当になります。入社する前の学生との接点ができるのは楽しみですね。新卒の採用も、新人の教育も、どちらも対応できる人材になっていきたいです。
今後、定年退職者が増えていく中、中途でも新卒でも人財を確保していくことは会社の大きな課題の一つです。2024年度の新入社員数は、例年より50人多い採用をめざしており、IT系の人員を強化したく学校訪問やインターンなどの施策を強化して進めています。
また、理系の女性採用もテーマです。引く手あまただと思うので、どう取り込んでいくか新卒採用チームで日々考えています。少し尖った人財の採用を意識していますし、内定を出した後もつなぎとめるためのイベントや、会社の魅力をどのように訴求していくかも今後の活動のポイントになってくると思います。
この先のキャリアでも人事の仕事に携わっていきたいです。転職する気はありませんが、アルプスアルパイン以外でも通用する社会人を私自身もめざしています。新卒採用と社員教育に加えて、今後の新しい業務としては中途採用にも関わっていきたいです。
ここ数年の新入社員を見てきて、コミュニケーションが苦手な方、あまり怒られた経験がない方が多くなっている感じがします。楽しく働くために、何かあったときには自分の行動を見返してみる。物事を他責としていた場合、その考えを改められるとどんな仕事でも少し前向きになれるのでお勧めしています。
アルプスアルパインは、やりたいこと、しっかりとした意思があればサポートしてくれる土壌がありますので、興味がある方はぜひエントリーしてください。有給を取りやすいのも良いところです。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!
