事業性融資から課題解決に役立つソリューションまで、幅広い提案に従事
約30名の職員が在籍する大館支店。そこでTaguchiは、融資係の法人チームの一員として、お客様に対して融資やソリューションなど幅広い提案活動を行っています。
「事業性融資を中心に担当しています。『法人チーム』というチーム名が付いていますが、担当するお客様は融資取引を中心に法人から個人まで幅広くいらっしゃいます。
お客様のもとに足を運んでお話をうかがい、融資に関する案件組成や実行、その後の管理をすることが主な仕事です。融資以外では、たとえばお客様からお困り事を相談された際、当行のコンサルティングメニューをもとに検討した上でご提案しています」
外回りを担当する渉外係が顧客から課題をヒアリングし提案することも多いため、融資係は審査など融資関連の業務のみを担うケースが一般的です。しかし、大館支店にはそうした係ごとの担当範囲に明確な線引きはありません。渉外係であっても融資係であっても、自身の担当顧客に関連する案件組成業務を一気通貫で行ってきました。
現在、Taguchiが所属する法人チームは8名体制。それぞれが担当先を持って融資や提案業務に取り組んでいます。
「業種や事業規模での区分はありません。幅広い分野や規模のお客様を対象としており、私と同期のふたりは約80のお客様を担当しています。また、財務内容について徹底して分析しなければいけないケースや難しいご提案などについては係長ら上席のサポートを受けて共に取り組んだり、上席が対応したりすることもあります」
若くして多くの担当を任されるTaguchiは、仕事を確実にこなす上で、スケジューリングや段取りに万全の注意を払ってきました。
「融資に関しては、決算書をお預りしてから当行としての支援方針を決めるまでの期日が明確に定められています。そのため、期限に必ず間に合うよう、締切日から逆算して協議したり、提出物を作成したりしてきました。
一方、これら毎月の定例業務に加えて、新規のご融資や案件なども発生します。万が一にも、対応が遅れてお客様にご迷惑を掛けてしまうようなことはあってはいけませんので、早め早めに段取りを組んで仕事を進めることを常に意識しています」
地元秋田への深い愛着がキャリアの起点に。経験の幅を広げるため自ら希望して大型店へ
秋田県で生まれ育ち、県内の大学に進学したTaguchi。幼いころから、地元秋田への愛着を育んできました。
「親の仕事の都合で、何度か秋田県内で転校を経験したことがありましたが、行く先々で温かく迎えてもらった記憶があります。良い人たちに恵まれて成長できたという感覚があり、将来は秋田県内の企業に就職し、自分を育ててくれた地元に対して恩返しができたらと考えていました」
もともと教員志望だったTaguchiが大学で専攻したのは教育学。教壇に立つことをめざして教育実習にも参加しますが、大学3年生の秋に転機が訪れました。
「大学時代、マネージャーとして社会人バスケットサークルに所属していました。そこでいろいろな職種の方々と接する中で、仕事を通じてさまざまな人と出会い世界を広げたいと思うようになり、一般企業への就職を考えるようになったんです。
秋田県の発展に貢献できて、なおかつ誰しもが使う『お金』を通じていろいろな人と出会える仕事として、真っ先に浮かんだのが秋田銀行。入社試験を受け、迷わず入行を決めました」
2019年の入行後、Taguchiは船越支店へ。そこでさまざまな業務を経験し幅広いスキルを身につけました。
「船越支店には4年と3カ月間ほど在籍し、融資係と営業係を担当して銀行業務の基礎をひと通り学び身につけることができました。職員が約15名の小規模な店舗だったため、全員が一丸となって業務に取り組む雰囲気の中、他の係の方々がどんな仕事をしているかまで理解できたことはとても有意義でした」
船越支店でキャリアを重ねる中で、Taguchiはより大きな店舗で業務を経験してみたいと考えるように。その希望が実現し、2023年に現在所属する大館支店に移りますが、当初は不慣れなことばかり。苦労が絶えなかったと振り返ります。
「店舗が変わり、共に働く職員の人数が倍に増えたことで、周囲がどんな仕事をしているのかが以前よりもつかみにくくなりました。また、メインで担当することになったのは、経験の浅い事業性融資先の主担当。仕事を理解するまでに多くの時間を要しました。
さらに、船越支店時代に担当していたお客様の多くは個人事業主でしたが、大館支店では大きな企業も任されることに。融資や提案の規模が大きくなったことへの戸惑いもありました」
懸命に目の前の仕事と向き合い、新たな業務知識を蓄えてきたTaguchi。その背景には、上司や同期の支えがありました。
「融資業務に詳しい直属の上司から、仕事の段取りからお客様とのコミュニケーションの取り方まで、さまざまなことを教えていただきました。また、大きかったのが、私より先に大館支店に転勤してきていた、同じチームの同期ふたりの存在です。課題に直面した時に気軽に相談できる存在が近くにいたことは、大きな励みになりました」
憧れの上司や、異動後も連絡を交わすお客様の存在がモチベーションに
不慣れな業務を克服し、提案活動にも少しずつ手ごたえを感じるようになれたと話すTaguchi。忘れられない成功体験がありました。
「ある企業のお客様から相談を受けた時のことがとくに印象に残っています。案件の決裁を得るためには、秋田銀行が取り組むべき明確な理由や、お客様の返済計画をしっかり把握しなくてはなりません。お客様へのヒアリングを重ね、誰が見ても納得できるよう、わかりやすさを徹底的に意識して提案内容をまとめた結果、大きな案件の決裁を得ることができました。これをきっかけに経験値が高まり、自信も深められたと感じています」
入行以来、粘り強く地道に努力を重ねてきたTaguchi。その原動力となってきたのが、尊敬する上司の存在でした。
「船越支店時代の上司のことを、今でもとても尊敬しています。仕事の手際が良く、ミスなく仕事を完遂できる高いスキルの持ち主であることはもちろん、メンバーが成果を出すと『すごい!よくやったね!』と褒めながら長所を伸ばし、悩んでいる時は優しく声をかけてくれる方でした。
その上司がしてくれていたように、現在は後輩たちから投げかけられた質問にしっかり耳を傾けたり、困っている姿を見つけたら積極的に声をかけたりするよう心がけています」
一方、お客様に助けられる場面も多いと話すTaguchi。一人ひとりと誠実に向き合うことが、やりがいにつながっています。
「船越支店時代に担当していた方から転勤後も連絡をもらったり、お手紙をいただいたりするなど、お客様にも支えられています。就活時に想像していた通り、これまでさまざまなお客様と接することができました。同じ組織にいながらこれだけ幅広い世界を見られる仕事は、そうないと思っています。
しかし、お客様のニーズに応える提案ができなければ、成果に結びつきません。ただお客様とお話しするだけでなく、お客様の事業や業務への理解を深めることを、銀行員として常に意識しています」
県内の企業や個人のお役に立てることが醍醐味。信頼される相談相手をめざして
2024年でTaguchiはキャリア6年目を迎えます。ここからの目標は、現状に満足することなく、よりいっそう成長を遂げ、お客様から信頼される存在になること。
「『Taguchiさんなら、どんなことでも気軽に相談できる』と思っていただける存在になりたいと思っています。そのためには、さらに経験を積んで、幅広い知識を身につけなくてはなりません。船越支店時代から銀行業務検定やFPなどの資格取得に取り組んできましたが、今後も継続して新しいことに挑戦していきたいです」
現時点ではさほど詳細なビジョンはまだ描いていないと言うTaguchiですが、これからも秋田銀行でキャリアを重ねていくつもりです。
「もし今後、自分に何かしらのライフイベントが発生した場合は、今のような業務ができないかもしれません。今のうちにさまざまな支店や業務を経験しておきたいという想いはあります。
当行ではキャリア形成を支えてくれる人事制度が充実しているので、それらも積極的に活用しながら働き続けられたらと考えています」
入行前から大切にしてきた、「秋田に貢献したい」という想いを少しずつかたちにできていると話すTaguchi。秋田での就職をめざす学生に向けて、こんなメッセージを送ります。
「業務を通じて、県内企業や県内で暮らす個人のお客様、秋田に関わりのある方に何かしらのかたちで貢献できるのが、銀行で働く醍醐味です。また、秋田県といっても地域ごとに土地柄、人柄が異なり、転勤する先々でさまざまな出会いがある点にもおもしろさを感じています。『秋田県のために働きたい』という想いを共有できる方と一緒に秋田銀行で働けたらうれしいです」
銀行業務を通して、愛する地元秋田に恩返しをするために。Taguchiはこれからも、目の前にいるお客様と誠実に向き合いながら、成長を続けます。
※ 記載内容は2024年3月時点のものです

