スポーツ少年が味わった人生初の挫折。負けず嫌いの性格で奮起し、1年後は名門大学に
7歳上と5歳上の兄がいる3兄弟の末っ子として育ったChiba。家族全員がクロスカントリースキーをするスポーツ一家で、兄たちは全国トップレベルの選手。その影響を受け、Chibaも小さい頃から体を動かすことが大好きな少年でした。
「公園で友達と野球やサッカーをしたり、学校の休み時間にドッジボールをしたり。中学では、夏は陸上部の長距離種目、冬はスキーをやっていたのですが、高校では陸上1本に絞って練習に励みました。
でも、2年、3年の時は両膝の怪我に悩まされ、あまり練習ができなくて……。結局大きな成績は残せず、引退することになりました」
高校生活の多くを部活に打ち込み、引退後も勉強に身が入らなかったChibaは、あまり勉強することなく大学受験を迎えます。
「受験勉強が全然足りていなかったので、案の定どこの大学も落ちてしまって……。それまでの自分を振り返っての後悔や恥ずかしさ、同時に『親に申し訳ない』という感情が溢れてきたんです。そこから浪人する決意をして、死に物狂いで勉強しました」
浪人時代を「人生で一番勉強した時期」と振り返るChiba。その努力が実り、1年後には見事志望する大学に合格します。
「それまで大きな挫折を経験したことがなかったので、どちらかと言えば自己肯定感が高いタイプでした。でも、自分の努力が足りなくて悔しさを味わったことが、人生の大きなターニングポイントになったと思います。
私はよく周りの人から『飄々としている』と言われますが、実はとても負けず嫌いな性格。このまま終わりたくない、頑張った分だけ報われるはずだと信じて、1年間朝から晩までみっちりと勉強し、志望校に合格できた時は本当に嬉しかったですね」
入行3年目で新規事業支援を経験。若手のうちからやりがいのある仕事に携われる
就職活動を始めた当初、Chibaが抱いていたのは「お金持ちになりたい!」という安直なイメージ。そこで、金融業界や不動産会社を中心に業界・企業研究を進めていきました。
「最初は単純に『お金が稼げる仕事がしたい』と考えていたのですが、企業研究をする中でNISAのような投資制度や資産形成の方法、土地の選び方や売買の仕方など、大学の授業では学べなかった実践的な経済の知識を得ることが新鮮でおもしろくて。
しかも、自分の生活にも直結する話でもあるので、知らないと損をする情報だと感じ、働きながらそうした知識や情報に触れられる銀行員という職業に興味を持ったんです」
銀行員をめざすと決めたChibaが迫られた、もう1つの決断──それは、大学のある仙台で就職するか、それとも地元・秋田に戻るかという選択でした。
「仙台の方が就職先の選択肢は多いし、街も大きい。だから最初は仙台で働こうかと考えていました。でも、兄2人は東京で就職し、地元に戻ってくる予定はなかったので、兄弟のうち自分1人ぐらいは親の近くにいてあげたい、という気持ちもありました」
地元に戻るか否か、迷っていたChibaが出会ったのが秋田銀行の採用担当者。企業説明会で話を聞くうちに、ふるさとで働く楽しさや企業風土の魅力を感じたと言います。
「当時は今ほど売り手市場ではありませんでしたが、秋田銀行の採用担当の方は学生の立場に寄り添ってくれて、人の温かさを感じたんです。たとえば、転勤が不安だという相談をすると、『いろんな場所で働くことで、多くのお客様や仲間に出会える可能性が広がり、自分の成長にもつながるよ』と教えてくれて。
秋田銀行なら、自分をしっかり見てくれる人がいて、地元のために働きながら成長できると確信し、入行を決めました」
こうして2018年、Chibaは晴れて秋田銀行に入行。最初の2年間は泉中央支店で融資係として個人のお客様向けのローン業務を担当し、その後大館支店で法人向けの事業性融資業務に携わりました。
「入行して1、2年目は、銀行の基本的な業務をひたすら覚えたり、先輩に同行して話法を学んだりという期間でした。覚えることは幅広く、それをもとにお客様にオーダーメイドでご提案しなければならないので、最初はとても苦労しました。でも、この基礎を大事にしたからこそ、その後の成長があったのだと今は思えますね」
下積みの苦労が報われ、銀行員という仕事のおもしろさを味わえるようになったのが、大館支店時代。Chibaは、とくに印象に残っている案件があると語ります。
「コロナ禍の影響で売上が減少していた会社の社長から、新たな事業の柱を作りたいという相談がありましたので、上司と一緒に事業計画書を見せてもらいました。総事業費が多く、全額のご融資は難しかったので、国の補助金制度を利用して設備導入を進めることにしましたが、私自身も初めての手続きでしたので、補助金制度について徹底的に調べ、社長と一緒に準備を進めていきました。
補助金は厳選された企業にしか支給されないものでしたが、無事申請が通り、社長と一緒に喜んだことは今でも忘れられないですね」
この経験を通じて、新事業立ち上げの楽しさや、顧客との信頼関係の重要性を学んだというChiba。また、若手時代からやりがいのある仕事を担当できるのは、地方銀行の魅力でもあると感じています。
「一般的な企業だと、入社3~4年目の社員が取引先の社長と一緒に何かをやり遂げる、という経験はなかなかできないのではないでしょうか。その点、秋田銀行では若手のうちから責任ある仕事を任せてもらえますし、さまざまなお客様と関わることができる環境があります。
もちろん、まず基礎をしっかり学び、お客様から信頼を得ることが大前提ですが、自分の努力次第でやりがいのある仕事に挑戦できるチャンスは多いと思いますね」
お客様との距離が近く、地域の課題解決に直接貢献できるのが秋田銀行で働く魅力
2024年4月からChibaは人事部に異動し、新卒採用を担当しています。支店から本部へという予想外の辞令だったものの、採用という業務に取り組めることは前向きに捉えています。
「私自身が就活で採用担当者を通して当行の魅力を知ったので、採用業務には少し興味がありました。支店時代にも学生向けのインターンシップに先輩行員として参加し、学生の質問に答えたこともあったので、そうした経験は活かせそうだなと。
人事部での主な業務は、採用選考のフロー管理、内定者向けイベントの企画・実施、さらにインターンシップの企画や、採用に関する新施策の企画など、多岐に渡ります。こうした採用活動を通じて、秋田銀行の次世代を担う人材確保をめざしています」
採用担当として学生と接する中で、Chibaは現在の就活事情と自身の経験との違いに気づきます。
「今の学生の就活は、私の時代とは大きく異なっています。売り手市場のため、学生側はスカウトメールを待つだけで良かったり、Web上で多くの情報が得られるので合同説明会への参加者が減少していたり。
ただし、実際に会って話を聞くと本質的な不安や関心事は自分の時とあまり変わっていなくて、学生の皆さんも会社の雰囲気や仕事のやりがい、配属先などを気にしていました。一度接点を持てば、私の経験を共有し、銀行の魅力を伝えられる自信はあるのですが、最初の接点をどうつくるかが今の一番の課題ですね」
Chibaは、秋田銀行の魅力や地元で働く魅力について、自身の経験を踏まえてこう語ります。
「秋田銀行の魅力は、お客様との距離が非常に近いことです。『秋田銀行のChibaさん』と親しみを込めて呼んでもらえて、個人・法人問わず長年に渡って信頼関係を築いてきたからこそ、若手行員でも重要な仕事を任せてもらえるのだと感じます。
また、地域が抱える課題にダイレクトに関われるのも当行で働く魅力の1つ。たとえば、人口減少で働き手が減っているという課題を解決するために、秋田銀行では『キャリピタAKITA』という採用ポータルサイトを運営しています。また、企業の後継者不足という問題を支援する専門チームがあるなど、これまでの金融機関という枠を超えて秋田の課題に寄り添い、貢献できるのは大きなやりがいですね」
攻めの採用スタイルで、秋田銀行の魅力を学生たちにもっともっと伝えたい
営業店担当者として、人事担当として、お客様や地域の人々、学生たちと向き合ってきたChiba。仕事をする上で大事にしている価値観があります。
「まずは相手の話をしっかり聞くこと。そして、話している本人も気づいていない気づきを与えられるか、が重要だと考えています。たとえばお客様から相談を受けた時、実はお客様自身も気づいていない別の課題が見えてくることがあります。それに気づき、本質的な課題解決を提案できてこそ、頼られる存在になれるのではないでしょうか。
採用業務の中で学生たちの話を聞いていると『地方銀行の将来性が不安』という考えを持っている人が多いと感じます。でもそれは先入観であり、秋田銀行はこんな強みや実績があると伝え、魅力が正しく伝わるように心がけています」
Chibaは、今後の展望についても熱く語ります。
「採用担当としては、学生たちにもっと当行のことを知ってもらい、秋田銀行のファンを増やしたいと思っています。そのためには、学生たちの興味を惹く採用動画を発信したり、県外各地での説明会を開催したり──これまで以上の攻めの採用スタイルを展開したいと考えています。
そして長期的目線で言えば、やはり営業店でお客様を支援する業務も頑張りたいと思っています。人事部という本部業務を経験したことで、当行全体の取組みや金融機関を取り巻く環境など、新しい情報や気づきをたくさん得られたので、それらを営業活動にも活かしたいと思っています」
最後にChibaは、就職活動に臨む学生に向けて、メッセージを贈ります。
銀行と聞くと堅いイメージがあるかもしれませんが、実際に採用イベントに参加してくれた学生からは『これまで持っていた銀行のイメージとは全然違いました』という声をよくいただきます。
これはどんな業種、企業にも言えることですが、先入観を捨ててまずは体験してみる、調べてみることで得られる気づきはたくさんあるはずです。だからこそ、一度秋田銀行の説明会やインターンに参加してほしいし、参加することで秋田銀行がどのように企業を支え、地域にどんな価値を提供しているかに気づいてもらえると思います。
たとえ結果として他企業に入社することを選んだとしても、より多くの方に秋田銀行の魅力を伝え、ファンになってもらいたいです」
※ 記載内容は2024年10月時点のものです

