人口減少が進む秋田で人材課題に向き合う。地域価値共創部がめざす課題解決の道
秋田銀行の地域価値共創部に所属するMiuraは、銀行の伝統的な金融業務とは異なる領域で、地域の課題解決に取り組んでいます。
「私が所属している地域価値共創部は、非金融分野の仕事を担当する部署です。秋田が持続的に発展していくために、今ある地域課題を起点に秋田の魅力をどのように伝えていくのかを考えながら取り組んでいます」
部署内には7つのチームが存在し、地方創生にまつわる様々な事業を行っています。海外ビジネス支援や洋上風力産業支援を担当するチーム、Miuraが所属する総合人材支援チームなどがあります。
「秋田県は人口減少が最も進んでいる県です。私たちのチームは、銀行の取引先企業の人材課題について一緒に考えていく役割を担い、業務効率化による人材の有効活用や社内育成の支援など様々な課題に向き合っています。
日々の業務は、営業店からの相談を受けて企業の課題をヒアリングすることから始まります。採用の相談で訪問しても、実は人材育成に悩んでいたりすることもあるので、入り口がどこであっても話を聞くと他の悩みも見えてきます。そのため、案件は長期的な関係性の中で進めていくケースがほとんどです」
仕事をする上では、地域金融機関として長年築いてきた信頼関係を大切にしているというMiura。
「企業が悩みを相談できる相手は 、そう多くありません。経営者の方は、一人で悩みを抱えてしまう傾向があるんです。
そうした状態の中でも、悩みを相談していただけるのは、地域の金融機関として長年築いてきた信頼関係があるからこそ。
その認識を持った上で、誠実に向き合い、同じ目的のために一緒に取り組んでいくことを大切にしています」
再発見した地元愛。首都圏での就活から秋田へのUターンを決意
秋田で生まれ育ったMiura。高校卒業後、大学進学を機に首都圏へ上京し、4年間を過ごしました。そして、周囲の影響もあって首都圏で就職活動をスタートさせます。
「就活を始めた時は、東京の大学にいました。周りも当然のように首都圏で就活をしていたので、私も東京で就職するのだろうと最初は思っていました。しかし、いくつもの企業を受けていくうちに、本当に大切にしているものは何かを考えるようになったんです。
自分自身が好きなものに立ち返ると、地元に愛着を持っていることに気がつきました。大学時代も友人を何度か招いて秋田を案内するなど、地元がとても好きだったんです。
秋田の魅力は、人の温かさや自然の豊かさ、四季の移ろいを身近に感じられること。 そうした環境を大切にしながら働きたいと思い、秋田に戻る決心をしました」
秋田での就職活動中、Miuraは地元の持続的な発展について考えを巡らせます。
「持続的に地元が良くなっていくためには金融面での支えが必要だと思い、銀行へ応募しました。複数の銀行を検討する中で秋田銀行を選んだ決め手は、地元でのシェア率の高さでした。より多くのお客様と関わることができれば、チャレンジできる業務の幅も広がる。自身の成長が、そのまま地元秋田への貢献につながると思ったんです」
秋田銀行に入行後、最初の2年間を仙台泉中央支店で過ごします。1年目は窓口業務からスタートして個人の資産運用、法人業務と様々な業務を経験していきました。
「若手のうちはいろいろなことを経験させてもらえます。個人の融資を担当したり、法人営業を担当したり。営業店での経験は、お客様との直接的なつながりを持つことができ、取引先の担当の方とは密に連絡を取り合う間柄でした」
とくに印象深かったのは、お客様との信頼関係が深まっていく過程です。
「最初はお話いただけなかった悩みを打ち明けていただくと、信頼いただけたのだと嬉しい気持ちになりました。同時に、私たちができることは何だろうかと考え、提案するようになりました。営業店でのそうした経験が今につながっていると思いますし、貴重な経験だったと感じています」
地域価値共創への挑戦。キャリアの転機がもたらした新たな地域貢献
営業店でのキャリアを着実に積んでいったMiura。本部業務へのチャレンジを希望し、地域価値共創部へと異動することになります。
「秋田銀行は、キャリアについて定期的に面談をする機会を設けています。今後について上司と話しながら、どんな経験をしていきたいのか意向を伝えることができるんです。
営業店では担当地域のお客様を中心とした業務でしたが、より幅広い視点で仕事がしたいという想いがありました。また、本部経験のある上司から『秋田銀行をもっと知るなら、営業店と本部業務を両方経験してもおもしろいんじゃないか』というアドバイスをもらいました。
そうした希望を伝えたところ、本部へと異動することができました」
異動後は、まったく異なる仕事や働き方に直面したと言います。
「最初はやはり苦労しました。今まで経験した業務ではない、金融とは異なる新しい知識を身につけるため、先輩の仕事を見て学びながら、勉強を重ねていきました。時には、人材紹介会社の研修を受けたりOJTで学んだり、外部研修を受講しながら、知識を深めました」
そして地域価値共創部として、2つの新しいサービスのリリースに携わりました。1つめは秋田県内の就職・採用ポータルサイト「キャリピタAKITA」です。
「正式リリースの約半年前に配属され、サービスの最終組み立て段階から参加しました。システムの仕様検討や広告展開の方法を考えるだけでなく、リリース後も企業と求職者双方の登録促進やより良いサービスにするための施策を考えるなど、2年経った今でも試行錯誤を続けています」
2つめは、2024年4月にリリースした企業向け社員研修サービスです。このサービスは、「キャリピタAKITA」の運営を通じて採用後の人材育成支援の重要性を実感したことがきっかけとなっています。
「現在は管理職向けに部下とのコミュニケーション研修や若手向けのビジネスマナー、ホスピタリティ研修などを提供しています。企業からの相談を受けながら階層別に必要なテーマを設定し、経営者の方や人事担当のご要望にお応えしています。人材に関するお悩みは尽きないですね。
前例のないサービスを提供することはとても大変でしたが、それが同時にやりがいにもなりました。今後の課題に対してどう向き合っていくか、新しい可能性をどう広げていけるかを日々考えることは私にとっての『挑戦』であり、自分の意見が反映される環境で仕事ができることにやりがいを感じています。周囲のサポートにも感謝しながら、これからの展開についても考えを巡らせています」
秋田の未来を変えていく──地域密着型金融の次なる挑戦
秋田で働いているからこそ感じるやりがいがあるとMiuraは熱く語ります。
「秋田県は課題がたくさんあるからこそ、できることがまだまだあるのではないかと思っています。それを一緒に考えていける、変化が必要なタイミングにあることが魅力です。
首都圏と地域とでは働くことの本質が違うと思っています。秋田で働くからには、秋田県の将来を考えながら仕事をするので、地域との結びつきが強い職場だと思いますし、その大切さを噛み締めながら業務に携わっています。本部だけでなく営業店においても、取引先企業の新しい取組みや継続的な成長を支援することで、地域の発展に貢献していきたいと考えています」
また、秋田銀行には地域の課題を解決するために新しいアイデアを実現できる環境が整っていると続けます。
「決められた仕事をこなすだけでなく、『○○に変えていきたい』『○○に変われば秋田が良くなる』といった想いを持って仕事に臨み、アイデアを提案したい方はこの仕事に向いていると思います。新しいことにチャレンジしたい方とぜひ一緒に働きたいですね。
私自身も、現在の人材育成に関する業務についてまだまだ発展の余地があると考えています。将来的に営業店に戻ることもあるかもしれませんが、その際には経験したことを活かしながら、お客様に向き合っていきたいです。
地域の経営者の方々にとって、私たちが一番の相談相手になれることが、秋田銀行員としての大きな価値だと考えています」
地元への愛情と、お客様への真摯な想いを持つMiura。地域の金融機関だからこそできる新しい挑戦を続けながら、これからも秋田に貢献していきます。
キャリピタAKITA HP
キャリピタAKITA公式Instagram:https://www.instagram.com/caripitaakita/
※ 記載内容は2024年11月時点のものです

