未経験から1年で事業責任者に。26歳・メディア部のホープ
マーケティング本部メディア部の高橋 稔輝は、2021年11月にマーケター未経験でトゥエンティーフォーセブンに入社した。マーケターとしてのキャリアは1年少々でありながら、新規顧客獲得を主としたマーケティング施策に幅広く携わる。
高橋 「現在はMEO、SEO施策の実施・改善を中心に、一部Web広告やアフィリエイト広告の運用、オフライン施策、LPO、EFOなどにも関わっています。最近ではそれと並行して、新規事業を企画し提案するといった、事業開発の領域にも足を踏み入れています」
新規事業の企画提案は本来彼のミッションではなく、通常業務のかたわら、自らやりはじめたのだと言う。そのかいあって、高橋は新たに発足したプロダクト企画・新規事業開発チームにアサインされ、ある事業の責任者にも決まっている。強い意向と、前のめりで成長意欲の高い仕事ぶりからの抜擢だった。
高橋 「入社前から新規事業をやりたいと言い続けてきましたからね。現在も毎週、マネージャーに提案の機会をもらっています。『低糖質食品のキッチンカー』や『太るジム』、『まったく違う業界との業務提携』など、さまざまな案を出してきました。今のところ、9割以上がボツですが(笑)」
その積極性はマーケターとしての成果にも表れ始めている。メイン業務の一つである広告運用では、先月も目標を超えた実績を出した。しかし、本人は現状に満足していない。
高橋 「将来的には自分で事業を興し、マーケティングの設計からやりたいと思っているので、それを考えればまだまだです。もっともっといろんなことに挑戦したいと思っています」
広告運用と新規事業。ヘビーな二つの業務を掛け持ちしながら、本気でそんなことが言えるのは社内でも高橋くらいだ。
彼が“成長”にこだわる理由は、動悸が止まらなくなるほどの過去の挫折
高橋 「僕は前職で挫折を経験しましたが、その分早くから自分の『できなさ』と向き合うことができました」
そう話す高橋が新卒で入社したのは、就職先の人気ランキングにも名を連ねる、IT系のメガベンチャー。提案営業職として有名企業を相手に、デジタルマーケティング系の商材を用いて大きな予算を扱う日々。高橋の営業成績は、毎期右肩上がりだった。
高橋 「でも成果を出せるようになるまで、本当に辛い時期があったんです。周囲と比べて自分ができないことが多く、その度に指摘をもらって劣等感が膨れ上がりました。また、理想の姿とのギャップから焦り、周囲の期待に応えられないという無力感も募って、自分に自信が持てなくなりました。ついにはある日動悸が止まらず、ベッドから起きられなくなってしまったんです」
追い詰められた高橋は、このままではいけないと、真剣に自分と向き合ったと言う。
高橋 「人から言われたことにばかり応えようとするから、それができないと自分を否定してしまう。そしてさらに身動きがとれなくなる。だからまずは、自分で自分を認められるようになろうと思いました」
自分を認めるために必要なこと――高橋の出した結論は「成長すること」だった。今までできなかったことができるようになった、知識が増えたなど、わずかなことでも自身の成長を実感することで、少しずつ劣等感が消えていったという。
高橋 「それまでの僕は前のめりなようで、『上司に要求されたから』『周りもやっているから』など、どこかやらされている感があったように思います。でも“成長”を念頭に置くと、『自分の介在価値を出すにはどうすれば良いか』『成果を最大化するには自分は何をすべきか』など、自分を軸にして考えられるようになりました。
意識が変わると行動も変化し、次第に成果にもつながるようになりました。そうすると、仕事が楽しくやりがいのあるものになったんです」
“成長”を目指したことをきっかけに前向きな姿勢を取り戻した高橋。
しかし、高橋はここでさらに新たな壁にぶつかる。前職の環境ではやりたいことと実際にやれることに、ズレがあることに気づいたと言う。
高橋 「自分にとって、大きな会社は動きづらいと感じました。事業やプロジェクトの全体像が大きく見えづらいので、自分事化しにくく、自分の成果としても受け止めにくい。また、新しいことをどんどん経験していきたいのに、それも限界がありました。“成長”のために動けば動くほど、前職は今の自分にマッチしないと考えるようになったんです」
新卒3年目の夏。高橋は初めての転職を考え始める。
高橋 「もっと多くのことに挑戦できる場所に行きたい、と思いました。そしてより自分の介在価値を感じられて、自分の成長が企業の成長に直結するような。さらにその会社の事業内容・ビジョンに共感できることも大切でした。興味関心の持てない事業に携わるのは、僕の気持ちとしてやり切ることが難しく、成長には遠回りだと感じたためです。
実際に転職活動を始めると、そのすべてにぴったり当てはまったのが唯一、トゥエンティーフォーセブンでした」
転職に後悔はまったくない。今でもそう言い切れる環境
トゥエンティーフォーセブンに入社した高橋は、自分の判断は間違っていなかった、と感じたと言う。
高橋 「まずは“裁量がある”ということの意味を実感しましたね。良くも悪くも、前職では自分が大きな判断をする場面はほとんどありませんでした。でも今は仕事一つひとつ、自分の力や考えで進めることができますし、その分成果を出せたときには素直に喜べます。
そして何より、入社1年程度で新規事業開発に携わらせてもらえるようになりました。今のところ、入社前に描いていたものとのギャップはありません」
加えて、想像していた以上に充実感を覚える瞬間もあると言う。
高橋「マーケティングの川下まで見ることができるのは嬉しいですね。前職では、コンバージョンの先にいるお客様について深く知ることはできませんでした。広告を用いて新規獲得したお客様が、どんな想いでそのサービスや商品を選んだのか。そのサービスを通じてポジティブな変化があったのか、逆に不満やさらなる要望はないのか。
そこまで追いかけることができるのはtoCの事業会社で、マーケティングの領域を幅広くカバーしている当社ならではだと思います」
そんな環境で、高橋は「1年前の自分より成長できている」とはっきりと口にする。
高橋 「当社は整っていない部分もありますが、その分やれることは本当に多く、挑戦させてもらえる社風です。実際に、新規事業のプロモーションから他部署を巻き込んだMEO対策、サービスサイトのUIUX改善など、この1年間、自分発信で始まった施策は数多くあります。
また、市場が成熟し競合が増える今、マーケティング本部全体で新しい取り組みをたくさん行っています。そのチャンスが自分のような若手にも回ってくるのは、やはり魅力です。前職が大きい会社だったので、転職活動をしていたころは知人や親戚にやんわり止められたこともありましたが(笑)。トゥエンティーフォーセブンに入ったことに、今でも後悔はまったくありません」
「人を動かす“パッション”の要素も伸ばしたい」2年、3年、その先の未来。
高橋は自らの未来を明るく語る。将来的な目標に向けた、今後の展望を聞いた。
高橋 「マーケターとしてまだまだ成長しなければなりませんし、事業開発担当としても本格的に動き始めたばかりです。直近はまず、広い意味での『データ分析力』を磨きたいですね。必要なデータを素早く的確に集め、論点を導き、そこから実施したアクションを振り返る。これを高速で回すことが、マーケターにとって重要なことだと思います。
また一方で、そういったロジカルなスキルだけでなく、人を動かす“パッション”の要素もしっかり伸ばしていきたいです。データ分析、収支計画の策定といったロジカルな要素と、想いややり切る力、そもそもの人間力などの“パッション”。この二つを高いレベルで揃えることで、大きな事業やプロジェクトを進めていけるのだと思っています。
そして、2、3年以内には自分がやり切った、という事業を一つは作りたいですね。成否にかかわらず、とにかく一個やり切ることを中期的なゴールにしたいです」
そして、と、高橋は今日何度となく口にした言葉を繰り返す。
高橋 「その過程でも、“成長”を目指して一つでも多くの挑戦をしていきます。勝ち負けや成功など、結果には自分がコントロールできない要素も大きく影響しますが、行動だけは自分次第。待っていてはチャンスは転がってこない、待っていても成長できないということを胸に刻んで、常に考え、常に自分から行動していきます」
2023年現在、高橋は26歳。何年もしないうちに、“成長”し続ける彼の見る景色は変わっていることだろう。
