謙虚できめ細やか。クリエイティブチームを率いる堀の社内評判

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堀は現在、広告運用を扱うマーケティング本部メディア部に所属し、広告クリエイティブチームのリーダーを務める。

堀 「当社が運営するすべての事業のLPやバナー広告などのクリエイティブ制作に携わり、制作会社や広告代理店に依頼した制作物のディレクション、新しいクリエイティブの訴求開発を行っています。また制作して終わりではなく、PDCAを回しながらより集客率の高い制作を目指しています」

トゥエンティーフォーセブンのクリエイティブチームは、実際の制作やディレクション以外にも、広告ごとの数値分析や、施策の企画も担う。

堀 「当社のクリエイティブチームなら、企画や設計などの上流から、制作や進行の下流まで経験できますよ。その分、自分で学び発信していく姿勢が必要ですが。

私もメディア部に来たころは、広告領域の知識がほとんどなかったので大変でした」

堀はもともとCRM部のセールスライターとして入社しており、メディア部に異動したのは約2年前。今ではCRM部にいた期間より、メディア部での経験の方が長くなった。

堀 「それでもまだまだ力不足、経験不足を感じることが多いです。マーケティング本部のフォロー体制には非常に助けられていますが、早く上長に負担をかけない形でプロジェクトを進められるようになりたいです。直近の目標ですね」

堀が自らをそう語る一方で、同僚たちは堀を“非常に総合力の高い人物”だと話す。とくに、片方に得意領域が偏ることも多いディレクション(進行)とクリエイティブ(制作)、そのどちらも堀は高いレベルでこなすという。

ディレクションで言えば、圧倒的な作業量があるクリエイティブチームの進行を、堀は毎回遅延なく確実に行う。

堀 「ディレクションでは、常に“間に合わせる方法を考えること”を徹底しています。遅延は主に差し込みのタスクが原因ですが、差し込みタスクは絶対に出てきてしまうものです。

『締め切りを延ばす』『クオリティを下げる』といった選択肢はあり得ませんから、間に合わせるための段取りを毎回細かく考え直します。タスクを細分化して優先順位を組み直し、動く前に上長にも相談して、確実に進行していきます」

また、クリエイティブについても評価が高い。上長の一人は堀の制作物について、「商品の良さ・魅力を伝える“ウリ”は何か、を的確に押さえている」と評する。また、細かな言い回し一つひとつまでこだわる様子が伺えるという。

社内の評価から見えてくるのは、堀の群を抜いた丁寧な仕事ぶりだ。分析から構成、デザイン、コーディングまでを担うクリエイティブチームで、そのきめ細やかな対応をし続けるのは並大抵ではない。

堀 「そんなふうに言ってもらえるのは嬉しいですが、まだまだスキルも経験も足りていないので……」

謙虚な様子とその仕事ぶりは、どこか共通点がある。

残業時間は20時間!ワークライフバランスとさらなる成長、実現する場所を求めて

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堀に限らず、トゥエンティーフォーセブンのマーケターが持つスキルは多岐にわたる。「上流から下流まで経験できる」環境では、求められるものも多い。

堀 「求められることが多いというのは、学ぶ機会、経験を得る機会が多いということでもあります。私は前職でそれを実感していたので、当社のこの環境はすごく合っていると感じています」

堀は当社への入社を含めて、2度の転職、3社を経験している。新卒で入社した会社のころと現在とでは、仕事に対するマインドから違っているという。

堀 「新卒で入った会社は大手の資材メーカーでした。その業界では有名な上場企業に内定をもらえて、ここなら将来も安泰かな、くらいの気持ちで入社しましたが、当時は仕事をあまり楽しいとは思えませんでした。若手の仕事ということもあり、会社の歯車感が拭えなかったんです」

自分の力を試してみたいと考えるようになった堀は、小さなベンチャー企業に飛び込んだ。そこで初めてマーケティングの実務に触れ、ライターとして、マーケターとして経験を積んだ。

堀 「前職は人数が少ない分、1人でかなりの業務量をこなす必要がありました。個人の裁量が大きく、早くにメンバーマネジメントを経験できましたし、今の自分の仕事の仕方やスキルの基礎ともなっています。たくさんの業務を効率良く、要点を押さえて回すコツもこのころ身につけられたのだと思います」

新たな環境下で力を発揮した堀。しかし最終的に、ワークライフバランスに悩んだ末に転職を決意することとなる。

堀 「仕事には非常にやりがいを感じていたのですが、結婚を機にワークライフバランスを意識するようになりました。子どもができたら、家事・育児にはたくさん関わりたいと考えていたからです。

またそれでいて、さらに成長できる環境に行きたい、という想いもありました」

前職と同様に裁量広く、挑戦できる環境もありながら、家庭やプライベートとバランスを取ることができる場所。トゥエンティーフォーセブンのマーケティング本部がまさにそれだったのだという。

堀 「実際、入社して1年という時期に未経験のメディア部への異動を認めてもらっています。その挑戦自体も、プライベートとの両立も大変でしたが、当時の上長には背中を押してもらいました。

今も新しいことを勉強して積極的に取り入れ、挑戦していくようにしています」

そんな堀の平均残業時間は20時間程度。しっかりとメリハリをつけながら、確実なステップアップを実現している。

思いがけない双子の誕生。父親としてかなえたいもの

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ワークライフバランスの実現を目指し、トゥエンティーフォーセブンへ入社を決めた堀。入社の半年前に子どもが生まれ、3年以上が経った今では家事・育児に積極的な子育てパパになった。

堀 「私の父が仕事一筋のタイプで、子どもの出産にも立ち会わず、おむつ替えをしたこともなかったそうなんです(笑)。

個人的に、私はそうじゃない方がいいな、と思っていました。自分の目で子どもの成長を見て、子どもがいつか巣立ったとき、ちゃんと自分が子どもを育てたという実感がほしいと思ったんです」

その上で、想定以上に育児に関わることになったと続ける。

堀 「実は子どもが双子だったんです。生まれてすぐの妻の負担はとんでもないものでした。腕が2本では双子は到底育てられないと感じましたね。最初は妻を少しでも助けられたらという気持ちでした」

また、コロナ禍でリモートワークが推進されたことが後押しとなり、さらに家事・育児に関わる時間も増えたという。

堀に家庭での役割を聞いた。

堀 「毎朝、家族の中で一番に起きて朝食づくりをしています。その後、子どもたちに食事をさせて支度をし、保育園へ送るのも私の役目ですね。

コロナ禍で保育園へ登園させられない日などは、リモートワークをしながら子どもをみることもありました。Web会議中に子どもの声が入ってしまうなど迷惑をかけてしまうこともありましたが、上司の理解もあり、また仕事にはもちろん支障が出ないように取り組めていたこともあって、チームの皆さんも温かく見守ってくれました」

堀の上司の一人は、堀と同じく幼い子どもを持つ“パパ”だ。

堀 「上司とはこの前も子どもの成長や変化について話をしました。

先日も食品事業部の男性が4カ月の育休に入りましたし、性別に関わらず育休取得や話ができる雰囲気は当社の良いところの一つだなと思います」

そんな環境で、リモートワーク中には、子どもが初めて立って歩いたところに立ち会えたという堀。“子どもの成長を見ること”、“子どもを育てたという実感を得ること”、トゥエンティーフォーセブンでの日々の積み重ねが、それを実現させつつある。

仕事と家庭。どちらか一つではない、“ワークライフバランス”

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仕事もプライベートも充実させる堀に、今後の目標を聞いてみた。

堀 「今後はより上流の工程に携わりたいと思っています。現在は他のチームの方針に従ってクリエイティブチームが制作を行いますが、自ら上流に加わり、プロダクト開発や検証項目の設計から考えていきたいです。

それからもう少し未来では、人を導けるような人になりたいです。メディア部に来たころ、私が導いてもらったように、初めて広告やクリエイティブに触れる人に対して、成長を促してあげたいと思っています。どちらの目標のためにも、まだまだスキルや経験が必要です。

そして、家庭をしっかり守っていくためにも、自分自身がマーケターとしてさらに成長していかなくてはならないと強く思っています。

設計から携われて人を導ける。そんな“広告クリエイティブのプロ”を目指しながら、仕事だけでもない、自分の働き方を続けていけたらと思います」

マーケターとして、そして家庭を守る父親として。両方の視点とバランスを持って、堀はさらに成長していく。