AIエージェントでデータ基盤を革新。驚きと価値を届けるソリューション開発
私が所属しているIP Hubは、AIプロダクトやAIソリューションの開発・運営を担う部署です。部署のミッションは、データ基盤へのAI活用によってお客様が求める価値を最大化すること。これまでBI・DWH領域のSI事業が中心だった事業ポートフォリオを、プロダクトや生成AI領域へと広げていく役割を担っています。
現在手がけているのは、データ基盤のメタデータをAIエージェントによって自動生成するソリューションの企画・開発・提供です。メタデータとは、データそのものではなく、そのデータの意味や構造を説明する情報のことです。
社内ドキュメントや実データをもとにAIエージェントがメタデータを自動で整理・作成することで、「このデータはどんなデータなのか・どう使えるか」をすばやく把握できるようにします。これにより、データや関連ドキュメントの検索性が高まり、これまで属人化していたメタデータ整備作業の負担を大幅に軽減すること、さらにはメタデータの整備によってお客様のデータ活用を促進させることを目指しています。
仕事をするうえで大切にしているのは、「お客様にとってしっかりと価値を提供しつつ、驚きや面白さも届けること」です。プログラムやAI、データ活用の面白さは、人には出せないような爆発的な生産性で仕事を進められる点にあると思っています。その体験をお客様と共有しながら、現場の悩みや課題を解決できたとしたら、それはとてもやりがいのあることだと感じています。
お客様の声から形にしたソリューション。コンセプトを成果につなげる責任とやりがい
今までの業務で印象に残っているのは、メタデータ自動生成ソリューションの立ち上げプロジェクトです。
きっかけは、あるお客様への提案でした。「データ分析をAIで行いましょう」と提案したところ、「それ自体はいい話だが、同時にメタデータの整備も必要になる。ただ、整備には工数がかかるため、すぐには始められない」というお話をいただきました。
当時はすぐに解決策を出せませんでしたが、これは今後、多くの企業で共通して生じる課題だと感じました。そこから技術検証を重ね、他のお客様との対話を通じてニーズを深掘りし、営業や社内エンジニアと連携しながらソリューションとして形にしていきました。その結果、提案から受注につなげることができ、現在は実際の案件として動いています。
お客様の声からゼロベースで立ち上げた取り組みが事業として成立したことは、大きな自信とやりがいになっています。案件としてはまだ始まったばかりですが、コンセプトで終わらせず、継続的に価値を届けていくこと、さらにその先の、メタデータ整備の目的である全社的なデータ利活用、AIエージェントのデータ利活用に向けて、引き続き取り組んでいきます。
「生成AIブートキャンプ」で技術力を底上げする
プロジェクト以外の取り組みとして、社内の生成AI領域の技術力底上げのため、「生成AIブートキャンプ」を実施しました。背景として、お客様から生成AI領域での支援ニーズが高まる一方で、対応できるエンジニアリソースが不足していたため、AI案件に参画できる人材を増やすことを目的に始まりました。
内容としては、案件で得たナレッジの共有や技術的なレクチャーに加え、提案やお客様とのコミュニケーションの進め方などを、講義および一部ハンズオン形式で提供しました。その中で私は開発に活かせる技術面の講義を主に担当しました。エンジニア以外の参加もあり、皆さんの関心や課題感の高さを実感するとともに、「面白かった」といった声もいただきました。また、参加者の中から実際に生成AI案件に参画する人も出ており、実利としてもあったように思います。
一方で、まだ草の根的な取り組みの側面もあるため、今後は全社的な展開も必要だと感じています。お客様向けに生成AIシステムを構築できるようになるという側面と、開発業務問わず、日々の仕事の生産性向上のために生成AIを使える体制が必要だと考えています。
いっぱしのジュニアエンジニアのデータ×AI観
今後挑戦したいことは、まず短期的には、担当しているメタデータ自動生成ソリューションの案件でお客様の課題解決にしっかり取り組むことです。とあるお客様の声から始まったこの案件——データ利活用に向けたデータ資産の棚卸しや検索性の向上——を完遂させること。そしてその先で、さらに深くデータ活用に入り込んでご支援していきたいと考えています。
中長期的には、物理世界の問題解決に携わりたいとぼんやり考えています。パソコンの中で完結する仕事は、今後どんどんAIが担うようになると思っています。ソフトウェアによる問題解決の面白さも、ソフトウェアエンジニアという職種も、総量としては縮んでいくかもしれない。だからこそ、もっと手触り感のある領域、日常生活が便利になったり、人の行動や流れが変わるような領域に踏み込んでいきたいです。これは業界を変えたいという話ではなく、「AIが何でもできるようになるかもしれない」という期待感(と、自分たちの仕事がなくなるかもしれないという少しの恐怖心。。)を、現実世界に持ち込みたいというのが自分のモチベーションです。
AIエージェントに仕事を任せ、問題解決を委ねるために、企業はどんなデータを持つべきか、どのような形で蓄積すべきか、どのように検索させ、そのシステムをどのように構築するか——こういった問いに興味がある方は、ぜひジールへジョインしていただきたいです。
ジールは今、AIエージェントという大波の中で、あらゆる部署・立場の人が全社一丸となって、お客様へ価値を提供しつつ、会社として利益を得るために様々な試行錯誤をしています。 その試行錯誤の渦中にいること自体が面白いことだと思いますし、自分もその中で次の形や方向性を作っていくことにスリルとやりがいを感じています。シンギュラリティ前夜とも言える、変化と進化の激しいAI・データ・ソフトウェア業界で、ビジネスチャンスに胸を躍らせつつ、データの新しい形をお客様と一緒に作っていきましょう!
※記載内容は2026年6月時点のものです

