責任者として事業所を統括。所員との密なコミュニケーションが効率的な運営の鍵に
西日本事業部 製造2課 京田辺事業所のHaruta。現在、同事業所の事業所長を務めています。
「京田辺事業所は、プロジェクターやプリンターなどに使用される非球面レンズをつくっている工場です。そのほか車載部品なども製造しています。この工場に在籍している社員は約50名。お客様を含めると300人以上が働く比較的規模の大きな工場で、私はウイルテックの責任者として事業所の運営を行っています」
事業所全体の取りまとめ役として、Harutaが担う仕事は多岐にわたります。
「生産管理や納期調整などが主な仕事です。遅延することなく製品をつくり出荷につなげられるよう、綿密な生産計画を策定した上で、その遂行に向けて任せられている全工程を管理しています。所員のスキルアップのための企画から実行、改善や品質管理などにも携わります。
また、所員の勤怠管理やお客様への請求書作成なども私の仕事です。お客様に対して営業活動をすることも少なくありません」
2020年から事業所長を務めているHaruta。仕事をする上で、一貫して大切にしてきたことがあると言います。
「所員と積極的にコミュニケーションすることを心がけてきました。京田辺事業所には、下は高校を卒業したばかりの10代後半から上は60代まで、さまざまな世代の所員が働いています。性別や年代を問わず、誰とでも良い関係性を築くことを意識して、職場で顔を合わせたときには、こちらから進んで声かけしたり、ときには悩みや相談にのったりするよう努めています」
工程リーダー、工程管理者、そして事業所長へ。挑戦を繰り返したキャリアの道筋
2009年にウイルテックに入社したHaruta。同社との出会いは思いがけないものでした。
「家庭の事情で九州から京都に移ることになったんです。たまたま新しい住まいの近隣にあったのが、ウイルテック。契約社員として入社し、レンズの検査や測定のほか、レンズを加工するための準備作業やその付帯作業なども担当しました」
Harutaにとってウイルテックは2社目。前職で建築関連の仕事をしていたこともあり、室内での作業に当初は戸惑いもあったと言います。
「当事業所の仕事の多くは座ってする作業です。体を動かす仕事に慣れていたので、初めのころはかえって苦労したのを覚えています」
にもかかわらず、10年以上にわたって同社でキャリアを歩み続けてきたHaruta。その理由をこう説明します。
「周囲に支えられてきたからだと思います。当事業所には温かい方が多く、面倒見の良い上司や先輩たちにとてもかわいがってもらいました。人間関係に恵まれたおかげで、長く仕事を続けてこられたと思っています」
入社3年目、Harutaは工程リーダーを任されることに。活躍ぶりが認められての抜擢でした。
「私自身は決して人を引っ張っていくタイプではないと思っていたのですが、リーダーにならないかと声をかけてもらいました。小中学校では野球部に所属し、いずれもキャプテンを任されていたため、もしかしたら自分でも気がついていない資質があったのかもしれません」
工程リーダーとなり、仕事内容は一変。視野が広がるきっかけになったと振り返ります。
「指示される立場から、指示する立場に大きく変わりました。工程全体を見回しながら、納期に間に合わせるために誰にどの仕事を担当してもらうかを決めたり、技術的なアドバイスをしたり。考え方や仕事への向き合い方が大きく変わりました」
図らずもリーダーシップを発揮することになったHaruta。責任者としての自覚が芽生え始めていました。
「当時、ウイルテックの担当工程で働いていた約10人の所員全員が私よりも年上。目上の方に対して注意するのは抵抗があったので、高圧的にならないよう、一人ひとりと丁寧にコミュニケーションを重ね、親交を深めることを心がけました。皆がとても優しく受け入れてくれたので、とてもやりやすかったです。
頼み事をされることが増えるなど、皆が自分を信頼し、付いてきてくれている手ごたえがあり、やりがいを感じながら仕事に向き合えていました」
2014年には工程管理者となったHaruta。慣れない仕事に直面しながらも、さらに責任あるポジションを任され、大きく成長を果たします。
「工程管理者になると、所員の勤怠管理や請求書作成などの仕事も任されます。それまであまり経験したことのなかったPCを使う仕事が増えたため、上司の見よう見まねで習得しました。
また、工程管理者には事業所全体のことを考えた行動が求められます。いかに工程の生産性を高めるかを常に考え、責任ある発言や態度を意識するようになりました」
そして、前事業所長からバトンを受け継いで3年。大きなプレッシャーを感じながらも、周囲に支えられながらここまで大任を果たしてきました。
「工程管理者時代には事業所長の後ろ盾がありましたが、いまは自分がその事業所長。ミスは許されません。自分の発言ひとつで事業所の方針が決まってしまうこともあるため、これまでにない重責を感じていますが、歴代の事業所長や当時の部長から励まされながら前向きに取り組んでいます」
事業所のトップとして、ひとりでも多くの人財が長く働ける組織に
事業所長になって顧客とやり取りする機会が増えたと話すHaruta。任命されたのがちょうどコロナ禍ということもあり、難しい局面が多かったと言います。
「お客様の工場内に事業所があるので、増員の要請や、品質や進捗状況についての提案や相談を直接いただきます。急な増員を頼まれ、近隣の事業所に協力を仰いだり、退職された方に連絡を取って駆けつけてもらったりしたこともありました。
普段から発注の多い時期とそうでない時期がありますが、コロナ禍はとくに急な生産変動への対応が求められました。当社の事情で生産を止めるわけにはいかないので、コロナ対策への呼びかけは徹底して行った記憶があります」
一方、Harutaが事業所長となって2023年で4年目。製造ゆえの難しさを痛感してきました。
「需要には波がありますから、生産量の増減にうまく対応し、ひとりでも多くの方に長く仕事を続けてもらえるような体制を整えていかなくてはなりません。雇用の確保に向けて他部署への営業にも積極的に励むなど、誰もが楽しく快適に安心して働き続けられる環境づくりをめざしています」
事業所のトップとして懸命に組織に貢献してきたHaruta。同社への想いをこんな言葉で綴ります。
「事業所長に任命されたとき、当時の上司からこう言われました。『事業所はひとつの会社。君がそれをうまく運営し、所員たちを食べさせていかなくてはいけない』と。所員を守るのが私の役目。さまざまな人に支えられながらここまでやってきましたが、その恩返しをするような気持ちで、社内で長く培われてきた人間関係をこれからも大切にしていきたいと思っています」
情熱は野心を超えて。これからもひたむきに、与えられた仕事と向き合う
上昇志向はないと言い切るHaruta。これからも与えられた仕事と真摯に向き合っていくつもりです。
「工程リーダーも工程管理者も事業所長も、私にとっては打診されたポジションです。出世意欲はありませんでしたが、引き受けた以上は責任を持って取り組みたいと考えてきました。期待される役割に対して、今後も最大限のことはしていくつもりです」
製造未経験で契約社員として入社し、充実したキャリアを重ねてきたHaruta。未来の仲間に向けて、こんなエールを送ります。
「当社との偶然の出会いの中で、さまざまな考えを持つ方と接する機会に恵まれ、人間的に大きく成長できました。入社時、自分がこんなキャリアパスを辿ることになるとは夢にも思っていませんでしたが、正しい選択だったと今は考えています。
経験がないことを不安に思う必要はありませんし、合うか合わないかは、入ってみなければわからないこと。考えていても先には進めません。ウイルテックに少しでも興味を持たれた方は、迷わずチャレンジしてみてください」
いかなるときも、人とのつながりを軸にキャリアを歩んできたHaruta。これからもこの場所で、次なる挑戦を待ち受けます。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです

