グローバル部門とも連携しながら、クラウドに関する問い合わせに真摯に対応
現在、ヤスコーは、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(以下、日本TCS)のITIS ハイブリッドクラウド部門 に所属しています。
「私たちは大手グローバル企業をクライアントに持ち、社内でクラウド環境を利用したい方へのサポートを行っています。その中でも、私は窓口対応をしているマネジメントチームに所属し、リーダーやサブリーダー、業務委託のパートナーなどを含む5名のメンバーと共にクラウド利用にあたってのマネジメント業務を担当しています。
具体的には、クラウドアカウントの管理、セキュリティルールの適用確認、利用者への通知確認などが多いですね。働き方は基本的にリモートワークで、必要があれば月1日ほど出社します。チームメンバーやクライアントは日本人が多いので 、仕事中は主に日本語で会話をしています」
クライアントからは専用の管理システムを通じて月100~150件ほどの問い合わせが寄せられ、メンバーと協力しながら対応しています。
「問い合わせ内容はさまざまで、アカウント情報の変更といったすぐに対応できるものもあれば、アカウントの基盤づくりのために社内ルールに沿って利用申請を行うなど、数日間かかる複雑な内容もあります。グローバルチームと連携しながら進める場合は、英語でコミュニケーションを取り、セキュリティルール、クラウドの利用料、AI使用に関する問い合わせをすることが多いです。
クラウドサポート業務に関連して、ロール割り当てやVNET(仮想ネットワーク)・VPC(仮想プライベートクラウド)作成の設定準備といった技術的なことや、クラウドアカウントやVM(仮想マシン)のDB更新なども私の仕事です。
具体的には、クラウド利用者のデータを整理して利用実態と合っているかを確認したり、ロール割り当てによってユーザーの登録・削除を行ったりと、利用環境を正確に整備することに努めています」
ヤスコーには、仕事をする上で大切にしていることがあります。
「とくに気をつけているのはリスクを最小限にすることです。ネットワークやクラウドに関わっていると、小さな間違いが後から大きなトラブルにつながる可能性も少なくありません。そのため、他の人が確認できるように作業の記録を残しておいたり、不安に思うことがあればマネージャーに確認したりなど、後からでも状況を正確に把握できるようにしておくことを意識しています。
前職でネットワークエンジニアとして、基地局の管理を行っていた時に、設定に少しでもミスがあると、現場に作業員を派遣するなどの追加対応が発生してしまうことがありました。チーム内でその大変さを目の当たりにした経験から、現在の仕事でも、些細な見落としがないよう、細心の注意を払っています」
「一生学び続けたい」という想いを胸に、アメリカから来日し、未経験でIT業界へ
北海道出身のヤスコーは8歳からアメリカで過ごし、大学では国際学や経済学、フランス語学と幅広い分野について学びました。卒業後は3年ほどオンラインで英語講師を務めていましたが、2022年に来日してITの世界へ飛び込み、ネットワークエンジニアの道を選択します。
「大学卒業後に3カ月ほど、日本で英語を教えるインターンシップに参加した経験がありました。その後も『いつか日本で暮らしたい』という想いがあったため、コロナ禍が落ち着いたタイミングで再び来日しました。その際、以前から興味のあったIT業界に挑戦しようと決意しました。
その理由は、『学ぶことが一生ある』と感じたから。語学とはまた異なる領域で、常に新しい知識を吸収し続けられることに大きな魅力を感じたんです。その中でも、インターネットに必要不可欠なテクノロジーの基盤領域から学びたいと、ネットワーク分野を選びました。アメリカ時代に少しプログラミングに触れたことはありましたが、本格的に勉強を始めたのは日本に来てからです」
日本で最初に入社した会社では、ITの基礎を学びながら語学力を活かせる業務を任されていたヤスコー。そこでネットワークエンジニアとして経験を積み、2024年に日本TCSへの転職を決意した理由をこう話します。
「前職ではTACサポートやQAサポートを担当していました。経験を積むにつれて、よりグローバルな規模の会社で挑戦してみたいと思うようになって。また、ネットワークだけでなく、クラウドの知識も習得して、さらにステップアップしたいという気持ちもありました。日本TCSのことは、もともとインドビジネス文化に興味があったため、名前は知っていました。
前職でもインド出身の同僚が多く、『良い会社だよ』『知り合いが働いているよ』と評判が良かったことも入社の決め手になりましたね」
こうして日本TCSに入社したヤスコー。入社後は、他プロジェクトの研修への参加や、参加プロジェクト内での業務キャッチアップを行う形で実践的なトレーニングを行いました。
その後は、現在までクラウドサポート業務を担当しています。求めていたグローバル企業の規模の大きさを日々実感しており、そんな環境で挑戦できることに喜びを感じています。
担当領域を超えた学びが得られる環境で、技術について視座を高められることが嬉しい
これまで印象に残っている出来事について、ヤスコーはこう語ります。
「グローバルチームと連携しながら、長い時間をかけてクライアントの依頼への対応を無事に完了できた時は嬉しかったですね。グローバル環境ならではの時差もありますし、内容が複雑なものだと一つひとつ確認を進め、数週間かかることも珍しくありません。だからこそ、やり遂げた時の達成感は大きいです」
マネジメントチームでの仕事を通じて自身の成長も実感しています。
「私たちが最も大切にしているのは、クライアントとのコミュニケーションです。その際に心がけていることは、要点をまとめてから結論を先に伝えること。
また、相手が理解しやすい言葉を選ぶことも大切にしています。これまでは技術面に重きを置いていましたが、マネジメント業務を担当するようになったことでコミュニケーションスキルにも自信がつきました」
こうした学びの多い環境は、ヤスコーにとって仕事のやりがいにもつながっています。また、新たな発見によって視座の高まりを感じています。
「前職のネットワーク回りでは『接続性』という技術的な視点を最優先に考えていました。現在はクラウド担当として、『このアプリはどのように構築されているのか』など、新しい視点から物事を見られるようになり、それが技術者としての楽しさにつながっています。
また、私たちはクライアントからの依頼を受け付け、社内各所とやり取りを行う窓口のような役割を担っています。他のチームの先進的な取り組みや最新のAI技術活用事例に触れられるなど、自分の担当領域を超えて多くを学べる環境があることも、この仕事の大きな魅力ですね」
技術とマネジメントの両面を追求し続けたい
入社から1年経った今も日々スキルアップに励み、目標達成のためにヤスコーは努力を惜しみません。
「現在はサポートエンジニアとして働く傍ら、マネジメント業務についても学んでいます。そこで感じるのは、技術力と理解力を高めることがキャリアを築く上で非常に重要だということ。そのためにも、より専門的な技術のスキルを身につけ、技術とマネジメントの両面で成長していきたいと考えています」
何より大事なのは、主体的に学んでいく姿勢。語学が堪能でなくても、活躍できる環境が日本TCSにはあると言います。
「ロールモデルとして思い浮かぶのが、今のチームのマネージャーです。技術者としての豊富な経験や知識に加えて、いつも前向きでコミュニケーション能力にも長けていて、私の目標でもあります。そういった主体的に学び、行動できる人が日本TCSでは活躍していますね。技術に関しては、とくにハイブリッドクラウド部門では、クラウドの構築やサーバー管理、ネットワーク系の経験が役立ちますし、開発系の知識が活かせる場面も多いです。
英語力については、基本的な読み書きができれば、流ちょうに話せなくても心配はいりません。最近はAI翻訳ツールなどもありますし、私も英語講師の経験を活かしてサポートできます。何より大切なのは、ツールなども活用しながら『相手に伝えたい』と努力する気持ちだと思います」
最後に、これから日本TCSで共に働く未来の仲間に向けて、ヤスコーからメッセージを送ります。
「私自身もまだまだ学ぶことがたくさんあります。ですから、皆さんと一緒に勉強しながら、キャリアアップをめざしていきたいですね」
「一生学び続けたい」という想いを胸に、技術とマネジメントの両面で成長を続けるヤスコー。その探究心は、これからも多くの可能性を切り拓いていきます。
※ 記載内容は2026年2月時点のものです

