就活・転職活動に役立つキャリア学習サイト「talentbook」をどのように活用しているのかを読者にインタビューしていく本企画。
今回は、地元の公務員をめざしているが、民間企業も選択肢に含め、さまざまな可能性を探っている、津田塾大学 総合政策学部 2年 花輪 風花さんにお話を伺いました。
<インタビュー答えてくださった方>
津田塾大学 総合政策学部 2年 花輪 風花さん
出身:神奈川県 鎌倉市
<就職活動の状況>
・興味のある活動に積極的に参加し、将来に活かせる学びを深めている
・地元の公務員をめざしているが、民間企業も選択肢に含め、さまざまな可能性を探っている状態
(大学2年生の9月現在)
<キャリア学習サイトtalentbookの活用方法>
自身が関心を持っている「地方公務員のキャリア」、「部署・職種が定期的に変わっても活躍されている方」、「海外経験がある方」のストーリーを探して読む
<学び・気づき>
・周囲に転職経験者がいなかったため、「転職」のイメージがわかなかったが、転職や異動をしながら、キャリアを築く方々の事例を読み、公務員からの転職も一つの選択肢だと感じた
・いつか教員免許を取得したいと考えているが、社会人になってからでも大学院や海外で学ぶ人が多いと知り、教員免許の取得を諦めなくていいと思えるようになった
きっかけはSNS。大学選びの起点にもなった「人権の話・誰も置き去りにしない配慮の必要性」
──はじめに、「社会学や政治学」に興味を持ったきっかけはなんだったのですか?津田塾大学への進学を選ばれた背景を教えてください。
当時、SNSでLGBTQコミュニティの方をフォローしたことがきっかけで、社会学に関連する人権問題や性的マイノリティの話題に触れる機会が増え、自分自身も関連する問題について考え始めるようになりました。
そのうちに、これらの分野をきちんと勉強したいと思うようになったこと、英語が得意だったことから「政治、社会学、英語」の3つのキーワードを軸に大学を探しました。興味の幅が広いことから1、2年で幅広く学べ、3、4年で専攻を決められる点を魅力に感じ、選んだのが津田塾大学の総合政策学部です。
経済系や政治系のゼミも多く、女性の人権問題なども幅広く学べる環境のため、仮に自分の興味や関心が在学中に変わったとしても、カバーできるのも決め手の一つでした。
子ども食堂や地方創生プロジェクト。実際に関わることでの多くの気づき
──入学して2年目になると思うのですが、これまでどのような活動をされてきましたか?
現在は、渋谷区の子ども食堂に関わるプロジェクトにも参加しており、子どもたちの放課後の遊び場スペースでボランティアをしたり、子ども食堂へも月1回ほど足を運んだりしています。
また、岩手県の住田町と連携した地方創生プロジェクトにも携わっています。私が担当している活動は、町の獣害問題、空き家問題、人口減少問題の解決に向けたプロジェクトです。
参加当初は、都市部からの人の流入は少ないと思っていました。しかし、瓦屋根や薪を使うお風呂など、昔ながらの特徴を持つ物件が多く、こうした日本ならではの家をリフォームしながら住むことに魅力を感じて移住する人が予想以上に多いことがわかりました。
興味の方向は国際関係の分野に。培った経験を通じて自分が住む地域に貢献したい
──大学生活も後半に入ったと思うのですが、さらに挑戦したいことなどありますか?
今後は国際関係の分野でも学びを深めたいと思っています。とくに、在日外国人の方や、その子どもたちの教育に関して強い興味があります。
そのため、海外留学にも挑戦したいですね。もともと「英語で専門分野の勉強がしたい」という思いがあったので、1年間の協定留学や国外のインターンシップなどを通じて、他国の教育システムについて学んだり、経験したりしたいと考えています。
──今現時点では、就活やキャリアに関して考えているイメージはありますか?
地元の鎌倉市に愛着があり、地元に住み続けながら地域に還元することを重視したいので、今は地方公務員になりたい気持ちが強いです。高齢者関連のイベント経験や子どもたちへの支援、学習や地方連携プロジェクトなど、これまでの経験や学びを活かせる点も魅力だと感じています。
ほかにも、役所の場合は教育に限らず、地域の自然環境や、経済環境など、多岐にわたる領域で仕事ができる可能性がある点も魅力です。
一方で、民間企業にまったく興味がないというわけでもないので、さまざまな可能性を探っている状態です。既存の制度を改善したり、既存のアイデアを組み合わせたりするような、得意分野が活かせそうな仕事がないかも探しています。
社会人になっても自分のキャパシティが許す限りやりたいことに挑戦できる
──talentbookではどのようなストーリーを読まれましたか?
興味のある「地方公務員のキャリア選択」や、「部署・職種が定期的に変わっても活躍されている方」、あとは「海外経験がある方」のストーリーを読んでみました。その中でも3つのストーリーが印象に残っています。
1. ICTの力を情報格差の緩和に役立てたい。社内アンケートで見えた課題解決への糸口富士通株式会社 酒井 晴菜さん
<ストーリーの要約>
・海外に行き、多様な価値観を知った経験から、皆がそれぞれ違う背景を持っていることを考えて人と交流するようになった
・富士通入社後には、社内短期異動制度で自ら希望し、異なる業務を経験
・異動先では地域の課題解決にICTの分野から挑んでいる
2. 経営戦略を担い、SDGs戦略プロジェクトを束ねるリーダー。エンタメで実現する社会善株式会社ポニーキャニオン 山口 久美子さん
<ストーリーの要約>
・入社後8つの部署を経験されている方で、いろんな仕事を経験することのメリット、デメリットも語っている
・経営企画部に在籍し、経営層や事業トップに限らず全社員を対象としたコミュニケーションを意識している
・女性起業家の成長支援をする事業の広報など、2つの副業に取り組んでいる
3. 18年間にわたる公務員経験を活かし、持続可能な地方創生のためのソーシャルキャピタルを創り出すアデコ株式会社 吉田 智之さん
<ストーリーの要約>
・公務員から民間企業に転職された方
・リモートワークを駆使し東京都と滋賀県の2拠点で活動している
・地域の課題解決に貢献している
──ストーリーを読んでみて印象に残っていることや、気づきや学びがあったら教えてください
富士通株式会社の酒井さんのストーリーを読んで、留学経験の活かし方に悩んでいた部分が少し解消されました。留学前に目標を決めることが大事だと思っていましたが、現地で知識や経験を得てから将来を考えるのも一つの方法だと気づくことができました。
2つめの、株式会社ポニーキャニオンの山口さんのストーリーでは、法学系の出身ですが、映像部門も経験されていると知り、「そんなキャリアステップがあるんだ!」と驚きました。また、山口さんは仕事をしながらMBAにも通われていて、働きながらも大学院で学ぶことができるんだと知りました。
私は、子どもに関わる活動や、海外の子どもたちの学習支援に興味があるので、教員免許をとりたいと思っていましたが、学部の特性や立地上、免許習得が難しいので諦めていました。しかし、諦めきれない気持ちもあったので、社会人になってからでも私のキャパシティが許す限り、いろいろと挑戦できるんだなと思えたのは、嬉しい気づきでした。
最後に、18年勤めた公務員から、アデコ株式会社に転職した吉田さんのストーリーは、公務員になりたいという気持ちが強い私にとって、この先のキャリアを考えるきっかけになりました。ずっと公務員でもいいし、別の企業に行ってもいいんだ、と。
私の周囲には公務員の大人が多く、転職経験者がまったくいないので、「転職」することのイメージがつかなかったのですが、皆さん異動や転職をしながら、キャリアを積まれていたので、転職することでのキャリアアップのイメージが沸きました。
そのほかにも、自分が働くことのイメージや、ワークライフバランスなど具体的なイメージも湧いたので、選択の引き出しが増えて、今後の可能性が広がりました。
──キャリアを考える上での気づきがあったのですね。今後はどのようにtalentbookを活用したいですか?
就職活動をしていく中で、企業で働いてる方の生の声を聞けるといっても、一企業あたりの人数は多くないと思うんです。だからこそ、こんなにも多くの働いてる方の記事をまとめて一気に読めるtalentbookはすごいありがたいなと感じました。人ベースだけでなくて、企業も調べられるので、今度は「業種」「業界」といった分類や、さまざまなキーワードで、企業を調べてみたいなと思っています。
※ 記載内容は2024年9月時点のものです
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