転職のハードルが低くなっていたり、企業内では社内公募やジョブチェンジなどの制度により新たなチャレンジをしやすい環境が増えていたりと、キャリアの選択肢が増えている現代。しかし、その一方で「自分はこのままでいいのだろうか?」「どの道を選ぶべきだろうか?」と迷う人も増えているのではないでしょうか。
また、方向性が定まって挑戦したい気持ちがあっても、不安から決断を先送りにしてしまうこともあるでしょう。
そこでこの記事では、そんな方が一歩でも前進できるよう、ビジネスパーソンの経験談をもとにしたヒントをお届けします。
目次
・キャリアの選択に悩んでいる時、何をすればいい?
・キャリアの選択に悩んだ時、どう考えるべき?
キャリアの選択に悩んでいる時、何をすればいい?
異動や転職、今の職場でキャリアを積む選択など、何か決断をするとき、判断の基準となるものが必要です。判断基準がない場合、自分にとって重要な事柄の優先順位があやふやになり、決断しきれなかったり、適切な判断ができなかったりする可能性が高くなります。
まずは自分の考えや思い、置かれている状況を整理することが大切です。選択に迷っている方は、この記事でご紹介する内容に取り組んでみてはいかがでしょうか?
・興味や関心のあることを洗い出し、調べてみる
まだやりたいことが決まっていないけれど何か新しいことがしたい、と考えている場合はまず興味・関心のあることを整理してみると良いでしょう。また、すでに興味や関心を引くものがあるという方も、自分が何に魅力を感じるのか、その興味・関心のあることを仕事にするメリット・デメリットを考えることで、後悔しない選択ができるかもしれません。また、新しいことに挑戦する場合は対象について調べることも大切です。
・自分の価値観を言語化する
自己成長や自己実現、ワークライフバランス、どんな環境で働きたいかなど、自分の価値観を洗い出し、優先順位をつけます。
・将来のビジョンを描く
1年後、3年後、5年後、どのような自分でありたいかを想像してみると、どのような行動をすべきなのかを考えやすくなります。先の読めない時代ではありますが、世の中の動向は一旦置いて、自分を軸に考えてみましょう。
・スキルを洗い出す
今の自分に備わっているスキル、これまでの経験を整理します。そうすることで、自信を持ってキャリアを選択することができるでしょう。一方、もしも挑戦したいことに対してスキルが足りていない場合は、スキルを付けてから新たなことに挑戦する、という判断もしやすくなり、行動に移しやすくなるでしょう。
・過去の経験の棚卸しをする
やりがいを感じた瞬間や嬉しかった仕事、苦手だった仕事、大変だったが乗り越えられた仕事など、経験を棚卸しすることで、今後のキャリアでどのように働きたいかを考えやすくなります。
・誰かに話を聞いてもらう
自分の考えや思っていることを人に話すことで、考えがまとまってきたり、新たな発見があったり、決心がついたりすることがあります。周囲の先輩や友だち、人材紹介会社のキャリアカウンセラーの方など、相談しやすい方に話を聞いてもらうのも一つの手段です。
こうした「条件」ともいえる要素を洗い出し、優先順位やメリット・デメリットを整理することで、どの選択が最適か、どのタイミングで決断すべきかが明らかになり、行動に移しやすくなります。
キャリアの選択に悩んだ時、どう考えるべき?
ここからは、talentbookに掲載されている企業で働く方々がキャリアに悩んだ時、どう考えたのか、またキャリアの選択に対してどのようなマインドを持っているのかをご紹介していきたいと思います。
※ 記載内容は公開当時のものです
▶︎ジブラルタ生命保険株式会社
事業内容:個人保険、個人年金保険、団体保険、団体年金保険、再保険
・業務内容:
今でも覚えていますが、吉田さんから「今までで1番輝いていた時はいつ?」と質問されたんですよね。その時に、私は高校時代のことを話しました。すると、吉田さんは「輝いている時が“今”と言えないのはどう思う?」と返したんです。
それが私の中でグサッと胸に響きました。「今輝いていないのって、確かにさみしいなあ」と。その言葉が決め手になったのは、間違いないですね。
→ストーリー:すべてはお客様のために──より価値のある“良いもの”を提供するために
▶︎デル・テクノロジーズ株式会社
事業内容:個人・法人のお客様を対象に、パソコン・モバイル端末から基幹システムやクラウドの導入支援、セキュリティサービスに至るまで包括的な IT ソリューションを提供
・業務内容:
先のことはわからないのに、数年後のキャリアビジョンを問われることって多くありませんか?つい、「わからない!」と言ってしまいます……。
未来を予想するのではなく、「こうなったらいいなぁ」を考えるのはどうでしょうか。社会起点で、世の中にある""不""をなくしたい・解決したいと発想したり、あるいは、自分の人生・今いる世界がこうなっていたらおもしろそうだと発想してみたり。何か感じることがあるはずですよ。
→ストーリー:インクルーシブな環境をつくるチェンジメーカーに。デル・テクノロジーズの障がい者採用・支援
▶︎パーソルキャリア株式会社
事業内容:人材紹介サービス、求人メディアの運営、転職・就職支援、採用・経営支援、副業・兼業・フリーランス支援サービスの提供
・業務内容:
今、転職を考えている方には、『思う存分悩んでください』と伝えたいです。私自身、これまでに三度の転職を経験してきましたが、後悔している転職はひとつもないんですよね。転職によって何を実現したいのか、常に目的を持つことを心がけていましたし、結果的にどの転職もキャリアのステージを上げることにつながっていたと思います。
どんな選択をするにせよ、『選んだことを自分の手で正解にする』という気持ちで、責任を持って行動すれば、入社後に『こんなはずじゃなかった』とギャップを感じることも減らせるはずです。
→ストーリー:ベンチャーから大企業へ。人事のプロが語る、「選んだことを自分で正解にする」キャリアの築き方
▶︎株式会社日立システムズエンジニアリングサービス
事業内容:システム構築、システム運用・監視・保守、情報関連機器・ソフトウェアの販売と開発
・業務内容:
就職活動での出会いをきっかけに、自分でも想像していなかったキャリアを歩むことになった中島さん。今、自分のキャリアに悩んでいる人がいたら、まず自分自身と向き合ってみてほしいと話します。
中島さん 「大学のゼミ活動で知り合った方から『自分と向き合うことはタマネギの皮むきのようだ』という言葉を教えてもらいました。自分はどんなときにうれしくて、どんなときに悲しいのか、一つひとつ振り返っていくと、ときには涙が出てしまう。自分と向き合うのは、痛みを伴うこともあるという意味なのですが、この言葉がすごく印象に残っているんです。
自分のことを知るのは大変な作業ですが、きっと仕事を始めてからも役に立つ経験だと思います」
→ストーリー:ゼロからのスタートだからこそ自分の成長が楽しい!文系出身エンジニアの軌跡
▶︎株式会社リクルートスタッフィング
事業内容:人材派遣、人材紹介(紹介予定派遣)、アウトソーシング
・業務内容:
平本さん 「『この仕事は自分に合っているか?』とか、『将来ずっと続けられるか?』など、答えがない問いを漠然と悩み続けて、不安になる。不安が払拭できないからチャレンジせずに断念することは、もったいないことだと思うようになりました。
それよりも、『答えがないなら出るまで前進して進み続けてみること、もし万が一壁にぶつかったらその時にまたどうするか考えればいいんじゃない!?』と私自身が、部下や後輩に心の底からそう言えるようになったのは、大きな変化でした。
→ストーリー:不安によって可能性にブレーキをかけない。 女性執行役員が実体験を通じて掴んだもの
キャリアについて考えるとき、悩みすぎて身動きが取れなくなることもあるでしょう。そんな時は、自分の思いや状況を整理する、自分を知る、誰かに話を聞いてもらう、経験者の話を聞いてみるなど、一歩ずつでも行動してみることで、道を切り開くことができるかもしれません。
今回ご紹介した方々以外にも、talentbookにはさまざまな苦悩や困難を乗り越えながら仕事に励む方々が多数紹介されています。ぜひキャリア選びのヒントにしてみてくださいね。
