笑顔と信頼で支える、人事労務の要
私は現在、人財戦略部で給与計算と労務業務を担当しています。主な業務は、毎月の給与計算や社会保険の手続きなど、社員の皆さんの生活に直結する重要な仕事です。
具体的には、残業代や各種手当の計算、転居や家族の扶養に関わる身上変更の処理など、様々な変動要素を正確に把握し、給与に反映させています。また、入社や転籍に伴う社会保険の手続きなども行っています。
私たちの部署は、社員の皆さんが安心して働ける環境づくりを使命としています。特に大切にしているのは、笑顔でのコミュニケーションです。給与や社会保険の手続きは、時に複雑で分かりにくい部分もありますが、一つひとつ丁寧に確認することを心がけています。
例えば、身上変更の手続きでは、書類の内容をもとに、必ずご本人に直接確認するようにしています。「認識に違いがないか」「困っていることはないか」といった点を、笑顔で話しかけながら確認させていただくことで、安心感を持っていただけるよう努めています。
このような姿勢で仕事に取り組んでいると、社内での信頼関係も自然と深まっていきます。困ったときには周りの方が助けてくださいますし、逆に私のところへ相談に来てくださる方も増えました。「分からないことがあったら、気軽に聞きに来てください」という雰囲気づくりも、私の大切な役割だと考えています。
給与計算や労務の仕事は、正確性が求められる緊張感のある業務です。実務を担当する私の仕事を課長がチェックし、相談にも乗ってくださる体制で進めています。間違いなく処理ができ、安定して給与を支給できたとき、また社会保険の手続きが無事完了したときは、大きなやりがいを感じます。
私は人財戦略部の中で、社員の皆さんが「ホッと」できる存在でありたいと思っています。笑顔で話を聞き、正確な業務処理で応える。そんな日々の積み重ねが、安心して働ける職場づくりにつながっていくと信じています。
育休取得までの道のり - 入念な準備と周囲のサポート
育休を取得する前も、給与計算と労務業務を担当していました。当時を振り返ると、仕事とプライベートのメリハリをしっかりとつけた働き方を心がけていたことを覚えています。同僚と食事に行ったり、旅行に行ったりする際には定時で帰るなど、休暇もしっかりと取得していました。その分、仕事に取り組むときは集中して業務をこなすようにしていました。
妊娠が分かってからは、比較的早い段階で育休取得を決意しました。上司に報告した際には、温かい支援を得られ、後任者の採用にも迅速に対応していただきました。育休に向けた準備として特に力を入れたのは、業務マニュアルの作成です。PowerPointを活用して視覚的に分かりやすい資料を作成することを心がけました。
引き継ぎ期間は3ヶ月を設けましたが、後任の方が給与計算や労務の経験がない未経験者だったため、基本的な知識から丁寧に説明するように心がけました。手続きの流れを一つ一つ確認しながら、後任の方の知識となり、実務でも活かせるような引き継ぎを心がけました。
また、自分が育休に入った後も、後任の方が気軽に質問できる関係性を築くことも大切にしました。分からないことがあれば遠慮なく連絡してほしいと伝え、コミュニケーションがとりやすい環境づくりを意識しました。
この経験を通じて、育休を取得する社員の気持ちがより深く理解できるようになりました。その結果、育休取得者の立場に立って、手続きをよりスムーズにできるような業務改善にも取り組むようになりました。周囲のサポートのありがたさを実感すると同時に、自分も会社の制度をより良くしていける立場にいることを意識するようになりました。
復帰後のやりがい:子どもの笑顔と仕事の充実感を両立させて
育休中は初めての育児に戸惑うことも多く、特に最初の1ヶ月は赤ちゃんとの意思疎通に苦労しました。でも、そんな試行錯誤の日々を通じて、子どもの小さな変化や成長に気づけるようになっていきました。密に時間を過ごせたからこそ、子どもの性格や好みをしっかりと理解することができ、とても貴重な時間だったと感じています。
2020年5月に職場に復帰することになりました。周囲からは早期の復帰を期待されていたこともあり、育休前と同じような業務量をこなすことには正直プレッシャーを感じました。でも、仕事を終えて保育園に向かい、子どもの笑顔に出会えることが何よりの励みになりました。
復帰後は、子どもと過ごせる時間が大幅に減ってしまい、その調整には苦心しました。でも、1日のスケジュールを細かく見直し、効率的に時間を使うことで、少しずつ子どもとの時間を確保できるようになっていきました。時短勤務の時間を徐々に調整していく中でも、家庭での時間の使い方を工夫し、できるだけ子どもと質の高い時間を過ごせるよう心がけました。
特に心強かったのは、職場の理解とサポートです。子どもの突然の体調不良で通院が必要になった時も、上司は快く休暇を認めてくれました。急ぎの業務が重なった時も、同僚が積極的にサポートしてくれて、本当に助かりました。
労務業務を担当していることもあり、育休を経験したことで新たな気づきもありました。育休中の社員と連絡を取る機会が増え, 子育ての相談を受けることも多くなりました。自身の経験を活かして、より実践的なアドバイスができるようになり、それも私の新しいやりがいになっています。
子どもの成長とともに、仕事に向き合える時間も少しずつ増えてきました。以前より深く業務について考えられるようになり、仕事と育児、どちらも充実感を感じられる日々を送れています。
仕事と育児の両立を通じて見えてきた未来
仕事と育児を両立する中で、最も大切にしていることは「メリハリ」です。仕事の時間は仕事に、育児の時間は育児に、常に全力で取り組むようにしています。時間の使い方は、それぞれの緊急度と重要度のバランスを考えながら決めています。
子育てをしながら人事の仕事に携わることで、同じように育児をしている社員の気持ちに寄り添えるようになりました。以前は気づかなかった視点で業務に取り組めるようになり、それが私の強みになっていると感じています。
今後は、まだ整備されていないワークフローの確立に取り組んでいきたいと考えています。業務改善を進めることで、より効率的な仕事の進め方を実現したいと思います。そうすることで、育児と仕事の両立に悩む社員の方々の助けにもなるのではないかと考えています。
人事部門は他部署から相談しづらいイメージを持たれがちです。私はそんなイメージを変えて、誰もが気軽に話しかけられる存在になりたいと思っています。困ったことがあれば、まず受け入れて話を聞く。そんな温かい支援を私自身が経験してきただけに、今度は私がそういった存在になれたらと考えています。
これから育休を取得する方々には、ぜひ存分に育休を楽しんでほしいと思います。子供との時間は本当にかけがえのないものです。復職後は日中会える時間は限られますが、一緒にいる時間の量ではなく、接している時の愛情の深さが大切だと実感しています。
私自身、中途入社後の研修日に子供の体調不良で出社できなくなった時、上司が即座に対応してくださった経験があります。そんな温かいサポートのおかげで、今の私があります。これからは、受けた支援を今度は私が他の方々に返していけたらと思います。仕事と育児の両立は確かに大変なことも多いですが、だからこそ周りの理解と支援が大切だと日々実感しています。
