自己実現を目指して - 就職活動から入社までの道のり
学生時代、私が最も力を入れていたのは飲食店でのアルバイトでした。接客と調理の両方を経験させていただき、特に接客面では大きな学びがありました。お客様へのおすすめメニューの提案から、タイミングを見計らった追加オーダーの獲得まで、コミュニケーション能力を磨く絶好の機会となりました。
具体的には、飲み物が減ってきたお客様に「同じものでよろしいでしょうか?」と積極的に声をかけたり、食事の進み具合を見て追加の一品を提案したりと、きめ細やかな接客を心がけました。その結果、私が出勤している日といない日では客単価に700円もの差が出るというフィードバックを店長からいただき、自信につながりました。
就職活動では、自分自身に自信がないタイプだったからこそ、自己実現につながる仕事を探していました。人との信頼関係を築き、その信頼があってこそ仕事をいただける職種に魅力を感じ、当初は証券営業を志望していました。無形商材という特性上、商品での差別化が難しく、人としての評価が重要になる点に惹かれたのです。
また、大学では興味深い研究にも取り組みました。卒業論文のテーマとして「お葬式業界の今後」を選び、高齢化社会から高齢社会への移行に伴うビジネスチャンスについて考察しました。この研究を通じて、社会構造の変化とビジネスの将来性を考える視野を広げることができました。
そんな中で出会った当社は、老舗企業としての安定した基盤を持ちながら、証券営業と同様に信頼関係が重要となる仕事であることに魅力を感じました。特に印象的だったのは、少人数制で手厚く実施された会社説明会です。ここで感じた丁寧な企業姿勢も、入社を決意する大きな要因となりました。自己実現の場として、この環境こそが自分に合っていると確信したのです。
さまざまな部署での経験を通じて得た気づき
入社後の研修では、ビジネスマナーや会社の歴史を学んだ後、すぐにOJTが始まりました。先輩の営業社員に同行させていただき、実践的な経験を積ませていただきました。
入社当初は営業として4年間、その後総務で2年、そして現在は人事部門で働いています。特に営業時代は、私の中で大きな発見がありました。営業に必要なのはコミュニケーション能力だと思い込んでいましたが、実際の仕事を通じて、それ以上に自立心とやりきる力が重要だと気づかされました。外回りが中心の仕事だからこそ、自分で考え、決断し、責任を持って遂行する力が求められたのです。
営業時代に最も印象に残っているのは、ある立ち退き案件です。新築マンションの計画地に既存の20世帯ほどが入居されており、その調整役を担当しました。直接的な条件交渉はできない立場でしたが、入居者様とオーナー様の間に立ち、双方の意向を丁寧に伺い、調整していく経験は非常に勉強になりました。
特に最後の1件では、相場の2.5倍もの立ち退き料を要求されるという難しい局面に直面しました。感情的になりがちなオーナー様に対して、工期の遅れによる長期的な収益への影響や、全体の予算との兼ね合いを示しながら、粘り強く説得を重ねました。結果として無事に合意に至り、この経験を通じて調整力を大きく伸ばすことができました。
総務への異動は社内のジョブローテーションの一環でした。営業で培った経験に加えて、内勤業務も習得してほしいという会社の意図があったと聞いています。さらに、総務から人事への異動は、私が総務時代に意識的に取り組んでいた関係者とのコミュニケーションが評価され、グループ全体のコミュニケーション活性化への期待を込めて異動が決まったと伺っています。
振り返ってみると、部署は変わっても、関係者の事情と自分の立場を総合的に考え、現在と将来のあるべき姿を見据えたコミュニケーションの重要性は変わらなかったように思います。それぞれの部署での経験が、次のステップでも活きていることを実感しています。
グループの未来を担う教育研修の現場から
現在は、グループ人財統括本部人財戦略部に所属し、グループ全体の教育研修を担当しています。5000人を超える従業員の成長に関わる仕事には大きな責任を感じますが、それ以上にやりがいを感じる毎日です。
私たちのグループは19社から構成されており、M&Aによって成長してきた経緯もあって、各社の企業風土や文化は実に多様です。事業内容も、会社の規模も様々で、研修体系にも大きな違いがあります。そんな中で、グループ全体の教育研修の共通化を進めていくのは簡単なことではありません。
特に印象に残っている取り組みは、昨年度実施したグループ全社を対象とした多面診断です。部門長クラスの方々を対象に、上司・同僚・部下からマネジメントに関する評価をいただく取り組みでした。最初は「評価」という言葉にネガティブな印象を持つ方もいらっしゃいましたが、目的はあくまでも前向きな気づきを得ることだと丁寧に説明していきました。
また、各社の負担を減らすため、情報登録の仕組みを簡素化するなど、できる限りの工夫も重ねました。結果として、「自分を見つめ直すよい機会になった」という声を多くいただき、さらには事後研修を通じて、普段は交流の少ない各社の方々の間に新しいつながりが生まれるという副次的な効果も見られました。
日々の業務で最も大切にしているのは、関係者との良好なコミュニケーションです。電話での会話の際には必ずひと笑いを作るようにするなど、話しやすい雰囲気づくりを心がけています。各社の本音の声を聞き、ニーズを把握することが、私の仕事の第一歩だと考えているからです。
学生時代と比べると、相手の立場に立って物事を考える力が格段に成長したと感じます。特に、グループ全体に影響する施策を実施する際には、各社の状況や受け止め方を丁寧に想像するようになりました。また、各社との度重なるヒアリングや交渉を通じて、傾聴力や交渉力も確実に身についてきたと実感しています。
未来への挑戦 ―グループの発展を支える人事のプロフェッショナルへ
目の前の課題に取り組みながら、私は常に次のステップを見据えています。現在、グループ全体の研修担当という重要な役割を担っているため、まずは研修に関することなら何でも答えられる、そんな状態を目指していきたいと考えています。具体的には、グループ共通の研修体系の整備から着手していく予定です。
将来的には管理本部長やCHROといったポジションを目指したいと考えています。そのためには人事部門だけでなく、様々な部門での経験を積み、総合力を高めていく必要があると感じています。
当社グループの大きな魅力は、建築・土木・不動産など、多岐にわたる事業を展開していることです。各事業会社にはそれぞれ特色があり、今後はグループ内での人材交流も積極的に進めていく方針です。社員の皆さんには、建築・土木・不動産のスペシャリストとしての道と、ゼネラリストとしての道、どちらも選択できる環境を整えていきたいと考えています。
また、経営トップが「トップクラスのホワイト企業を目指す」という明確なビジョンを掲げており、働きやすさと働きがいを両立できる環境づくりを進めています。
私たちと一緒に働く仲間には、現状に甘んじることなく、常に改善を目指して粘り強く考えられる人材を求めています。そして、何より大切なのはコミュニケーション能力です。好奇心旺盛で、様々なことにチャレンジしたい、多くの人と協業したいという想いを持った方と一緒に働けることを楽しみにしています。
このような環境で、皆さんも私たちと一緒に、より良い会社づくりに挑戦してみませんか?私たちは、新しい仲間の個性や能力を最大限に活かせる場所を用意してお待ちしています。
