「質問しやすい環境」が生み出すイノベーション。若手エンジニアが語る成長の秘訣
住友重機械イオンテクノロジーの開発部には、半導体製造に欠かせないイオン注入装置の開発において、重要な役割を担うさまざまなグループがあります。設計グループに所属するIは、装置の外殻フレームの設計を手がけています。
I:私が所属する設計グループは、機械設計、ソフト設計、電気設計の3つのチームで構成されており、中でも私は機械設計のチームに所属。物理設計者から要求仕様をいただき、その仕様を満たす装置の構成や枠組みを設計しています。
私自身は装置外殻のフレーム、いわば装置の柱や壁や装置の中で重いものを運ぶための軸などを設計しています。業務の中では装置を組み立てる製造担当者や評価担当者など、さまざまなメンバーと関わる機会があります。
一方、Nが所属する評価分析グループでは設計者と協力しながら、新しい装置の開発に関する検証を進めています。
N:評価分析グループの仕事は設計者と装置を一緒に作っていく中で、今までにない機能や課題について実機を使って検証を進めていくことです。
現在は開発段階の新装置の評価業務に携わっています。装置に新しい機能を搭載するにあたって、これまでの装置とは異なる構成の可能性を探る中で、主要なパーツや構成について設計者とすり合わせながら、日々条件出しや検討を行っています。
2人に仕事をする上で心がけていることを聞くと、こう口をそろえます。
I:コミュニケーションですね。私は新卒4年目でまだまだわからないことだらけです。そのため、誰に何を聞けば解決できるのかをしっかりと把握するよう心がけています。日頃から仕事の話だけでなく、プライベートの話もよくしてくれる先輩方が多いので、質問はしやすい環境です。
N:私もIと似ていて、わからないことをわからないままにしないよう心がけています。評価分析チームは最終的にお客さまのところへ装置を届ける役割があるので、お客さまに質問されて答えられないことがないよう、日頃から現場の先輩方に積極的に質問するようにしています。
豊かな自然と子育てにも適した環境。地元出身者にもIターン希望者にも愛される愛媛県
2人の入社の経緯は、それぞれ異なります。新卒で入社したIは、愛媛県松山市の出身で、大学まで地元で過ごしてきました。
I:地元で活躍したいという思いがあり、愛媛県内で就職先を探していました。また、働くからには大きな企業で働いてみたいという気持ちもあり、「愛媛県といえば住友グループ」というイメージもあったため、当社への入社を決めました。
一方、Nは関東出身。1社目の入社時に愛媛県に移住し、当社へ転職してきました。
N:前職では衣料や日用品、工業用途などに用いられる化学繊維の設計開発業務に従事していました。私の場合、関東といっても東京から離れた地域に住んでいたので、新卒で愛媛に来ても大きな違和感はなく馴染めました。
前職も素晴らしい会社でしたが、当社に転職しようと思ったきっかけは大きく2つあります。1つめは、これからさらに需要が増えていくであろう半導体・半導体製造装置業界に興味があったからです。2つめは家族が増えていく中で、妻や子どもたちとどこで生活していきたいかを話し合った結果、妻の地元である東予地域(愛媛県)で生活したいと思ったからです。
愛媛での暮らしについて、Iはアウトドア派の視点から魅力を語ります。
I:もともと地元で愛着があるというところもありますが、私自身ツーリングや釣り、キャンプなどアウトドアな趣味を多く持っており、愛媛ではそれを存分に満喫できるところが気に入っています。バイクで道を走っていても、渋滞に巻き込まれることはまずありませんし、山も海もすぐ近くにあります。
とくに釣り好きの私からすると、瀬戸内海が近く、多種多様な魚が釣れるところが愛媛ならではの魅力だと感じます。
一方、Nは子育て世帯の視点から地域の特徴を挙げます。
N:子育てに関して言えば、会社からの手当や地域のサポートが充実していることが非常に魅力です。また休日に子どもを遊びに行く際も、自然が豊かで広い公園がすぐ近くにあるので、子育てがしやすい環境であると言えるのではないでしょうか。
地元のお祭りなど地域との触れ合いも多く、子どもたちと家族ぐるみで地域の方々と交流させていただいています。
それぞれの経験とそれぞれの学び──恵まれた環境で育つ技術者のあゆみ
入社からまだ数年の2人に、業務の中でとくに印象深かったことについて聞きました。
I:2024年に初めて新装置開発のテストスタンド(試験機)を任されました。装置外殻のフレームやパネルの設計から、地震時の計算や解析、詳細設計、図面作成、部品発注まで一貫して携わる大規模なプロジェクトです。これまで先輩方のお手伝いを任されることが多かったので、メインとして一から任せてもらえたのは今回が初めてでした。
このプロジェクトを通じて、Iは上司の持つ豊富な知識の重要性を実感することになります。
I:たとえば解析業務をしても、今の自分の知識量ではこれで合っているのかわからないので、上司に確認を仰ぐ必要がありました。このプロジェクトを通じて、大きく成長できたと感じる面もありますが、上司と比較してまだまだ勉強が足りないなと感じる部分も多々あります。
一方、2024年に入社したNも入社当初はわからないことだらけだったと語ります。
N:前職とは異なる業務も多いので、初めは何もわからない状態だったのですが、先輩方がとにかく優しくて。仕事を教えてもらいながら、徐々に仲良くなっていけたのがすごくうれしかったですね。
中でもとくに印象に残っているのは2024年秋頃から取り組んでいた装置の立ち上げ業務です。立ち上げとは、装置を客先に運んで稼働できるようにするところまでを言います。
今回は工場内での立上げではありましたが、初めて経験させてもらう点も多く大変だったのですが、先輩方の働きを見ながらこれから自分が扱っていく製品の奥深さを感じ、身の引き締まる思いでした。
それぞれが関わる業務の魅力とは──
N:今はできないことができるようになっていくことに大きなやりがいを感じますね。知識が身について、自分1人でもいろいろなことができるようになると率直にうれしいです。また、教えてくれる先輩方も非常に親切なので、恵まれた環境で働けているなと思います。
I:半導体・半導体製造装置業界という時代の最先端を走る分野に携われていることが、自身のモチベーションにつながっていると思います。この仕事をしていると、新しい技術を求められる機会も多いので、試行錯誤しながら新しいことに取り組めるのがすごくワクワクします。
親切な先輩方の背中を追って──後輩に丁寧な指導ができる先輩をめざす
住友重機械イオンテクノロジーの魅力について尋ねると、2人はそれぞれの見解を示します。
N:定期的に社内の掲示板などを用いてトップマネジメントからのメッセージを受け取れることは、社員の一体感を高めていると感じます。前職にはなかった取り組みですが、会社がどんな方向に向かっているのか知ることができますし、自然とみんなで一丸となって頑張ろうという雰囲気になります。
また働き方の面では、仕事と私生活のバランスを重視した環境が整っています。仕事する時は一生懸命取り組み、休暇を取得したい時は快く受け入れてもらえる環境です。そのため子どもや家族との時間も大切にできるのがうれしいですね。
I:たしかに「休みたいです」と言うとすぐに「いいよ」と言ってもらえる環境ですよね。また設計グループではフレックス制度もよく使われています。自身の業務に支障をきたさない範囲で自由な時間に出退勤できるので、すごく裁量を持って働けます。
あとNも言っていたように、とにかく社内の雰囲気がいいんです。学生時代にイメージしていたよりもずっと近い距離に上司がいて、仕事の相談も世間話も気軽にできるので、過ごしやすいですね。
雰囲気のよい職場でこれから2人がめざすビジョンを語ります。
I:まずは任された仕事を最初から最後までできるようになりたいですね。昨年は上司におおまかなレイアウトなどを決めてもらった上で手を動かしたのですが、いずれはそこから自分でできるようにしたいです。あとは毎年後輩が入ってきているので、自分も先輩方のように後輩を丁寧に育成できるような先輩になっていきたいです。
N:評価分析グループのメイン業務の1つは、新しい装置をお客さまのもとに届けて動くようにすること。まずはそれをトラブルなく自分で行えるようになりたいです。あとは、Iと同じく私も先輩に教わったことをしっかり後輩に受け継いで、チーム全体を強くしていきたいと思っています。
最後にこれから就職を考える人へ、2人がメッセージを送ります。
I:当社ではとにかくさまざまな人とのコミュニケーションが必要になるので、いつも明るく元気がある人が活躍できると思います。自然あふれる愛媛でお待ちしています。
N:評価分析グループに関して言うと、試行錯誤する機会が多いことが特徴です。うまくいかないことがあっても「次はこうしてみよう」と前向きに挑戦できる方とぜひ一緒に働きたいですね。
また、当社は男性社員が多いイメージがあるかもしれませんが、女性社員も多く活躍しています。ぜひ男女問わず、さまざまな方に来ていただきたいです。
※ 記載内容は2025年7月時点のものです
