グループ全体の財務DXを推進する、経営管理の最前線
私は現在、両備ホールディングス株式会社の財務本部企画部で部長を務めています。私たちの部署は経理企画課とシステム課で構成されており、両備グループ全体を担う財務本部として「経営管理×DX×戦略化」を推進することがミッションです。
具体的には、次期グループ統一会計システムの導入支援を中心に、システム化による両備グループ全体の財務経理業務の標準化・効率化を進めています。さらに合理的なBPO化の推進、事業部門システムの導入支援と徹底した自動会計連携の構築、ナレッジ蓄積の推進なども担当しています。グループ統一会計システムのリニューアルは、システム会社やベンダー、財務本部及びグループの財務関係者の皆さんにご協力いただきながら、プロジェクトとして推進しています。加えて、グループ全体の財務本部人財の育成や各種企画なども実施しており、幅広い業務に携わっています。
仕事をする上で私が大切にしているのは、「ぶれない判断軸で付加価値を最大化し、その成果を数値で証明する」ということです。自分自身の生産性や効率化だけで判断するのではなく、関連する方々、つまり顧客や他部門の立場も含めてWin-Winになるよう常に誠実に双方の視点で考えることを心がけています。そして、成果は必ず数値でコミットすることを意識しています。
2つの業界で磨いた経理スキルと転職を決意した理由
新卒で入社したのはゲーム業界の会社でした。そこで上場企業における経理の基礎をしっかりと身につけることができたことは、今振り返っても本当に貴重な経験だったと思います。 その後、前職の教育業界では会計システム刷新やシェアード立ち上げ、アウトソーシングなど経理の枠を超えたプロジェクトにも携わってきました。日常業務だけでなく、業務改善・標準化・推進力を求められる環境で経験を積めたことは、キャリアとして大きな意味があったと思います。経理実務とプロジェクトマネジメントの両面に携われたことで、視野が大きく広がりました。
とくに印象に残っているのは、前職での会計システムリニューアルプロジェクトです。部門間や外部ベンダーとの調整を通じて合意形成力が高まり、プロジェクト全体を俯瞰して判断する視座が身につきました。部分最適ではなく全体最適を意識した意思決定ができるようになったことは、大きな成長だったと実感しています。さらに、業務効率化や標準化の観点から課題を可視化し、仕組みとして改善を提案できるようになったことも、このプロジェクトで得た財産です。
ただ、アウトソーシングでは標準化された処理や部分的な業務が中心となるため、会社内部でできる価値発揮の機会に限界があると感じるようになりました。その業務で得た効率性や標準化の経験を活かしつつ、会社の事業理解を深めながら中長期的な目線で業務を改善し、経営に貢献したいという思いが強くなりました。もう一度個社経理に軸足を戻し、より主体的に業務の幅を広げ、会社とともに成長していける環境を求めて転職を決意しました。
入社直後の大型プロジェクト参画が導いた成長の軌跡
両備ホールディングスに入社後すぐ、会計システムリニューアルプロジェクトに参画することになりました。グループ会社を含めた複数部署の調整が必要となるプロジェクトで、現場の業務理解が浅い状態からのスタートだったため、当初は苦労の連続でした。部署ごとに業種が異なり、暗黙の運用ルールも多く存在していたため、現場ヒアリングやイレギュラー対応の洗い出し、部門間での認識合わせなどに時間を要しました。さらにSAP特有の言い回しや処理があるため、現場メンバーの理解を深めるために実機を用いた説明を行うなど、工夫を重ねています。
こうした挑戦の中で、前職の経験が大きく活きています。 過去のシステムリニューアルで課題となったことを事前に洗い出し、そこで学んだ「巻き込み方」「伝え方」「合意形成の仕方」を活かして、ポイントとなる箇所を早い段階で外部ベンダーやグループ内SEの方たち、関連のステークホルダーの方たちと認識合わせを行いました。その結果、各関係各所から協力をいただくことができ、前職で使っていたシステムへのリニューアルということもあって経験値を活かしながら、現時点でプロジェクトは遅延なくスケジュール通りに進行しています。前職で培った現場の声を丁寧に拾い、システム仕様に落とし込む姿勢を大切にしながら、プロジェクトメンバーと協力し合えていることが、何よりの成功体験だと感じています。
グループ全体の最適化へ、そして共に成長できる仲間を募集
まずは両備ホールディングス内の会計システムリニューアルプロジェクトを完遂することが短期的な目標です。その後、その経験を活かして対象となるグループ会社にも展開していきたいと考えています。このプロジェクトに関わってくださったメンバー全員にとって、成長の機会となるようなプロジェクトにしたいという思いがあります。
中長期的には、経理という立場の強みを最大限に活かしたいと考えています。経理は全社のデータが集まる部門です。だからこそ、その強みを活かして関連各所と連携しながら、経理領域に留まらず購買・販売・在庫管理など前後工程も含めた業務標準化やプロセス改善をリードしていきたいです。最終的にはグループ全体の業務の最適化に挑戦したいと考えています。
両備ホールディングスの財務本部は普通の企業では得られない多業種の財務を理解できる環境です。100年以上の歴史を持ちながら、現在は大胆な事業変革期を迎えています。「守りの財務」に留まらず、変革を加速させる「攻めの財務」を経験できる、非常に貴重なタイミングなのです。変化を恐れずゼロベースで物事をフラットに考えられる人、ポジティブシンキングな方と一緒に働きたいですね。この変革期に、共に成長していける仲間をお待ちしています。
