突破力と推進力で名阪エリアのプレゼンスを高めていく
──ランスタッドでの年見さんのご経歴を教えてください。
年見:1995年にランスタッド株式会社に入社しました。宮崎支店でコンサルタントを経験した後、2009年に支店長になりました。その後、九州地域のエリアマネージャーやスタッフィング事業本部西日本本部長を務め、2024年5月にオペレーショナルタレントソリューション事業本部西日本本部長を拝命しました。現在は売上と組織の拡大をめざし、マネジメントを行っています。
──猿谷さんに伺います。今回の人事・機構改革を行った経緯を教えてください。
猿谷:ランスタッドのグローバルで掲げているビジョンは、「世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社」です。実現するためのセットアップは何かをグローバルで話し合った結果、社内の部署を4つの専門分野(オペレーショナル/プロフェッショナル/デジタル/エンタープライズ)に分けるという結論に至りました。
今回、年見さんをアサインしたオペレーショナル部門は、コールセンターや製造、物流などの日本全国で需要のある仕事を取り扱っています。部門を専門分野で分けることにより、専門性の高いサービスを求職者やクライアントへ提供しています。
──西日本本部長に年見さんを任命した経緯を教えてください。
猿谷:年見さんが統括する西日本本部は、中国・四国・九州エリアがメインでした。今回の組織改編により、名古屋・大阪エリアをマーケットに組み込んでいます。名古屋・大阪エリアは今までランスタッドのプレゼンスが弱く、これから成長を遂げていきたいエリアです。
年見さんはネガティブな出来事があっても、すぐに切り替えて行動に移し突破する方で、その姿を何度も見てきました。年見さんの強みである「突破力」や「推進力」で、名古屋・大阪エリアを開拓していってもらいたいというのがアサインした経緯です。
年見:私は「最短距離」を意識して、仕事をしています。一番早く結果が出るルートを考えてから部署のメンバーに伝達するように心がけているので、そこから派生する行動を猿谷さんに評価していただいたのではと推測します。
メンバーに自信を持ってもらいたい
──年見さんは西日本本部のどんなところに課題感を持っていますか?
年見:まだ就任して日が浅いのですが、名古屋・大阪エリアは他地域にはない難しさを感じています。競合他社の威力がとても大きく、後発の当社としては苦労しているところです。
名古屋・大阪エリアでプレゼンスを高めるために、まずはメンバーに自信を持ってもらうことが大切だと考えています。後発であるがゆえに、メンバーは自信を持てていないのかなと。自信を持ってもらうために、どのように成功体験を積んでもらうかを日々考えています。
──猿谷さんは、今回の人事・組織改編前にどのような課題感を持っていましたか?
猿谷:当社全体としては2022、2023年辺りに組織としてリーンで強靭な体制を構築できたと思う一方で、グローバルで期待されている「マーケットでトップ3に入ること」にはまだまだ及んでいません。同業他社の成長スピードを考えると、今のスピードではトップ3には追いつかないことから、組織的に大きな改革が必要であると考えました。
今回の組織改革では「成長」が大きなテーマで、専門性を高めることにより他社と差別化を図っていきます。当社の強みを通して、人材ビジネスにおけるコモディティ化を打破していけたらと思います。
女性や障がいのある方の活躍に力を入れていく
──ED&Iの観点から、今後取り組んでいきたいことを教えてください。
年見:女性の働き方という観点から、西日本本部では私の元にいるエリアマネージャーは全員女性です。そのうちの1人は昨年、一年間の産休と育休を取得した後に復帰しました。復帰してすぐに活躍する彼女の姿に感銘を受けたと同時に、女性が活躍しやすい環境が社内に整っている企業であると再認識しました。彼女のように家庭を持ちながら、仕事で活躍している女性が多い点が西日本本部の特徴の1つです。
性別に関係なくランスタッドで働くことに満足して愛着を持ってもらえるだけではなく、高い成果を出し活躍できるようにするのがマネジメントの役割です。さらに、女性社員が活躍しステップアップした時に就けるような立場をこれからも作っていきます。
──今まで女性の活躍を実現するために行ってきたことはありますか?
年見:女性社員を部下に持つ管理職のマインドセット(意識改革)に力を入れてきました。たとえば、子どもが病気で保育園を休むと、女性社員が仕事を休まざるを得ない場合があります。周囲からは単に仕事を休んでいるように見えるかもしれませんが、実際には病気の子どもの世話は非常に大変で、職場で働いている方がむしろ楽だと感じることもあります。
こうした働く母親たちの気持ちや背景を管理職に理解してもらうための努力を重ねてきました。
──ランスタッドは2025年までに女性のマネージャー比率を40%に引き上げることを目標に掲げています。目標達成に向けてどのようなことに取り組まれていますか?
年見:目標を達成するために女性専用のポジションを用意したり、強引にマネージャーに就任させたりすることは適切ではないと考えています。組織を拡大させてポジションを作り、女性の能力開発やモチベーションアップなどを経て、目標を達成するのが本来の理想だと考えます。
──女性の活躍以外で、ED&Iで取り組みたいことはありますか?
年見:西日本本部ではセールスサポート職の求人を、地域の障がい者支援センターと連携して進めています。セールスサポート職で働く障がいのあるメンバーが成果と努力で評価されるような組織にしたいです。さらに活躍してもらうことで、全国のロールモデルになれたらと考えています。
猿谷:人材ビジネスは多様化してきており、以前まで派遣は若い女性の働き方という色が強くありました。現在は、老若男女問わず、学生や外国籍、障がいのある方など、幅広い方が利用しています。そういった多様化するマーケットの中で、まず自社が多様化を進めていかなければ、マーケットのニーズに応えられません。
これまで、障がいのある方の仕事と、ほかのメンバーの仕事は、切り分けて用意されていることが一般的でした。しかし、さまざまな業務の中にも、環境を整えれば障がいのある方でも行えるものが多くあります。
たとえば、持病や障がいで出社が難しくても、在宅ワークができる環境を整えれば、成果を出せる場合があります。一人ひとりの特性と向き合って、会社が合わせていくことで働き方の多様性は生まれるんです。それを実現できる組織にしていきたいと思います。
チャレンジ精神溢れる方を歓迎したい
──ランスタッドで働くことに興味のある方々へメッセージをお願いします。
年見:さまざまなバックグラウンドの方が入社を検討してくださっていると思います。人と関わるのが好きな方であれば、日々やりがいを持って働ける環境が整っています。
西日本本部は社内で注目を集めている部署です。一緒に成長し、新しいチャレンジをしていただける方の入社を心待ちにしています。
猿谷:人材ビジネスは求職者と企業をつなぎ、求職者の人生の大きな決断をサポートできるとても尊いビジネスだと思っています。雇用につながれば、直接お礼の言葉をいただけて、感謝の気持ちを実感しやすい職業です。そこに価値を感じて、自己表現を見出せる方に来ていただきたいと考えています。
また、社内は新しいことにチャレンジできる機会が溢れています。営業やマーケティング、人事など、さまざまな職種にチャレンジでき、自己実現していただけるでしょう。ぜひ、チャレンジ精神が高い方に来ていただきたいです。
※ 記載内容は2025年3月時点のものです
