“評論家”で終わらない主体性と行動力で、グループ企業の事業推進に伴走する
クオールホールディングスは薬局・製薬・BPO(※1)という3つの事業領域を展開しています。各事業の傘下にあるグループ企業の事業推進を行っているのが、私が所属する経営企画部です。財務やM&A、薬局の現場、人事PMI(※2)など、多彩な専門性を持つ人財がそろい、それぞれの知見を活かして事業会社の課題解決に取り組んでいます。
私はその中で、主に製薬事業とBPO事業の事業会社のお金や数字に関わる管理や分析を担当。これまでの経験を武器に、事業会社の人事・評価制度改革に携わるなど、新たな役割に挑戦しています。
主な業務は、各社の予算実績管理や数値目標の設定を通じて事業の生産性を高めることです。毎月行われる役員への報告に向けて、各社から集まるたくさんのデータを分析し、経営状況や事業の進捗状況をわかりやすくまとめます。予算と実績に乖離があれば、事業会社と共に要因を突き止め、解決策を考え実行するところまでしっかりと伴走します。
また、事業会社と連携を図り、グループとして相乗効果を生み出すことも重要な業務です。当グループでは各事業会社がそれぞれ自立性を有していますが、その一方で、会社間の連携不足により、価値ある人財やノウハウが十分に活用されないケースもありました。そこで私たちが間に立ち、各社の担当者同士をつないで新しい関係を築きます。
たとえば、採用活動での協業やグループ内における教育・研修の最適化へ向けた取り組み、販売チャネルの拡充など、ホールディングスならではの視点でグループ全体の発展に貢献しています。
事業会社と向きあう時に常に意識しているのは、ホールディングスと事業会社、双方の視点のバランスです。利益や収益といった会社全体の数字を追う立場と、現場で事業の土台を固める立場。その間を埋めるクッションのような存在となり、状況に応じて、優先順位やちょうど良い落としどころを見極めることを心がけています。
そのためには密なコミュニケーションが欠かせません。週に1度は担当会社へ足を運ぶことで、単なる管理者ではなく、時にリードし、時に並走するパートナーとしての信頼関係を築いています。
私の仕事の信念は「評論家にならない」こと。評論や批判を口にして終わるのではなく、自ら主体的に行動し、責任を持ってやり遂げる。この姿勢こそが成長と周囲からの信頼につながると信じています。
※1 BPO:ビジネス・プロセス・アウトソーシングの略。企業が自社の業務の一部を、専門の外部企業へ委託すること
※2 PMI:ポスト・マージャー・インテグレーションの略。M&A(合併・買収)成立後に、企業の制度や文化、業務などをすり合わせる作業のこと
ビジネスを俯瞰的に学べる管理部門で、人事や企業統合の現場、経営企画を経験
大学では行政法を学びつつ、自治体の先進的な取り組みを研究していたことから「既存の社会システムの変革や新たな価値創造に携われること」を軸に就職活動を進め、公務員と民間企業の両方を検討していました。業界は絞っていなかったものの、人々への影響が大きい医療業界に関心があったこと、また、あえてビジネスの厳しい環境に身を置き、能動的に成長したいという想いから、最終的に民間企業を志望することに。
その中でクオールに惹かれたのは、「コンビニや生活雑貨店、交通機関など」とのコラボ店舗のように、利用者の生活動線を意識した出店形態など、固定概念にとらわれず、地域に根ざしたニーズや要望を叶える事業に取り組む挑戦的な姿勢です。薬局に新たな風を吹かせるような仕事がしたいと考えていた私にとって、1年目からビジネスを俯瞰的に見られる管理部門で経験を積める点も大きな魅力で、入社の決め手となりました。
2019年に新卒入社し、希望通り管理部門の人事・人財開発部に配属されました。最初は労務管理の細かな業務から始まり、入社式の企画・運営、M&Aにおける人事PMIなどを経験。さらに、システム化による業務改革、HRBP(※3)としての業務など仕事の幅を広げました。とくに、本社総合職やスペシャリスト薬剤師向けに行ったキャリア支援は、大きなやりがいがありました。
その後、ある医薬品メーカーをグループに迎えるための人事PMIプロジェクトを担当。人事制度や働き方などをうまく統合させるまでの過程を通して視野が大きく広がりました。これを機に新たなチャレンジをしたいと考えていたところ、ちょうど2024年に新設された製薬事業推進部の立ち上げメンバーとして、人事業務と兼務することに。人事という枠を超え、中期経営計画の策定やM&A後の事業会社のためのスタンドアローン支援(※4)、グループ会社間の連携強化といった、より事業の根幹に近い業務を担うことになりました。
製薬事業推進部として任された仕事を1年間で無事終えた後、会社からの「人事や事業推進での経験を活かし、引き続き製薬事業の管理を担ってほしい」という依頼で、2025年に経営企画部へ異動しました。
新たに担当することになった事業会社では、社長や取締役と密にやり取りする機会も増えました。異なる業界で実績を残し、経営に対しても視座が高い人たちの発想や考え方はとても刺激的で、今後の自身の糧になると感じています。
※3 HRBP:ヒューマン・リソース・ビジネス・パートナーの略。経営者や事業責任者の視点で人事面の課題解決に取り組み、事業成長に貢献する役職
※4 スタンドアローン支援:事業会社が単独で自立して運営できるようにサポートすること
グループの新しい仲間が安心できる環境を。統合プロジェクトで得た達成感とチーム力
これまで最も会社に貢献できたと感じる仕事は、医薬品メーカーをグループの一員として迎えるために行った人事PMIプロジェクトです。グローバル企業から独立し、調剤薬局を中核事業とする当グループへ。スタッフの皆さんは不安でいっぱいだったと思います。
課題となったのは、システム移管や日々の業務体制、待遇といった「ハード面」と、異なる企業文化をどう融合させていくかという「ソフト面」の両方でした。そこでまずは「スタッフの皆さんが安心してこれまで通り働ける環境を一日でも早く整えること」を目標に掲げました。チームで人員や時間、優先順位を踏まえて行動計画を練り上げ、実行に移すとともに、ハード面の方針を固め「いつ何がどのように変更するのか」をすぐに周知しました。
とくに苦労したのは、立場や考え方が異なる多くの関係者と話し合い、合意を得る過程です。私が意識したことは2つ。1つは、日頃から社内外の信頼関係を丁寧に築くこと。そしてもう1つは、「スタッフが安心できる仕組みを作る」という行動指針をチーム全員でしっかりと共有することでした。
その結果、新たな人事システムの導入や業務委託先の見直しによってコスト削減が実現。人事関連の課題は計画より3カ月も前倒しで解決でき、スタッフの皆さんにも今後の変更点をいち早く伝えることができました。立ち上げから導入、本稼働まで携わり、最後に社内外の方々から感謝の言葉をいただいた時は、大きな達成感と手応えを感じましたね。
この仕事で経験した、多様なビジネスパーソンとの協業で、たくさんの学びがありました。たとえば、マーケティングで実績のある方が新しいアイデアを次々に出し、企画分野で経験を積んできた方が実行に移していく。そうやって人と人が重なり合い、それぞれの強みを掛け合わせることで、1人では成し得ない大きな力が生まれるのだと実感しました。
「藤見に聞けば大丈夫」。頼れる戦略人事として、会社と社会に貢献したい
今後の目標は、CoE(※5)と呼ばれるような戦略的に人事を担える専門家になることです。これまで得た経験や多角的な視点を活かして、人事領域で確かな成果をもたらし、会社ひいては社会に貢献したいと考えています。
また、「藤見に聞けば、問題解決のヒントをくれる」と頼ってもらえる、社内の情報源のような存在になりたいですね。組織が大きくなるにつれて部署間の連携が取りづらくなり、本来ならすぐに解決できることが難しくなってしまうのは非常にもったいない。人や知識をつなぎ、みんなの力を合わせて会社を発展させていきたいです。
こういった想いが生まれるのも、日頃、薬局や各事業会社で働き、利益を生み出す皆さんの努力を間近で見ているからこそ。それを支える側として、皆さんがさらに安心感を持てる会社にしていきたいと強く感じます。
これから仲間になる方には、何事にも興味関心や好奇心を持ちつづけてほしいです。やりたいことや、やりがいを感じる瞬間は変化していくもの。私自身、その都度一つひとつ取り組んできたからこそ、さまざまなチャンスに巡り合え、人事、PMI、経営企画という仕事につながりました。自分の仕事だけでなく、業界の動向や国内外の市場など、あらゆることにアンテナを張っておけば、自然と世界が広がり、やりがいも後からついてきます。
また、医療業界の知識がないことを不安に思う方もいるかもしれません。私も入社前は同じでしたが、クオールには部署の垣根を超えて教え合う文化があります。「知らない」という事実を受け止め、学ぼうとする意欲があれば心配ありません。
クオールグループの魅力は、全社が「Quality of Life(医療を通じて、『⽣活の質』向上を願う想い)」という社会貢献の志を持っている点です。その中で本社総合職、とくに管理部門は、会社の基盤を創り、支える役割。当グループのスローガン「あなたの、いちばん近くにある安心」のように、身近な誰かを支え、安心を与えられる仕事です。
また、企業の根幹を担う、大規模で多様なプロジェクトに挑戦できるチャンスも豊富にあります。さまざまな立場のプロフェッショナルと関わりながら成長できるのは、この仕事の醍醐味です。
クオールが世の中に安心を与えられる企業となるために、共に貢献したいという方をぜひお待ちしています。
※5 CoE:センター・オブ・エクセレンスの略。採用や労務、組織・人材開発の専門家が集まる戦略的なチームのこと
※ 記載内容は2025年7月時点のものです
