24時間365日稼働する決済システムの要──細部にまで目を配り、チームを率いる
現在、金谷は決済情報サービス事業部 サービス開発部でプロジェクトマネージャーを務めています。
「所属しているのは自社ASPサービスおよび個別のお客さま向けシステムを維持・運用している部署で、各チームがそれぞれ異なる決済システムを担当しています。
私のチームは主に総合決済ASPサービス『i-コレクト®』をはじめとする複数システムを担当しています。これは請求から収納まで決済におけるさまざまな業務をサポートするサービスで、決済手段ごとに異なる多様な情報を統合し一元的に管理できます。
たとえばECサイトの運営者にとって、エンドユーザーがコンビニなど決済機関で支払いを行った際のデータをリアルタイムで確認できるなどの利点があります」
このシステムは幅広い業種のお客さまが利用していると言います。
「利用シーンは多岐にわたり、ECサイトでの支払いだけでなく、公共料金の支払いなどにも使われています。24時間365日稼働しており、日常生活に密着したデータを取り扱うため、システムトラブルが起きた際の影響は多大なものとなります。
そのため、システム停止やトラブルを起こすことなくメンテナンスを行うことや、トラブル発生時の影響を最小限に抑えることが最大のミッションです」
金谷は約10~15名のチームを率いており、社員が6割、協力会社の方が4割という構成で運営しています。
「お客さまや他部署との調整などは基本的に社員が担当し、より詳細な作業については協力会社の方々にも参加していただくという形で進めています。年間200件前後のシステムメンテナンスを実施していますが、その際に最も重視しているのは、いかに安全に作業を行うかということです」
責任あるポジションになるにつれ、業務が上流工程中心になっていきますが、金谷は細部への目配りも欠かしません。
「最終的なシステムの設定値など重要な部分は必ず自分の目で確認するようにしています。また、疑問に思ったことは納得できるまで考えることを心がけています。小規模のチームということもあり、マネジメント業務と作業の最終承認を担当していますね」
文系からシステム開発の道へ──社会の役に立つことをめざして選んだキャリア
大学時代、金谷は教育学を専攻し、国語や日本語を専門に学んでいました。
「理系への憧れはありましたが、文系科目のほうが得意で、コミュニケーションに興味があったので教育学を選択しました。もともと学問として学びたかったので、教職の道が第一志望というわけではなかったんです。
それでも教育実習を最後まで受けて教職免許を取得するなど、興味を持ったことに幅広くチャレンジし、一度始めたことは途中で諦めずにやり通すことを心がけていました」
就職活動では、社会を支えていることや、社会に役立っていることが実感できる仕事がしたいと漠然と考えていた金谷。電力会社や鉄道会社、公務員など、社会インフラを支える業種を幅広く検討します。
「NTTインターネットを選んだ理由は、決済システムなど生活に密着したシステムを手がけており、社会貢献を実感できるのでは、と考えたからです。また、大企業で働くよりも、一人ひとりの顔が見える距離でコミュニケーションを大切にしながら働ける環境がいいなと思っていました。
就活中に何人かの当社社員から話を聞き、社内の雰囲気に魅力を感じたことも選んだ理由の1つです」
入社後、最初に配属になったのは、現在と同じ決済情報サービス事業部ですが、2年目からは情報システム事業部に異動になります。
「情報システム事業部では、大きく2つの担当部署に所属してシステム開発を経験しました。1つめはお客さま先に常駐して、ご要望を直接聞きながら開発を進める部署です。
2つめは、お客さまの話をうかがいながら自社ロケーションで開発を進める案件でした。いずれもお客さまのシステム規模が自社ASPサービスと比べてはるかに大きく、その違いにまずびっくりしましたね」
若手社員でもお客さまと直接やり取りする機会が多く、責任を持って対応する必要があり、最初は戸惑ったと言います。
「厳しい環境ではありましたが、自分が外から見られることで、会社を代表しているという責任感が芽生えたと思います。複数の仕事を体験できた結果、作業や物事を俯瞰で見ることができるようになり、成長につながったと思っています」
「無事故が当たり前」の裏側で──システムメンテナンス作業のやりがいと責任
情報システム事業部を経て、再び決済情報サービス事業部に配属された金谷は、プロジェクトマネージャーの下でチームをまとめる運用リーダーを任されます。
「初めて肩書きがつき、キャリアの中で最も成長できた期間だったように思います。後輩を連れてのお客さま先への訪問など、責任ある業務を任されるようになりました」
この時期に心がけたことについて、以下のことを挙げます。
「初歩的なことですけど、社内でも社外でも会議中や生産物のチェックをしてもらった時などに、どんな細かいものでも記録を取るということを心がけました。長い目で見た時にそれらを自分のノウハウにできるよう、インプットを取りこぼさない努力をしていました」
その後、プロジェクトマネージャーを任された金谷。それまでのリーダーの立場とは異なり、チームの代表としての責任感が生まれたと言います。
「それまでのリーダー業と違って、自分のチームの代表として、チームの利害関係やルールに関することは、たとえ相手が社内の目上の人だったとしても主張する必要があることを学びました。
これまでは多少意見が異なっても受け入れることが多かったのですが、後々業務に影響が出てくることも経験しました。メンバーが気持ちよく働ける環境を守るためにも、結論づける必要があるときはきちんと交渉するなど、自分のスタンスを変えなければいけないというところが、私にとって大きな課題でしたね」
そんな葛藤を乗り越えながら邁進している現在の業務において、最もやりがいを感じるのは、システムメンテナンス作業が無事に完了した時だと言います。
「大きいものだと、1日のメンテナンス作業のために事前に何カ月も準備をするということがあります。準備過程で、いかに事故を起こさないようにするか、いろいろな観点で入念に確認をして、打ち合わせや検証を重ねて不安点を解消していきます。
無事故で作業が完了すると、結果としてはあまり目立ちませんし、無事故で当たり前ですが、それを実現することがどれほど大変か実感しているので、無事に終えられた時が一番やりがいを感じます」
また、お客さまから感謝の言葉をいただくこともあると言います。
「お客さまから、『最近すごく安定稼働をしていて助かっている』というコメントをいただいて、さらにまったく別のビジネスチャンスにつながるような相談を受けることもあります。やはり普段の努力の積み重ねがあり、信頼を得て、そういった話を持ちかけてくださったんだと思うと嬉しかったです」
居心地の良さと働きやすさが魅力──「助け合う文化」のある環境で、社会貢献を実感
多くの経験を積んできた金谷ですが、入社時に抱いていた社会貢献への想いは現在も変わることなく持ち続けています。
「システムの維持・運用業務を通じて、社会とのつながりを実感する機会が多くあります。たとえばシステムの統計情報を見ると、深夜でも取引情報が発生していることがわかり、自身の担当するシステムがユーザーに利用されていることを実感します。
また、さまざまな関係者との会話を通じて、自分も生活に密着したサービスの一員として社会に関われているという実感がわいてきます」
またNTTインターネットの魅力について、内側と外側、両方の視点から語ります。
「中から見ると、私の入社時の決め手となったことと同じで、接する人がみんな誠実に真面目に取り組む方ばかりだという印象です。規模もそれほど大きくないため全員の顔を知っており、誰かが困っていたら助け合える文化が浸透していると思います。居心地もいいですし、働きやすい会社です。
外から見た点ですと、お客さまから『NTTインターネットは最後まで真面目に対応してくれるし、親切な会社ですね』という言葉をいただくことがあります。また、お客さまが当社を選んでくださる理由の1つとして、NTTグループという信頼感も大きいと思います」
「信頼され続けるように、細かい作業も一つひとつ丁寧にやっていきたい」と言う金谷は、今後の目標を見据え、次のように語ります。
「プロジェクトマネージャーとなってまだ数年で経験が浅く、失敗も経験しているので、まずはひとり立ちできるようになることが直近の目標です。また後輩たちに何を残せるかを念頭に置いて日々の業務に取り組んでいきたいです。
具体的には、自分のチームに新しく入ってきた人がすぐに作業に入れるようなノウハウを数多く残したく、それを進めているところです」
「メンバーが増えることで、できることをさらに広げていきたい」と言う金谷。最後に、これから入社を考えている方々へメッセージを送ります。
「私が感じている当社の魅力を、働く中で皆さんにも同じように感じてもらいたいですし、その環境が整っていると思います。当社で責任感を持って一緒に働いてくれる仲間が増えることを楽しみにしています」
※ 記載内容は2024年11月時点のものです
※ 「i-コレクト」は、NTTインターネット株式会社の登録商標です
