AIを活用した革新的な需要予測システム。データとロボットが織りなす物流の未来
NTTインターネットの情報システム事業部第三開発部で、プロジェクトマネージャーを務める志村。主に企業のサプライチェーンマネジメントシステムの開発・運用を担当しています。
「現在私が担当しているのは、AIを活用した商品需要予測システムです。各店舗でいくつの商品が売れるかを予測し、適切な配送数を決定する重要な役割を果たしています。
以前はいわゆる『スーパーSE』が導きだした独自のロジックによる計算式で予測を行っていましたが、今はAIとビッグデータを活用することで、より客観的で精度の高い予測が可能になっています。近隣店舗の販売実績や商品シリーズごとの傾向など、100種類以上のパラメータを活用して販売予測を行い、各店舗への出荷量を決定。とくに売れない商品の在庫を抱えることを防ぐという点で、各店舗から高く評価されています」
加えて志村は、商品倉庫の自動化プロジェクトにも携わっています。
「商品はバケットと呼ばれる箱に格納されており、そこからロボットを用いてピックアップされ、自動倉庫内のレールを通じて運搬されます。商品ごとに箱の形や材質も違うので、傷をつけずに運ぶにはさまざまな工夫が必要です。
これまではシステム開発という目に見えない業務に携わることが中心でしたが、物理的な動きが見えるロボットに関わることが新鮮で、わくわくしながら取り組んでいます」
60〜70人規模のプロジェクトを率いる志村がとくに大切にしているのは、チーム内のコミュニケーションです。
「私はこれまで数々の経験を重ねる中で、トラブルが生じたプロジェクトをリカバリさせる『火消し役』を担うこともありました。その中で気づいたのは、進捗が悪くなったりバグが発生したりした際にチームメンバーがそれを隠してしまう傾向があるということ。とくに雰囲気が悪いプロジェクトではその傾向が強くなるため、報告・連絡・相談がしやすい雰囲気のよいチームづくりを心がけています。
コロナ禍以降はリモートワークが中心になったこともあり、意識的にコミュニケーションを取らなければ、連携が難しいと感じることも増えてきました。そこでまずは私自身を知ってもらうためにも、メンバーの出社日に合わせて自身も出社してみたり、歓送迎会などのイベントには積極的に参加してみたり。関わる機会を増やすことで、『この人なら相談できる』と思ってもらえるように心がけています」
冷静さを武器に挑む問題解決。上司の背中から学んだトラブルシューティングの真価
志村の社会人としての礎は、入社1年目の経験にあります。配属された決済情報サービス事業部で、社内でも高く評価される2名の先輩に指導を仰ぎ、貴重な経験を積むことができました。
「1人の先輩からは、プロジェクト全体を見渡す広い視野や、会社全体の改善につながる視点など、マネジメントスキルを学びました。もう1人の先輩は技術力が群を抜いて高く、コーディングや設計スキルを徹底的に教えていただきました。2人の指導を受けながら実際の開発にも積極的に携わらせてもらうことができ、この1年で大きな手応えをつかめました」
その後のキャリアでは、さまざまなプロジェクトを経験。とくにOSS(オープンソースソフトウェア)研究・検証の部署での経験は、新たなスキルの獲得につながりました。
「OSS関連の部署は、通常のシステム開発運用とはまったく異なる環境でした。研究を目的とした部署ということもあり、外国語のマニュアルを日本語に翻訳して上層部に伝えることがミッション。複雑な内容をいかにわかりやすく説明するかというコミュニケーションスキルを磨くことができました」
4年目には、今ではトラブル対応を得意としている志村にとって重要な出来事がありました。
「とあるプロジェクトでトラブルが発生した際、部長がその場で直接プログラムを早急に修正し、お客さまが背後からその様子を見守るという場面に遭遇しました。その時感じた緊張感は今でも忘れられません。この業界では、問題が起きた時、リーダーの即座の対応が求められることを、身をもって実感しました」
この経験から、志村はトラブル対応に対する考え方をあらためたと言います。
「トラブルが起きた時、落ち込んでいる余裕はありません。とにかくすぐに対策を考えて行動に移すことが大切。この考え方が身についたのは、あの時上司の姿を見ていたからこそだと思います。
とくに私は失敗をあまり気にしない性格なので、スピードを求められる時は真価を発揮できていると実感しますね。トラブルがあった時もできるだけ冷静に、すぐに頭を切り替えて次の一手を考えられるようになりました」
人を育て価値を創るマネージャー。不可能を可能にした250キロステップの挑戦
一つひとつの経験を糧に挑戦を繰り返し、着実に成長してきた志村。とくに印象に残った案件として、2つのプロジェクトを挙げます。
「1つは、前述のAIを活用した需要予測システムの開発です。これまでは受注した案件を任される立場でしたが、この案件ではプロジェクトマネージャーとして自ら提案活動を行い、受注に結びつけました。
プロジェクトマネージャーとして日頃からお客さまの声に耳を傾けていたからこそ、お客さまに喜んでいただけるようなご提案ができた部分が大きいですね。お客さまのAI研究部署と実務部署の部署間の橋渡しをしながら、現場のニーズを活かしたことが成功につながりました」
また、大規模な工事情報登録システムの開発も印象的な案件の1つです。
「4カ月で250キロステップを書き上げるという、どう考えても不可能だと思われた案件でした。しかし優秀な同僚が効率のよい手段を考え出してくれて、私がそれを設計書にしていく形で進めました。結果的に外的な要因で1カ月半ほど延長になりましたが、なんとか完遂できました。
案件をやり遂げた達成感も大きいですが、何よりマネージャーとしてレベルアップできた部分がうれしかったですね。たとえば各ステークホルダーと連携し、それぞれが重要視しているポイントを見極め、それをもとに優先順位を判断する力が養われました。
通常なら1年以上かかるようなビッグプロジェクトですので、ある程度捨てざるを得ない部分を認めつつ、絶対守るべき部分に注力して業務を進められたと思います」
加えて、人材育成の点でも学ぶことがあったと言います。
「即戦力を確保するため、未経験者を含めた大人数で挑む必要性がありました。そのため、メンバーには『昨日まで専業主婦でした』というようなビギナーもいたんです。そんな中でも根気よく教えていくことで、一人ひとりが力をつけていってくれました。
中には、持ち前のセンスを発揮して急速に成長していく人もいて、プロジェクトが終わる頃には立派な主戦力になってくれていたんです。人を育てることのおもしろさを感じましたね」
仕事も趣味も諦めない働き方──PM志村が語る、理想のワークライフバランス
今後の目標として、プロジェクトにとどまらずNTTインターネット全体にも貢献していきたいと志村は語ります。
「最近では社会的にも転職が当たり前になってきているため、当社でも会社全体のエンゲージメントを高めていきたいと考えています。社員が普段感じている不満を聞き逃さず、社員がより楽しく働けるような環境づくりに取り組んでいきたいですね」
志村自身はとくに若手社員へのサポートに力を入れたい思いがあります。
「私も1年目の時、先輩が根気強く指導してくれたおかげで今の自分があると思っています。しかしコロナ禍以降、そういった育成の機会が難しくなってきている現状があります。
そもそも出社したことがない若手社員もたくさんいる中で、どうやって当社で働くことのメリットを伝え、長く楽しく仕事をしてもらえるかを考えているところです」
一方で当社の働きやすさについて、志村はワークライフバランスの良さを挙げます。
「もちろん繁忙期もありますが、福利厚生が充実しており、残業時間も多くないので、私生活との両立がしやすいところが魅力ですね。私自身、サッカーや野球観戦、アイドルの『推し活』など多趣味なので、仕事中は仕事にしっかり集中し、余暇では趣味を楽しむといったバランスの取れた生活が送れていると思います。
たとえば数年に1回は2週間ほどの長期休暇を取得し、サッカーを観戦するためにヨーロッパ旅行に行っています」
だからこそ「仕事も頑張りたいけど、趣味も楽しみたい」。そんな人に入社してほしいと語ります。
「当社は趣味を持っている方、趣味を楽しみながら社会人生活を送りたいという方にとってはかなり働きやすい環境だと思っています。社内にはフットサル部やテニス部など、さまざまな課外活動もありますので、そういった活動に参加してみるのもおもしろいですね。
仕事でよいパフォーマンスを出すためには、私生活を充実させることも大切。ぜひ当社で一緒に成長しながら、充実した私生活を送ってもらいたいです」
※ 記載内容は2024年12月時点のものです
