コロナ禍で確信した情報システムの将来性。人との関わりも大切にできる職場を求めて
「クラスの中心にいるタイプではないけれど、親しい人たちからは頼りにされる存在だったように思います」と自身の幼少期について語る齋藤。この人柄の源は、家庭環境と幼い頃からの経験にありました。
「家庭で人に親切にすることを教えられていたこと、また小学1年生から12年間続けた剣道を通じて、礼儀や礼節を学んだこと。これらが私の性格形成に大きな影響を与えました」
この基礎を土台に、大学時代は、社会情報学部で情報システムと教育について学びます。
「社会・情報・人間という3つの分野を横断的に学ぶユニークな学部でした。1〜2年次に情報系の必修科目を学ぶうちに興味を持ち、3年次からは情報系に特化したゼミに所属しました。
とくに、3〜4年次には新型コロナウイルス感染症の影響で遠隔授業や遠隔試験のシステム構築、授業形態の運用など情報システムを活用した教育のあり方について研究しました」
コロナ禍による生活環境の大きな変化は、齋藤にとって重要なターニングポイントとなります。
「従来の全員出席型の授業から、リモートやハイブリッド型の授業への移行を経験し、情報システムの可能性と重要性を肌で感じることができました。これが、情報システムの分野に深く興味を持つきっかけとなり、将来のキャリアを考える上で大きく影響しました」
就職活動では情報システムに携わることを重視しつつ、幼少期から大切にしている“人との関わり”を感じられる仕事がしたいと考えた齋藤。
「自分の性格上、周りの方の知見を積極的に吸収しながら成長できる環境が必要だと感じていたので、上司や先輩との距離感も重要な軸としました。そうして新入社員へのアプローチが近い会社を探している中で、NTTインターネットと出会ったんです。
一次面接は現場の若手社員が面接官となり、逆質問の時間が設けられていたのですが、とても話しやすい雰囲気を感じました。先輩社員との距離の近さや、全国展開しているサービスを持つNTTインターネットという環境。ここでなら、周囲の人たちと一緒に仕事をしながら、自分を高められると考えました」
個人業務の先にある、チームの力。プロジェクトを通じた大きな学び
情報システムへの興味と、人との絆を大切にする価値観をもってNTTインターネットへ入社した齋藤。入社後の雰囲気について、想像していたイメージとさほど違いはなかったと語ります。
「入社前から、先輩社員がさまざまな面でサポートしてくれる環境があると聞いていました。実際に入社してみても、現場で先輩と密に連携しながら業務に取り組める状況で、自身の成長につながる学びの機会も度々感じられました。
研修では、プログラミングの理論やJava言語の基礎、開発のアプローチなどを学んだ後、3つのチームに分かれて仕様を満たすプログラムを作成する演習がありました。これまでSEの仕事は個人作業が中心だと思っていたのですが、チームでの連携が重要だということを学ぶ印象深い機会になりました」
研修後から現在まで、齋藤はデータ活用に関するプロジェクトに2年弱参画しています。このプロジェクトでは、契約されたユーザー様の通信利用情報や電話記録などのトラフィックデータを収集し、分析用途に最適化して提供するシステムの設定や維持管理を行っています。
「サービスプランの検討や顧客ニーズの分析に活用されるデータを提供しています。四半期ごとに定期的な設定作業があり、協力会社も含めて全体で10人強のメンバーで構成されたプロジェクトチームで対応しています。
その中で私の主な役割は、お客さまからのご要望に基づいたシステムのメンテナンスと設定変更です。たとえば、国名が変更された場合、システム内の該当する国名を更新して、今後も正しく利用できるようにする作業などを行っています。これらの設定変更作業を完了させ、商用環境でリリースして実際に使用可能な状態にすることも担当しています」
プロジェクトの中でとくに印象に残っているのは、2年目に入って新入社員が加わった時の経験だと言います。
「1年目は右も左もわからない状態でしたが、2年目では自分が培ってきた業務知識や設定作業のノウハウを、先輩に頼ることなく後輩に教えることができました。とくに、一つの案件を後輩と共に無事に達成した時には、自身の成長を実感できて嬉しかったです。
先輩から学んだことはメモに書き留め、さらに自分が感じたことや疑問点、新たな情報を付け加えて後輩に伝えるようにしています。かつての自分の経験もふまえ、理解の難しい点にとくに注意を払いながら情報を共有するようにしています。この過程で、教えることが自分の新たな学びにつながるという、相乗効果が生まれています」
成長を実感した瞬間──挑んだ業務支援ツール開発の裏側
入社後のプロジェクトで印象に残っている経験として、齋藤は業務支援ツールの開発を挙げます。
「システムには契約者様のトラフィックデータを時間ごとに収集・蓄積する処理があり、その進行状況が安定しているのかを監視することが日々の大切なタスクなのですが、目視確認のため時間がかかっていたんです。そこで、業務効率化を目的とした作業の自動化ツールの開発を任されました。
私は、ExcelのVBAを駆使してツールを開発。外部システムから処理の開始時間や終了時間などのデータを取得し、業務の進行状況を一覧で表示できるようにしました。こうすることで、従来の目視確認よりも効率的に監視できるようになりました。上司からも『これだけ稼働時間が削減できると、すごく助かるよ』と評価してもらい、大きなやりがいを感じました」
この経験は、単なる業務効率化にとどまらず、自身の成長にも大きく寄与しています。
「新しい言語の習得はもちろん、より効率的なコーディング手法も学びました。とくに印象的だったのは、単に機能を実装するだけでなく、処理速度や性能面での考慮の重要性に気づいたことです。
また、先輩との協働を通じて、柔軟な思考や大局的な視点の重要性も認識しました。無駄なロジックがないか、もっと早く処理できないか、そもそもこの情報が必要なのか。枠にとらわれない考え方を学びましたね。この経験を通して、プログラミングスキルだけでなく、問題解決能力も向上したように思います」
自身の成長を支えてくれた会社の育成制度にも、あらためて魅力を感じています。
「入社後1年間は、育成のための一環としてアドバイザー制度が設けられています。仕事のやり方や振り返り、今後の目標設定について、毎月年次の近い先輩に相談する機会が設けられています。先輩との意見交換を通じて、業務手法の修正をしたり、得意分野を伸ばす方法を考えたりします。人材育成に取り組む企業文化を実感しました」
チームの力で未来の創造へ。技術と人間関係の両立をめざす挑戦
以前は人を引っ張るタイプではなかったと語る齋藤ですが、仕事での刺激を受け、将来的にはプロジェクトを率いる存在になりたいと考えています。
「先輩の姿を見ていると、自分もチームメンバーを支援し、育成できるプロジェクトマネージャーになりたいと思うようになりました。ただ、まだまだ未熟なところが多く、日々学びの連続です。先輩をよく観察し、その負担を減らすために自分がどう動けばいいかを考えながら、仕事をしていくことが目標です」
最後に、齋藤は今後一緒に働く学生に向けて、自身の経験を踏まえたアドバイスと共にエールを送ります。
「システムエンジニアの仕事は黙々と個人で進めていくという印象を持たれがちですが、実際はそうではありません。頻繁にコミュニケーションを取り、目標や課題を共有しながら作業を進めていくことが大切です。そのため、自分の意見を積極的に話し、チームの目標達成に向けてやっていくことを共有できるパートナーであると嬉しいですね。そんな姿勢を持った方々と一緒に働けることを楽しみにしています。
私も日々の業務の中で、仲間と一緒に作り上げていくことや、お互いに大変なところはサポートし合い、チーム一丸となって仕事を進めていくことにやりがいを感じています。このようなチームワークを大切にしながら成長していきたいと思っています」
先輩・上司の多様な技術や知見を吸収できる環境のもと、人との関わりを大切にしながら、齋藤は自身の可能性を広げていきます。
※ 記載内容は2024年8月時点のものです
