品質向上への情熱とチームマネジメントの両立
2020年にNTTデータNJKへ入社後、私は組み込み機器ファームウェアのテスト業務に携わっています。具体的には、テストの実施計画からテスト設計、テスト仕様書の作成、そしてテスト実施まで、品質保証に関わる一連の工程を担当しています。
ソフトウェアのバグを検出し、製品の品質を向上させることが私たちの部署のミッションです。そのため、同値分割やデシジョンテーブル、境界値分析など、さまざまなテスト手法を駆使しながら、製品の品質向上に取り組んでいます。ISO 25010の品質特性に基づいたテスト設計にも力を入れており、より体系的なアプローチを心がけています。
また、メンバーをまとめる立場として、チームマネジメントも重要な役割の一つです。コンプライアンスを遵守しながら、メンバー一人一人の体調にも気を配り、円滑なコミュニケーションを心がけています。
仕事をする上で私が大切にしている事は「美点凝視」です。チームメンバーの良くない部分が目に付いたときこそ、その人の持つ良い面に目を向けるよう意識し、そこから行動の改善を促す事を意識しています。この姿勢は、チームの雰囲気づくりにもプラスの影響を与えていると感じています。
さらに、自分のアウトプットが相手の目線で理解できるかということを常に意識しています。各種ドキュメントの作成やコミュニケーションツールで会話する際は、読み手の立場に立って、わかりやすい表現、曖昧ではない表現を心がけています。ソフトウェア開発において"曖昧"は歓迎されないものであり、これは品質向上の取り組みの中でも、特に重要な要素だと考えています。
チーム内では、要件分析やテスト設計など、準備のプロセスを大切にし、レビューの場面では多角的な視点からの意見交換を重視しています。これにより、より確実な品質保証を実現し、最終的には顧客満足度の向上につながると信じています。
技術と信頼を積み重ねた前職での10年
私の前職での経験は、ソフトウェアテストのスペシャリストとしての基盤を築いた大切な時期でした。さまざまなソフトウェアやシステムのテスト業務を担当していました。
特に印象に残っているのは、CC認証(ISO/IEC 15408)取得に関わる業務です。この業務では、かなりの忍耐と正確性が求められました。テスト環境の構築から実施まで、すべてを限られた納期の中でこなしていく必要がありました。認証会社とのやり取りも含め、高度な専門知識と細やかな対応力が試されました。
また、テスト業務に付随して、ネットワーク環境の構築も担当していました。小規模から中規模のネットワークを扱い、さまざまなサーバーの構築経験を積みました。この経験は、テスト環境を整える上でも非常に役立ちました。
このように、それなりに会社へ貢献できていると自負していましたが、残念ながら会社の評価としては期待していたものとは異なりました。収入アップや昇進を望んでいましたが、会社の事情もあり、それが叶わない状況が続いていました。
そんな中、コロナ禍が転職を考えるきっかけとなりました。自分の技術力や経験に見合った評価を求めて、新たな環境を探し始めました。コロナ禍では採用活動を見送る会社も多かったのですが、そんな中であっても人材を募集している会社こそ体力のある会社であろうと思ったからです。NTTデータNJKを選んだ理由は、会社としての成熟度の高さです。コンプライアンスへの取り組みも進んでいると感じられ、自分の経験を活かせる環境だと確信しました。
振り返ってみると、前職では技術面で大きく成長できたと感じています。ソフトウェアテストのノウハウはもちろん、他者への説明力やスケジュール管理能力、そして顧客との折衝力など、プロフェッショナルとして必要なスキルを総合的に身につけることができました。これらの経験は、現在の業務にも大いに活かされています。
不具合発見とメンバー管理の経験を活かして
NTTデータNJKへ入社してから、私の経験が最も活きたと感じたのは、重大な不具合を発見できた時のことです。市場に流出していれば大きなインシデントになりかねない不具合でしたが、長年の経験が役立ちました。
『全数テストは不可能』という言葉がソフトウェアテスト7原則の一つにあります。開発工程で実装はできても、それを全てテストする事は不可能なのです。過去の経験から、どういった部分に注意を払うべきかをある程度予測することで、限られた工数のなか効率よくテストができました。その予測に基づいてテストを設計し、実装、実施を行った結果、重要な不具合を発見することができたのです。この発見により、修正が行われ、市場での問題発生を未然に防ぐことができました。
私自身、以前と比べると精神面での成長も感じています。年齢を重ねたこともあるかもしれませんが、以前より物事に対して冷静に対応できるようになりました。お客様や他社からの問い合わせや指摘に対しても、以前より落ち着いて対応できるようになっています。
現在の職場では、これまでの経験を活かして、技術面でのフォローやメンバー管理について、良い影響を与えることができていると感じています。過去の経験が豊富にあるからこそ、大きな失敗をすることなく、順調に業務を進められているのだと思います。
これからもよりいっそう、チームのパフォーマンスを向上させ、より良い製品開発に貢献していきたいと考えています。特に若手メンバーへの技術的なサポートや、チーム全体のマネジメントにおいて、私の経験を最大限に活用していきたいと思っています。
品質の追求と未来への展望
ソフトウェアテストを行う専門部隊の拡大、これをめざして行きたいです。ソフトウェア開発において、品質の確保は非常に重要な要素です。ユーザーに安心して使っていただけるシステムを提供するためには、綿密なテストと品質管理が欠かせません。
プロジェクト管理の立場に立ちながらも、現場でソフトウェアテストのエキスパートとして実作業も行える、そんな二足のわらじを履ける人材をめざしています。リーダーとしての視点と、現場で実際に手を動かす技術者としての視点、その両方を持ち合わせることで、どのような現場でも活躍できる人材になりたいと考えています。
NTTデータNJKの大きな特徴は、経営層が会社のめざす方向性を明確に示してくれることです。それを社員と共有しようとする姿勢に私は感銘を受けています。また、仕事に対して真面目な社員が多く、コンプライアンス(法令遵守)の意識が強いことも特徴です。休暇取得や育児休暇取得を会社として積極的に推進している点も、働きやすい環境づくりへの表れだと感じています。
これから私たちの仲間となる方には、「変化」を恐れない姿勢を持っていてほしいと思います。今の自分を変えたい、新しいことにチャレンジしたい、何かのプロフェッショナルになりたい、そういった向上心を持った方と一緒に働きたいと考えています。
アプリケーションやソフトウェアの不具合、使いづらい点などに敏感な方、物づくりや事づくりが好きな方との出会いを楽しみにしています。品質管理の仕事は、単なる不具合の発見だけではありません。よりよい製品やサービスを作り上げていく創造的な仕事でもあります。
私たちと一緒に、品質の高いソフトウェア開発に挑戦してみませんか。皆さんの新しい一歩を、心からお待ちしています。
※ 記載内容は2025年5月時点のものです
