私だから伝えられることがある。培ってきた経験を強みにお客様へ寄り添う提案を
現在、島田は武蔵野銀行の大宮北支店で、FAとして働いています。そこで島田は、お客様の資産に関するさまざまなご相談に対応しています。
「主に資産運用や相続のご相談、遺言信託などの提案や相談業務を担当しています。支店内の窓口課には、私を含めた2名のFAが在籍し、お客様から受けた相談案件を窓口からトスアップしてもらい、より専門的な観点からアドバイスを行っています」
武蔵野銀行では「地域密着型金融」に取り組み、島田もお客様との信頼関係の構築に日々努めています。
「基本的には店内での業務が中心ですが、新規のお客様との接点を作るため、お電話でのご連絡やお手紙の送付、ポストへの名刺投函なども行っています。大宮北支店は11名の行員が在籍し、情報共有を密に行いながら業務を進めています」
2024年6月に武蔵野銀行に入行した島田は、以前は営業担当として仙台の地方銀行に勤めていました。そんな島田には、前職時代から大切にしている価値観があります。
「営業の仕事をしていて思うのは、多くの金融機関がある中で、最終的にお客様に選んでいただけるのは『人』だと考えています。どの銀行も商品性はほとんど変わらないですから、そういった中で選んでいただくためには、なんでも安心して相談できる担当者になることが大切だと思っています。
私は両親を早くに亡くし、相続の手続きや葬儀の喪主を務めた経験があります。実際に経験したからこそ、わかり合える部分はあると思いますし、その経験をお客様に伝えられることが自分の強みではないかと考えています。商品の提案をする際も、体験談をもとにアドバイスを行い、お客様に寄り添った対応を心がけています」
地銀人材バンクを活用して武蔵野銀行へ。充実した研修制度で前職とのギャップを解消
島田は大学を卒業後、仙台の地方銀行に入行。その後、武蔵野銀行へ転職した経緯を次のように話します。
「前職では窓口を経験した後、人と話すことが好きだったことや、上司からの勧めもあって個人営業を担当していました。2人目の育休を取得している時に、夫の埼玉への転勤が決まりました。加えて、転勤後は埼玉から離れることはないとわかり、私は前職で働き続けることは難しいと判断しました。
それでも仕事は続けたかったので、当時の人事部にいた後輩に相談して、地銀人材バンクに登録しました」
地銀人材バンクは、配偶者の転勤や結婚など転居による離職を減らすため、転居先の地方銀行を紹介してもらえる制度です。前職での経験を活かしたいと考えていた島田は、この制度を活用して埼玉県に本店を置く唯一の地銀である武蔵野銀行に入行します。
「前職の仕事内容や実績を評価していただき、それに見合った待遇を設定していただけたのはありがたかったです。また、家族構成なども含めて、配属先への配慮をしていただいたことにも感謝しています。
子どもが2人いるので、お迎えの場所もそれぞれ違いますし、一人で転職活動をしていたら、こうはならなかったと思います」
ところが入行するにあたって、島田は前職時代とのギャップを懸念していました。
「取り扱う商品の内容はほぼ変わらないのである程度、自信はあったのですが、銀行の文化や事務手続きの違いに対する不安がありました。
お客様に迷惑をかけてはいけないので、面接時に人事部の方に正直な気持ちを話したところ、基礎研修を受講させてもらえることに。研修のおかげで前職とのギャップを解消でき、これは今でも非常に役に立っていると感じています」
当初は慣れない環境に苦労したことも。乗り越えられたのは周囲のサポートがあったから
武蔵野銀行に入行後は、新しい発見の連続だったと話す島田。その中で大切な気づきもあったと言います。
「東北と関東では金融機関の数が大きく異なり、首都圏のほうがお客様の金融リテラシーも高い傾向にあります。その中で当行を選んでいただくためには、どうしたらいいのかと最初は悩みましたね。
ただ、商品性よりも人間性の方が大切なのではないかと気づき、まずは自分を知ってもらうことから始めました。『仙台から来たので埼玉のことを教えてください』とお話すると、親身になって教えてくださるお客様が多いです。関係性を築くことを何よりも大事にしています」
しかし、最初は慣れない環境に苦労したこともありました。そこで、地域のことを知るためにも休日は家族で出かけ、地域を知り、周囲に助けられながら徐々に環境になじんでいきます。
「お客様との会話の中でも、地名の読み方がわからなかったり、地理感覚がなくて苦労したりすることもあります。そのため、休日にお客様が教えてくださった場所に家族で出かけるなど、楽しみながら地域への理解を深めています。
また、入行後から上司がとても気にかけてくれまして。一緒にFAをしている後輩も、質問にすぐに答えられるような体制に整えてくれて、一人で問題を抱え込まないような雰囲気を作ってくれたのは大きいですね。いまだに1日1回は『何かあったら聞いてくださいね』って気にかけてくれるんですよ」
入行から半年たった現在、武蔵野銀行の魅力について島田はこう話します。
「職務にとらわれず、質問や相談ができる雰囲気があることですね。前職では、本部への問い合わせは上司を通してと順を追う必要がありましたが、現在は直接相談することができます。本部の方も丁寧に教えてくれますし、このアットホームな空気感が私は良いなと思っています。
また、前職時代よりも競争環境が厳しくなり、その中で当行を選んでいただけた時の達成感は大きく、そこに営業の醍醐味を感じています。地方銀行ごとに色があって、その違いを知ることができるので毎日が新鮮です」
加えて、子育てをしながらでも働きやすい環境や、プライベートを大事にできることも当行の魅力だと言います。
「もともと旅行が好きで、前職では上期下期で9日間の連続休暇を取得して、家族旅行に行っていました。当行に転職してからも、連続休暇をもらって家族で沖縄旅行に行くなど、リフレッシュの時間も大切にしています。
また、当行には子どもの看病休暇があります。子どもが熱を出してしまった際は、子ども一人に対して5日間お休みをもらえるため、本当に助かっています」
一生のお付き合いをしていきたい──お客様の身近な存在になれることが地方銀行の魅力
FAとして、現在は新たな環境で奮闘中の島田。今後の目標について、このように話します。
「まずは業務に慣れて、一人で完結できる仕事を増やすことが直近の目標です。主任になってからは、お客様からの複雑な問い合わせ対応や承認業務も行っています。徐々に役割の幅が広がってきましたが、自信を持って取り組めるようになりたいですね。
まだ助けてもらうことが多いですが、私からも教えられることがあれば積極的に知識を共有するようにしています。そのための情報収集は前職時代から欠かさず行っていて、朝の時間を活用して、情報番組を1.5倍速で視聴しながら家事や育児をこなしています」
役職も銀行によって役割が異なるため、主任を務めている島田はリーダー向けの研修にも参加。そこではリーダーとしての心構えや、後輩指導の在り方について学んでいます。
「全2回の研修のうち1回目が終わり、そこでは“自分を知って他者を理解する”というテーマで、その人に合わせた対応の仕方を学びました。研修は本部で実施され、新任リーダーの方々と一緒に受講できるので、横のつながりを作ることもできます。ここで得た知識は、今後の後輩や部下の指導に活かしていければと思っています」
お客様にとって身近な存在であること。それが地方銀行で働く魅力だと島田は言います。
「何かあった時に思い出してもらえる金融機関となると、私は地方銀行が根強いのではないかと思っているんです。もう埼玉に骨を埋める覚悟で来たので、お客様にとって身近な存在になりたいですし、地域の方々と密接な関係を築いていきたいと考えています。
お客様からは、スーパーの情報や子育てについてなど、いろんな情報を日々教えてもらっています。そういった関係性を築けることが地方銀行の魅力だと思います」
これまで培ってきた知識と経験を強みに、周囲に支えられながら一歩一歩前進していく島田。今後の活躍に目が離せません。
※ 記載内容は2024年12月時点のものです
