在宅勤務を活用し仕事と子育てを両立。居住地にとらわれずやりたい仕事を実現
私は水栓事業部の知的財産担当として、水栓金具事業の戦略に応じた知的財産戦略の立案から実行に携わっています。開発過程で生み出される技術的なアイデアやデザインなどの知的財産に関して戦略的に知的財産権を取得・活用することにより事業競争力を維持して経営に貢献することが役割です。開発部門のメンバーにヒアリングを行いながら、外部の特許事務所とも協力して特許などの出願を行い、権利化に取り組んでいます。
現在は子育て中で通勤距離が長いため、ワークスタイルは在宅勤務が基本です。通勤時間を家事にあてられるほか、子どもを急に保育園に迎えに行く必要が生じた場合でも対応がしやすいなど、在宅勤務のおかげで子育てと仕事を両立することができています。
オフィスへ出社した方が効率的な業務や対面でのコミュニケーションのために出社と在宅勤務を組み合わせています。出社の頻度は平均すると月に1~2回程度です。自宅のある兵庫から勤務先の愛知まで新幹線で通勤していますが、住んでいる場所にとらわれることなく、やりたい仕事ができるように支援してもらえる環境だと感じています。
特許の出願に関わる製品の現物確認は、オフィスに出社して行います。特許の出願には、発明した新しい技術について、詳細な説明を記載した書類の提出が求められます。そのため実際の製品を見ながら、開発担当者に発明の特徴についてヒアリングを行い、発明のポイントを明確化することが重要になります。
ヒアリングの際に私が大切にしているのは、質問の仕方を工夫することです。たとえば、開発した製品について、新しい点がないかと担当者に尋ねると、開発者の視点からは当たり前に見えるため特筆するべき点はないという答えが返ってくることも少なくありません。そこで質問の仕方を変え、「既存製品より良くなった点、開発に際して苦労した点は具体的に何か」と尋ねると、今度は価値のある発明が含まれた詳細な回答を引き出すことができます。
知的財産担当という立場から、開発部門のメンバーが発明のポイントを言語化しやすくなるような質問を投げかけること。それを心がけることで、自社の発明が持つ真価をうまく引き出せるように努めています。
知的財産担当としてのキャリアを広げるためLIXILへ。入社して実感した人材の多様性
仕事を選ぶ際に私が重視しているのは、世の中になくてはならないものを生み出していること、ライフスタイルが変わっても働き続けられる環境であることの2つです。その要件を満たすメーカーに新卒で入社し、知的財産業務を担当していました。
業務を通じてスキルを身につけるだけでなく、自分の視野を広げたいと考え、働きながら大学院に通うことを決意。そこで新しい知識を習得する中で、自分が担当しているのは知的財産業務の一部にすぎないということに気づきました。当時私が任されていたのは、特許の出願から権利化するまでの限られた範囲だったため、戦略の領域にも携わってみたいという想いが強くなったのです。
そこで仕事選びの軸はそのままに、キャリアを広げることができるフィールドを求めて転職活動を開始。私の希望に合致していたのが、LIXILでした。LIXILは、生活に欠かせない衣食住の住の領域において、包括的なソリューションを提供しています。製品やサービスの幅も広く、また、知的財産担当として新たな業務に挑戦できる環境だと感じたことが入社の決め手となりました。
そして2022年3月にLIXILへ入社。実際に働いてみて驚いたのが、人材の多様性です。知的財産部門には新卒入社だけでなくキャリア入社の方も多く、それぞれ知的財産の専門家でありながら、前職の業界は実に多種多様です。会社全体で見ても、国籍や年齢、ライフステージもさまざまなのに、それを意識することがないぐらい誰もがフラットで、お互いの個性を尊重しながら働いています。
そうした環境のため、何かわからないことがあってもいつでも遠慮せず質問することができました。知的財産業務については法律の知識やスキルをそのまま活かすことができますが、使用しているシステムや扱っている製品は前職と異なるため、一から覚えなければなりません。とくにLIXILで扱っている製品は多岐に渡り、私が担当する水栓事業部だけでも膨大な種類があるため、自分で勉強するだけでは正確に理解できない場合もあります。
そのような時でも部署内や部署を超えて気軽に教えてもらうことができるのは、社風が良いからこそだと感じています。質問や相談がしやすい雰囲気のおかげで、新しい環境でもすぐに慣れることができました。
知的財産戦略に携わり変化した意識。事業の成長に貢献することを目的として業務を進行
LIXILに入社してからは、私が希望していたとおり知的財産戦略の立案や実行に携われるようになり、自分の知見が広がったと感じています。また前職では主に特許権を担当していましたが、今は意匠権の権利化にも対応するようになりました。業務を通じて法律の知識理解もさらに深めることができ、知的財産担当としてスキルアップできる環境に満足しています。
知的財産戦略に携わるようになったことでとくに意識が変わったのが、事業の成長にどう貢献できるかを考えるようになったことです。以前は自分が任されている目の前の業務をこなすのに必死で、戦略を踏まえた知的財産の在り方を追求することができていませんでした。特許を権利化したあとにどう活用するかということや、それを通じて競争力をいかに高めるかというところまで考えが及ぶようになり、自身の成長を感じています。
また、事業への貢献を考えながら知的財産業務に取り組むようになったことで、責任の範囲が広がり、その分やりがいも増えたと感じています。戦略を立てた通りに、事業の優位性につながるような強い特許が権利化できたときには、今までにない達成感を味わうことができます。
知的財産業務は開発部門があって初めて成り立つものであり、権利化するまで何度もコミュニケーションを重ねながら進行していきます。その中でお客さまの視点に立った製品の工夫や細部へのこだわりを知り、これまで以上にLIXILの製品が持つ魅力がわかるようになりました。さまざまな課題をクリアしてようやく完成した大切な製品。その製品を守る特許権や意匠権の取得に成功し、開発部門のメンバーに喜んでもらえることも、大きなモチベーションにつながっています。
開発部門をはじめ、バックグラウンドが異なる多様な人材とのコミュニケーションはとても刺激的です。社内の情報共有は、社内SNSで活発に行われており、キャリア採用であっても必要な情報にアクセスして社内の状況を良く理解することができます。同僚だけでなく上長やマネジメント層の考えも知ることができ、自分にはない視点に触れるおもしろさを感じています。
LIXILが魅力的なのは、そんなふうに多様でありながらも一体感があるということです。みんなが働く環境に満足し、やりがいを持って仕事をしているという共通点があるから、組織としてまとまっているのかもしれませんね。
知的財産のオールラウンダーになることをめざして。知見を深めるべく新たな挑戦を
入社から約1年半が経ちましたが、業務を通じてスキルアップするだけでなく、積極的に新たな知識を習得していかなければならないと感じています。とくに今後力を入れたいと考えているのが、英語の学習です。海外の特許事務所とコミュニケーションを取る機会もあるため、英語を使って活躍しているメンバーを見習い、私も語学力を高めていきたいと思います。
法律の知識や語学力など、知的財産担当に求められる能力は多岐に渡りますが、着実に経験を積み重ね、いつか知的財産のオールラウンダーになることが目標です。「知的財産のことなら石橋に聞けば大丈夫」と周囲から信頼され、どんなことでも相談してもらえるように、スキルを磨くのはもちろん、人脈も培っていく必要があると考えています。
そのため、これまで経験したことがない新しい業務にも挑戦し、実績を積み上げていきたいです。知的財産担当としての知見を広げることができる機会がないか日々アンテナを張り、チャンスがあれば自ら手を挙げてキャリアを築いていきたいと思います。
私が今、やりたい仕事に取り組むことができているように、LIXILは社員の想いを尊重し、成長を支援してくれる会社です。だからこそ指示を待つのではなく、どういう仕事がしたいかという意志をしっかりと持ち、それを表明して行動することが大切だと感じます。自分の武器となるような専門性があり、実現したいキャリアや目標が明確にある。そんな方が活躍できる会社だと思います。
そして繰り返しになりますが、LIXILにはバックグラウンドも働き方も考え方も異なる多様な人材が集まっています。そのため、自分にはない発想に触れ、視野を広げたい方にはとても刺激的な環境です。やりたい仕事を追求できるだけでなく、ライフプランに合わせたキャリアを描くことができるのも魅力の一つです。一人ひとりが個性を発揮できる環境で、自分の可能性を試したいという方の挑戦に期待しています。
※ 記載内容は2024年1月時点のものです
