学生時代の挑戦と、将来につながった原点
学生時代に最も力を注いだのは、学生団体の代表として組織を運営し、学生交流イベントを大規模化したことです。計画通りに物事が進まないことも多く、メンバーの意識や主体性の差に悩む場面もありました。全員を同じ方向に導くため、一人ひとりに声をかけて役割を見直したり、状況に応じた調整を重ねたりするなど、丁寧なマネジメントが求められました。
大会やイベントの主催では、企画・準備といった裏方の業務から、当日の司会進行まで幅広く担当しました。想定外のトラブルが重なることもあり、その都度臨機応変な対応が必要でしたが、こうした経験を通じて、全体を俯瞰して物事を考える力や柔軟な対応力が身についたと感じています。
特に印象に残っているのは、協賛企業との交渉です。参加者データをもとに、企業にとってのメリットを整理した資料を作成し、複数の企業から協賛を得ることができました。その結果、目標としていた甲子園球場での大会開催を実現することができました。 幼い頃から憧れていた場所で、自分たちの企画が形になった瞬間は、言葉にできないほどの喜びがありました。プレーする立場ではありませんでしたが、参加者が楽しそうにグラウンドに立つ姿を見たとき、これまでの苦労が一気に報われた気がしました。多くの人の協力を得ながら一つの目標を達成できたことは、挑戦し続けることの大切さを実感する経験となりました。
また、飲食店でのアルバイトでは、相手の立場を考えた接客を学びました。この経験は、学生団体の運営においても円滑なコミュニケーションを図るうえで活かされていたと感じています。
こうした経験から、就職活動では、幼い頃から親しんできたテレビを中心としたメディアやエンタメに関わる仕事を軸に企業を探していました。人々の生活に影響を与え、感情を動かすコンテンツに関わりたいと考えたためです。特に、企画や制作など、アイデアを形にして多くの人に届けられる環境に強い魅力を感じていました。
J:COMについては、実家で利用していたこともあり、当初はケーブルテレビ会社というイメージを持っていました。しかし、選考を通じて事業内容を知る中で、放送だけでなく、通信や地域向けサービスなど、生活を多方面から支える企業であることを理解しました。
多くのメディア・エンタメに携わる企業を比較する中で、特に惹かれたのは、地域に根差したサービスを展開している点です。J:COMチャンネルをはじめ、地域の出来事や人々の生活に寄り添った情報発信を大切にしており、その姿勢に強く共感しました。さらに、テレビやインターネットに加えて、電力や見守りサービスなど、暮らし全体を支える多角的な事業を展開している点にも魅力を感じ、長く地域に貢献できる環境だと感じました。
採用選考では、面接官の方々がとても丁寧に接してくれました。一方的に質問されるのではなく、私の考えや想いを引き出してくれる雰囲気があり、落ち着いて自分の言葉で話すことができました。選考を通じて、自分がやりたいことや、メディアを通じて目指したい方向性がより明確になったことも、大きな収穫だったと感じています。
現場での経験を通して見つけた、自分の成長軸
入社後、最初の約1か月間は同期とのグループ研修が行われました。配属前にこれだけまとまった時間を同期と過ごせたことは、とても貴重な経験だったと感じています。仕事への考え方や価値観を共有しながら、最終の合同発表会に向けて意見を出し合い、互いに刺激を受けながら学ぶ時間を過ごしました。この研修を通じて生まれた一体感は強く、配属後は拠点が分かれましたが、今でも定期的に集まったり、毎年実施されている社内フットサル大会で顔を合わせたりと、つながりが続いています。同期の存在は、現在も心強い支えです。
研修を終え、配属されたのは木更津局お客さまサービス推進部でした。ここでは、すでにサービスをご利用いただいているお客さまのアフターサポート業務を担当しました。お客さま宅に伺って対応する機会も多く、困りごとを直接伺える点は非常に貴重な経験でした。また、業務を通じて自社サービスを深く理解することができたと感じています。
学生時代に飲食店でアルバイトをしていたため、接客にはある程度自信がありましたが、実際の業務は想像以上に専門性が高く、そこにギャップを感じました。お客さま一人ひとり状況が異なり、想定通りに進まないことも多くあります。そのため、経験だけでなく、サービスに関する知識の習得や日々の自己研鑽が欠かせない仕事だと実感しました。この経験を通じて、学び続ける姿勢の大切さを強く意識するようになりました。
2年目から4年目にかけては、戸建て住宅向けの営業を担当しました。1年目との大きな違いは、新規のお客さまへの営業だったことです。すでにサービスをご利用いただいているお客さまとは異なり、まずはJ:COMを知っていただくところから始める必要がありました。お客さま自身も気づいていない課題やニーズを引き出すことは簡単ではありませんでしたが、商談を重ねる中で傾向を分析し、自分なりの工夫を積み重ねていくことで、徐々にやりがいを感じられるようになりました。この営業経験は、「お客さま視点で考える力」を大きく伸ばしてくれたと思います。
そして2021年10月からは、リスクマネジメント部へ異動しました。リスクマネジメント部を志望していたわけではありませんでしたが、全社のBCP(事業継続計画)体制の強化に関わる業務を担当し、現場と全社視点、両方の経験を積むことができています。それぞれの業務カテゴリーを通して、専門性の大切さ、そして今後を見据えて考えることを動きながらしないと成長していけないと実感しました 。現場での経験と、全社視点での業務の両方を経験できていることで、視野が大きく広がったと感じています。
これまで複数の業務を経験する中で、専門性を持つことの重要性や、将来を見据えて主体的に考え、行動し続けることが成長につながるのだと実感しました。周囲には、やさしく人を思いやる方が多く、そうした環境の中で多様な経験を積めていることが、今の自分の成長につながっていると思います。
全社を支えるBCP業務と、専門性を磨く日々
現在は、リスクマネジメント部BCPグループの一員として、J:COMグループ全体を対象としたBCP業務に携わっています。BCPとは「事業継続計画」のことで、災害やシステム障害などの非常時においても、グループ全体の事業を継続できるよう、体制を企画・運用することが私たちのミッションです。
主な業務は、全社BCP訓練の企画・運営や、安否確認システムなどを含むBCPのDX化推進です。さらに、実際に災害や緊急事態が発生した際には、社員の安否確認や情報集約を行い、迅速な初動対応を支えています。平時と有事の両方を意識しながら、実効性の高い体制づくりに日々取り組んでおり、会社と社員の安全・安心を守る、非常に重要な役割を担っている仕事だと感じています。
現在のチームでは特定の役職は持たず、一人のメンバーとして業務に携わっています。その中でも、自分に任された役割を着実に果たすことを大切にしつつ、周囲の状況を見ながら主体的にサポートすることを心がけています。BCP業務は部内外との連携が欠かせないため、情報共有やフォローを丁寧に行い、チーム全体の成果につながる行動を意識しています。
大きなやりがいを感じたのは、全社BCP訓練の企画・運営を担当したことです。組織体系の見直しに合わせてBCPマニュアルの構成や記載内容を整理し、より実践的に活用できる形へと整備しました。そのうえで訓練を実施したところ、各部門から「具体的な対応イメージが持てた」といった声をいただき、取り組みの成果を実感することができました。全社の防災意識や対応力の向上に貢献できたことは、自分にとって大きな成功体験となっています。
一方で、苦労した点もあります。業務の対応期限が重なる中で、スケジュール管理が十分にできなかったことです。BCP業務は全社調整が多く、突発的な対応が入ることで予定していた作業が後ろ倒しになる場面も少なくありません。結果として、期限間際での対応となってしまったことは反省点です。 また、BCPに関する知識や経験が十分でない中で、判断に迷う場面も多くありました。全社に影響するテーマだからこそ、安易な判断はできず、不安を感じることもありましたが、その都度、上司や関係部署に相談しながら一つひとつ確認を重ねて対応しました。この経験を通じて、自ら学び続ける姿勢と、周囲を頼ることの大切さを学ぶことができました。
入社後、成長を実感している点は、専門知識だけでなく、物事を俯瞰して捉える視点が身についたことです。担当者レベルでの具体的な運用を考えることはもちろん重要ですが、判断者を含む上位レイヤーでの運用を検討する場面では、「この施策は何のために行うのか」という本来の目的に立ち返る必要があります。個別最適に陥らず、全体として何を実現したいのかを意識することで、納得感のある運用設計につながると考えています。
また、自身の強みが活かせていると感じるのは、物事に丁寧に向き合う姿勢です。細部まで注意を払うことで、問題点や課題を洗い出しやすくなり、それを改善策の企画立案へとつなげることができています。この姿勢が、より良いBCP体制づくりに貢献できていると感じています。
目の前の仕事に向き合うことで、キャリアは見えてくる
今後の短期的な目標は、BCPのDX化をさらに推進し、J:COMグループ全体のBCP体制強化に貢献することです。現在は、BCP訓練や安否確認といった業務を支える仕組みづくりに携わっていますが、今後はデジタル技術をさらに活用し、情報共有の迅速化や対応判断の精度向上を実現したいと考えています。
具体的には、緊急事態発生時に必要な情報を一元的に把握・共有できるデジタルツールの活用を進めたいと考えています。災害時や有事の場面でも、現場から判断者までが同じ情報をタイムリーに共有できることで、共通の状況認識を持った対応が可能になります。平時から有事まで一貫して機能するBCP体制を構築し、社員一人ひとりが安心して行動できる環境づくりに挑戦していきたいです。
中長期的には、BCP分野における専門性をさらに高め、さまざまなリスクに対して耐えうる強固なBCP体制の構築に携わっていきたいと考えています。現場視点と全体視点の両方を意識しながら、組織全体の事業継続力向上に貢献できる人材になることが目標です。そのために、BCMS(事業継続マネジメントシステム)に関する体系的な知識を深めていきたいと考えています。 将来的にはBCMS審査員資格の取得を目指し、国際的な基準に基づいたBCPの考え方や評価視点を身につけることで、外部の視点も取り入れた、より実効性の高いBCP体制づくりに貢献したいと考えています。
それと同時に、J:COM全体の事業構造や各組織の役割についても、より深く理解していく必要があると感じています。全社横断で実効性のあるBCP体制を構築するためには、個別の業務知識だけでなく、会社全体を俯瞰した視点が不可欠です。日々の業務を通じて経験を重ねながら、こうした課題を一つひとつ乗り越えていきたいと考えています。
採用候補者の皆さんには、入社後のキャリア形成において大切にしてほしいことがあります。それは、「目の前の業務に真摯に向き合うこと」と、「学び続ける姿勢を持ち続けること」です。私自身、入社当初から明確なキャリアプランがあったわけではありませんが、日々の業務に取り組む中で経験を積み、自分の関心や強みを少しずつ見つけてきました。
当社には、幅広い業務と多くの挑戦機会があります。すぐに答えを出そうとせず、経験を積み重ねながら自分なりのキャリアを描いていくことで、自然と成長につながる環境だと感じています。
最後に、入社後すぐに完璧である必要はありません。目の前の仕事に誠実に向き合い、学び続ける姿勢を大切にしていれば、必ず成長できる環境があります。自分自身や周囲の人を大切にしながら、挑戦を楽しんでください。ぜひ私たちと一緒に、未来に向けて歩んでいけることを楽しみにしています。
