海外への夢よりも、「この人と働きたい」を選んだ
学生時代は中国語を専攻していました。中国は私が小さい頃から目まぐるしい成長を続けていて、「中国語を身につければ将来どこかで必ず活かせるはずだ」と考えたのがきっかけです。大学2年生の時には、中国への留学を希望していましたが、コロナ禍の影響で断念。代わりに台湾への半年間の語学留学で、中国語の語学力向上に取り組みました。
就職活動では、海外と関わる仕事をしたいという思いが軸にありました。中国語の専攻に加え、通関士の勉強もしていたこともあり、中華圏と接点の多い企業で貿易事務に携わりたいと考え、海運業界に絞って企業を探していました。世の中には海外と関わる企業が想像以上に多く、そこから絞り込んでいく作業が一番大変でした。
入社の決め手となったのは、会社説明会から面接を通じて感じた「人の良さ」と、ある言葉との出会いです。選考を通じて多くの方と話す中で、働きやすそうな雰囲気を強く感じていました。そんな中、たまたま現在の上司のtalentbookのインタビュー記事を目にして、「ただ車を運ぶのではなく想いを運ぶんだ」という言葉に強く心を打たれました。海外と関わる仕事という当初の夢を持ちながらも、こういう人の下で働いてみたいと感じ、入社を決意しました。
現場で学び、海上輸送の最前線へ
入社後の最初の3か月は、倉庫での現場研修でした。部品の受付から出荷まで、物流の一連の流れを自分の手と足で体験したことは、今でも大きな財産になっています。現場がいかにハードな業務で、そしていかに重要であるかを肌で知っているからこそ、今の業務でも現場への敬意を忘れずにいられると感じています。
その後の3か月は、現在所属している海上輸送課での研修でした。研修中にホンダ車の荷役(船への積み下ろし作業)を行う各港に実際に連れていっていただいたおかげで、業務中も現場をリアルにイメージしながら仕事を進められるようになりました。
研修を通じて業務への理解を深める中で、入社前とのギャップを感じたこともありました。入社前は、さまざまな年齢層の方々と一緒に働くイメージを持っていましたが、実際の配船オペレーションチームは、入社5年目より下のメンバーで構成された若いチームでした。それ以上に驚いたのは、その若いメンバーたちで動かしている業務のスケールです。動くお金の規模も、関わる人の数も、入社前の想像をはるかに超えるものでした。若いうちから大きな責任を担うことに驚きましたが、その分やりがいも大きく、日々の業務に向き合っています。
イレギュラーの連続。そのたびに成長できる仕事
現在は配船業務(船の運航スケジュールを管理・調整する業務)を担当しています。和やかな雰囲気の中でのびのびと業務に取り組めています。気軽に声をかけ合える環境なので、日々の何気ない会話も弾みやすく、仕事のしやすさを実感しています。
配船業務では天候や港の状況などによって、計画どおりに進まないことも少なくありません。その中でも特に印象に残っているのが、台風や時化の影響を受けたときの対応です。運航スケジュールが大きく乱れる中、私は対応に追われて四苦八苦するのですが、経験豊富な先輩社員の方は同じ状況でも淡々と問題を処理していきます。その落ち着きと判断の速さを目の当たりにするたびに、経験の差というものを痛感させられます。
また、台風の影響で遅れた運航を挽回する際には、全国各地の営業所と連携しながら必要な調整を進めることもあります。1つの問題に対して多くの拠点が連携して対応にあたる経験は、配船業務のスケールの大きさとチームワークの重要性を改めて実感させてくれるものです。行き詰まった際は経験豊富な先輩方にアドバイスをいただきながら、着実に対応力を身につけていきたいと感じています。
「好奇心と責任感」を力に。次の挑戦へ踏み出したい
短期的な目標としては、2年後には配船チームのリーダーとして日々のオペレーション業務を担っていきたいと思っています。そのためにも、まずは自分に不足している経験をしっかりと積み上げていくことが直近の課題です。
その先には、新規航路の立ち上げにも挑戦していきたいという思いがあります。現在は既存の航路の中で配船計画を策定し、輸送を推進していますが、時には既存の航路だけではさばききれないような状況に直面することもあります。そのようなときに現場のオペレーションが楽になる航路や、コストや納期の面でホンダに貢献できるような航路を自分の手で立ち上げることが、中長期的な目標です。
さらにその後は、企画や管理といった業務にも幅広く挑戦し、一通りの業務を深く理解した人材になっていきたいと考えています。
入社を検討されている方にお伝えしたいのは、配船業務は決して簡単な仕事ではなく、判断に迷ったり難しい局面に直面したりすることもあるということです。しかし、そのような場面でも上司や先輩方が助けてくださるため、非常に心強いです。また、活躍できる人物像としては、好奇心旺盛で責任感のある方です。業務の中で疑問に思ったことを積極的に質問していくことで、自然と知識の幅が広がり、その知識が自身の担当業務にも活かされる場面が多くあります。何事にも興味を持って学び続ける姿勢を大切にできる方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。

