これまでの歩みとギックスとの出会い
──まずは自己紹介と、ギックスに入社した経緯を教えてください。
小川:2023年5月にギックスへ入社しました。大学では無線通信技術、とくにMU-MIMO(マルチユーザーマイモ)という数理アルゴリズムの研究をしていました。前職では自動車部品メーカーでヘルスケア製品の研究開発に携わっていたのですが、研究がリアルの感覚とやや乖離していて……。趣味で技術ブログを書きながら、アクセス解析で数字やデータを見ていくうちに「施策を考え、実行する楽しさ」に目覚めました。
そんなときにギックスのホームページを見て「データに関するプロ集団」という印象を抱いたのが、応募のきっかけでした。それまでは「データ分析」が仕事に結びつくイメージがなかったので、ビジネスレベルでデータに関われる事業内容に興味が湧きました。最終的な決め手は、行動指針である「ラーニングアニマル」を知ったこと。「ここなら学びながら成長できる」と感じて入社を決めました。
中島:私は2024年7月に入社しました。大学では統計力学や分子シミュレーションといった理論・計算化学分野を専攻していて、卒業後は金融系SIerでインフラエンジニアとして3年勤務していました。
前職ではシステムを流れるデータの中身には触れる機会がなく、「もっとデータそのものを扱ってビジネスに貢献したい」と考えて転職活動を始めました。
ギックスでは「エンジニア」というポジションではあるものの、元々興味があったデータサイエンス領域にも携われるという話を伺い、前職の経験を活かしつつデータ領域に挑戦できる環境だと感じたことが、入社の決め手の一つでした。
若手が育つ環境と働きやすさの理由
──入社後、最初はどのような研修・プロジェクトに携わったのですか?
小川:入社後から2カ月間は、クラウドエンジニアとデータアナリストの初期研修をみっちり受けました。データアナリスト研修ではSQLやPOSデータの分析、エンジニア研修ではPythonでETL基盤を構築しながら、テストやモジュール設計などの実践力も身につきました。
その後、OJTで社内の経理業務を自動化するプロジェクトに開発メンバーとして入り、システム稼働環境のリプレイスとリファクタリングを担当しました。4カ月目以降は、鉄道会社の業務システムモダナイズ案件に参画し、クラウド移行やパフォーマンス改善に取り組み、現在も数カ月単位で社外プロジェクト案件に携わっています。
中島:私も最初の2カ月間は初期研修に集中しました。書籍やトレーナーから基礎を学びつつ、3カ月目には社内の勤怠工数を集約・可視化するプロジェクトに入りました。元々なかった基盤を作るプロジェクトで、自分で開発フローを考えながら、最終的に分析チームと協力しデータ処理基盤およびTableauの可視化までを実装しました。
その後は、クライアント業務システムの性能改善案件にアサインされ、下流のテスト・実装から全体像を把握し、徐々に改善提案もするようになりました。1年経った現在は、複数案件を掛け持ちしながら業務に取り組んでいます。
──一番印象に残っているプロジェクトはありますか?
小川:一番印象に残っているのは、入社4カ月目に担当した社内プロジェクトですね。それまでに研修で学んだ知識を活かしながら、実際のシステム開発を通じて、チームメンバーや社外パートナーの方々とのコミュニケーションの取り方を含め、開発の進め方を体系的に学べたことが大きな収穫でした。
中島:私も社内プロジェクトはすごく印象に残っています。新しいシステムを構築する案件だったので、自由度が高い反面、判断や設計の難しさも感じていました。
ただその分やりがいも大きくて、先輩社員の手厚いフォローや前職での経験を活かしながら無事にリリースまで持っていくことができました。リリース後に関係部署の方から「ありがとう」と声をかけてもらえたことが、自分の中ではすごく大きな励みとなりました。
──ギックスに入って感じたカルチャーや働き方の印象を教えてください。
小川:リモートでの仕事がほとんどですが、コミュニケーションが非常に活発で相談しやすい雰囲気があるのが印象的でした。Slackでは非同期でやりとりできる上に、社員皆さんのレスポンスが早いのでスムーズに仕事を進められると感じています。
週次で実施する上長との1on1では自分の考えを受け止めていただけるので、困りごとを抱え込むことなく、解決や行動につながる会話ができるのがとてもありがたかったです。
たとえ自分の考えに誤りがあったとしても、議論を重ねる中で気づきが得られるため、納得感を持って軌道修正をしながら前に進むことができます。時には仕事の話だけでなく、プライベートな話で盛り上がることもありますね(笑)。
中島:わかります(笑)。穏やかな方が多いので居心地よく過ごしています。また、研修やフォローが想像以上に丁寧だったことに驚きました。中途採用だと即戦力を求められるイメージでしたが、基礎から学べる環境がありました。提案が役職や経験年数に関係なく受け入れられる雰囲気もありますね。入社直後にタスク管理方法を提案したら「いいね!」と取り入れてもらえたのは嬉しかったです。
現場で挑戦するおもしろさと技術的な学び
──現在の業務と業務の中で感じるやりがいについて教えてください。
小川:私は、鉄道会社のモダナイズ案件でパフォーマンス改善に関わりつつ、クライアントとの調整対応など徐々に上流工程の業務にも取り組んでいます。未経験で入社して以来、多くのプロジェクトを経験する中で、技術力やプロジェクトへの向き合い方など、少しずつ自分の課題を克服してきた実感がありますね。
中島:今は、リコメンドエンジンの機能改善や販売管理情報のデータ基盤構築をメインに取り組んでいます。それ以外にも入社直後から取り組んでいる社内プロジェクトにも引き続き注力をしながら、生成AIの活用検討をはじめとした業務改善など幅広く担当しています。
とくに一つのプロジェクトをやり遂げてリリースされた瞬間は、これまで学んだことが昇華したという実感が湧き、やりがいにつながっていますね。
──技術的におもしろいと感じている部分はありますか?
小川:生成AIエージェントを開発業務で活用する取り組みはおもしろいなと感じています。今期から生成AIを活用した開発サイクルの効率化を部署として推進しており、Google Agentspaceのような新しい生成AIエージェントサービスの活用方法を模索しています。
これまで課題であった開発・運用で負担になりがちな設計書や仕様書などのドキュメント検索を大幅に効率化できるのでは、とワクワクしています。
中島:ギックスが提唱するシステム開発のフレームワーク「ADS(アッズ:Adaptable Data System)」の考え方は、技術的にも非常に興味深いものだと感じています。システムモダナイズ案件自体は多くの企業で取り組まれていますが、標準的な型が確立されておらず、設計や実装の方針に悩むケースが多いのが現状です。
その点、ADSは業務システムを、基幹系、分析、施策実行、の3つに分け、それぞれの特性に応じた実装をする、という考え方を採っており、柔軟で機動的なデータ基盤構築が可能です。このような思想を学びながらビジネスに貢献していける点も、ギックスの魅力の一つだと感じています。
参考記事:
1.ギックス、新たなフレームワーク「Adaptable Data System:ADS(アッズ)」を発表~変化に柔軟に適応可能なシステム開発を支援~(2025.03.25)
2.【後編】“顧客理解”を起点に、心地よい提案を届ける JR西日本 小山秀一氏が語る「CU/ADS」で叶えたデジタル時代の“おもてなし”体験 (2025.05.08)
これからのキャリアと挑戦したいこと
──今後のキャリアイメージについて教えてください。
小川:今後はエンジニアメンバーの増加も見据え、マネジメントスキルや開発プロセスに関わるルール整備にも挑戦していきたいと考えています。
将来的には、プロジェクト全体を俯瞰し、チームが前向きに動ける環境を整えながら、クライアントの期待に応えられる、柔軟で強いエンジニア組織づくりに貢献していきたいです。
中島:私はエンジニアとデータアナリストの両領域に精通した人材をめざしています。社内でも両方をカバーできる人はまだ少なく、データ分析の案件からデータ基盤の本開発へ進む際に、機能・非機能要件(可用性・拡張性など)を考慮した設計への橋渡し役が必要とされていると感じています。
その役割を担えるよう、今後は分析側のスキルも深め、よりデータサイエンスに近いプロジェクトにも積極的に関わっていきたいです。
──最後に、これからギックスへの入社を検討している方へメッセージをお願いします。
小川:主体的に学び、提案し、動ける人にとっては本当に活躍しやすい環境だと思います。経験の浅いエンジニアの方でも十分に成長の機会があるため、安心してチャレンジしてください!
中島:組織に貢献したい人や、自律的に考えて自ら手を動かしていける人、そして「やってみたい」と手を挙げられる人にとって、ギックスはとても活躍できる環境だと思います。
とはいえ、決して放任主義ではなく、困ったときには周囲がしっかりサポートしてくれる風土があります。今スキルがあるかどうかは関係なく、「自分もギックスの一員として組織に貢献したい」という思いがある方は、ぜひご応募をお待ちしています!
※ 記載内容は2025年8月時点のものです

