少数精鋭チームでアライアンスの力を最大限に
私は金融事業本部 フィナンシャル事業部 営業部に所属しています。私たちのグループは、課長、主任一人、過去に金融事業本部で副本部長も務められたハイシニアスタッフ一人、そして私の計四人で構成される少数精鋭の組織です。
特定のお客様と向き合うアカウント営業とは異なり、私たちは新規ビジネスの検討やアライアンスビジネス、グループシナジーの推進をミッションとしています。その中で私は、金融事業本部が取り扱う二つの重要な製品のアライアンスビジネス推進を担当しています。一つはBPMソリューションの“Pega Platform”、もう一つは市民開発に強みを持つ業務デジタル化基盤の“SmartDB”です。
アライアンスビジネス推進では、アライアンス先企業との関係強化が重要になります。両社がアライアンス先に求めるもの、目指すべき方向性を共有した上で、そこに向けた戦略や施策を立案し、PDCAサイクルを回しながら、着実に成果を積み上げています。
アライアンスビジネス推進における私の強みは、アカウント営業の経験を持っていることだと思います。アライアンスビジネスの推進には、アカウント営業との連携が不可欠であり、営業の立場やお客様との関係性を踏まえた活動が求められます。そのため、これまで十数年間アカウント営業の現場で培った経験や知見は、大きな武器になっています。
また、仕事をする上で、私が大切にしている考え方が二つあります。一つは“できない理由を探すのではなく、やるためにどうするかを考える”こと。もう一つは“楽しむこと”です。以前は、できない理由を探して自分で取捨選択することもありましたが、結局やらなければならないことは変わりません。それであれば、どうすればできるかを前向きに考える方が建設的ですし、自分の成長にもつながります。また、やると決まったら、楽しくやった方が良いアイデアが生まれたり、周りも協力してくれたりすることを今さらながら感じています。
この考え方は、日々の業務で実践するように心掛けています。新しいビジネスの開拓やパートナーシップの構築は、私にとっては常に未知の課題や無知との戦いです。しかし、その中にこそ、新しい可能性や成長のチャンスが隠れていると信じています。
働き方の大きな転換点となった育児休業
私は2007年の入社以来、一貫してアカウント営業に携わってきました。生命保険、損害保険、クレジットカードなど、金融系の法人営業やマネジメントを経験し、その中でMVPも2回受賞させていただき、2018年には部長職まで任せてもらうようになりました。
当時は24時間全てを自分のために使うことができ、思う存分仕事に打ち込める環境にありました。納得するまで時間をかけて案件に取り組み、仕事が終わった後も毎日のように同僚たちと飲みに繰り出し、仕事の話からクダラナイ話までああでもないこうでもないと遅くまで語り合っていました。思う存分仕事をして、お酒を飲んでたくさん笑ってストレスを発散し、次の日また頑張るという生活でした。
35歳で結婚し、その後すぐに妊娠が分かった時は、周囲から「結婚しないと思っていた」という声をよく聞きました。それだけ結婚、妊娠、出産とは程遠い生活をしていたのだと思います。そのため、2020年に初めて育児休業を取得することを決めた時、正直な気持ちとしては将来への楽しみよりも不安の方が大きかったです。十数年間仕事一筋だった私にとって、長期の休業を取ることは初めての経験で“復帰後居場所はあるのだろうか”、“今後のキャリアはどうなっていくのだろう”と、さまざまな思いが交錯していました。そんな中、当時の上司から「何事も経験で、出産も育児も誰もができることじゃない。その経験が今後の西谷さんの営業に深みを出すと思うよ」と言ってもらえ、不安が楽しみに少し変わったことを今でもよく覚えています。
振り返ってみると、この時期は私の働き方や価値観が大きく変わるターニングポイントでした。それまでの“時間を惜しまず働く”というスタイルから、より効率的に成果を出すことを考えるようになり、これからの働き方を真剣に考えるようになりました。育児休業を取得したことで、当初は不安だった今後のキャリアも、選択肢が増え新しいステージへの一歩を踏み出す重要な機会となりました。
復帰後のやりがい、新たな視点と成長を感じながら
育児休業中は、子どもとの時間を最優先に過ごしました。二人とも、それぞれが1歳半くらいまで一緒に過ごすことができ、初めての一歩を踏み出した瞬間や、最初の言葉を発した時、初めて自分でトイレができるようになった時など、子どもの大切な成長の瞬間に立ち会えたことは、かけがえのない思い出となっています。
育児休業がいよいよ終わってしまう時はさみしい気持ちもありましたが、いざ仕事に復帰してみると、やはり働くことの楽しさを改めて実感しています。育児とは全く異なる形での達成感や、人とのつながりを通じて得られる刺激は、私にとって大きな活力となっています。お客様や同僚、先輩方との関わりを通じて、自身の成長も実感できる日々です。
復帰後は、周囲の方々から多くのサポートをいただいています。働き方や業務の進め方についても、個人の事情や希望に合わせて柔軟に対応してくださり、「無理しないでね」といった温かい言葉をかけてもらえることも多いです。その言葉に甘えさせていただきながら毎日楽しく、そして本当に無理をすることなく仕事ができています。
現在は週3回程度の在宅勤務を選択できるため、子どもの体調不良時にも柔軟に対応できる環境が整っています。このような働き方ができることは、仕事と家庭の両立において大きな支えとなっています。
育児を経験する中で、私自身にも変化がありました。以前は物事が想定通りに進まないことにストレスを感じることも度々ありましたが、子育てを通じて経験する予測不能な出来事や子どもからの想像を超える理不尽な要求に比べれば、仕事上の課題はむしろ論理的で、冷静に対応できるものだと捉えられるようになりました。
キャリアの展望と次世代への思い
仕事と育児の両立する上で、私が最も大切にしていることは時間の使い方です。限られた時間の中で成果を出すために、“今日できることは明日に回さない”ことを心掛けています。やるべきことができない状況は私にとって大きなストレスになるため、子どもが急に体調を崩して保育園に行けなくなるような事態にも備え、計画的に仕事を進めることを意識しています。
また、周囲との良好な関係づくりもこれまで以上に大切な要素だと感じています。私一人で成し遂げられることはほぼなく、周囲の方々の協力があってこそ仕事と育児の両立が可能だと感じています。今でも子どものことで急な休みや予定変更をお願いすることがありますが、同僚の皆さんはいつも快く送り出してくれます。このような理解ある環境に感謝しながら、私も周りの期待に応えられるよう頑張らないと!思いますし、前向きな気持ちにさせてもらっています。
キャリアの面では、現在はアライアンスビジネス推進という新しい領域にチャレンジしていますが、将来的には、マネジメントにも再び挑戦してみたいと考えています。特に、部下が楽しく働ける環境づくりに携わりたいという思いがあります。在宅勤務が増えコミュニケーションが取りづらい中でも、富士ソフトで長く活躍したいと思えるような職場環境を整えていきたいと考えています。以前もマネジメントを経験させてもらいましたが、経験の浅さと精神的にも未熟な部分があり、十分にマネジメントができているとは言えない状況だったと思います。出産、育児で少しずつ経験を積んだ今では、以前より冷静に、広い視点で物事を捉えられるようになったと感じており、今後の自分自身に期待しています。
また、社内でもベテランの立場になってきた今、後輩たちにとって働き方の一つのロールモデルになれたらうれしいです。最近では男性の育児休業取得も当たり前になってきており、より多様な働き方のモデルケースを示せる環境が整ってきたと感じています。私が育児休業を取得した当時は、長期休業後に復職された先輩が身近におらず、不安を感じていました。その経験を生かし、これから結婚や出産を控える後輩たちに、仕事と育児の両立やキャリア形成の道筋を示せる存在になりたいと考えています。そのためにもより一層頑張らなければ!と思っています。
キャリアに漠然とした不安があり、ロールモデルが見つからない、そんな方も多いと思います。——過去の私もまさにそうでした。営業で走り抜け、部長を経験し、結婚・出産を経て働き方を見直した今、はっきり言えるのは「キャリアは一直線じゃなくていい」ということ。育児で得た視野や時間の意識は、仕事をより深く、速く、しなやかにしてくれます。富士ソフトは成果に集中できる柔軟な環境と、挑戦を歓迎する文化があり、マネジメントに再挑戦したい人にも、専門性を磨きたい人にも機会が開かれています。ロールモデルは「見つける」だけでなく「自分でつくる」こともできる。もし迷っているなら、富士ソフトで、あなたらしいキャリアに挑戦してみませんか?

