数字より大切な「一人ひとりとの向き合い」を胸に、採用担当として歩む日々
私が所属しているのは、第一エンターテインメント・グループの中でも映像業界全般の人材業およびコンテンツ制作を手がける部署です。具体的には、アシスタントディレクター(AD)やプロダクションマネージャー(PM)、ディレクター、プロデューサー、総合演出といったテレビ・映像業界で働く方々のサポートや、テレビ局・制作会社とスタッフの調整や制作物に関する確認などを行っています。またコンテンツ制作部では、キー局で放送する人気番組の制作にも携わっています。エンターテインメントの最前線に近いところで仕事ができる環境です。
その中で私が担当しているのは、「映像専門職」の新卒採用です。映像専門職とは、テレビ・映像業界においてADからキャリアをスタートさせ、将来的にディレクターやプロデューサー、総合演出を目指す職種です。年間の採用計画の立案からはじまり、インターンシップの企画・運営、選考、内定者研修、配属まで、採用に関わる幅広い業務を一手に担っています。
特徴的なのは、学生の皆さんと関わる期間の長さです。入社の約2年前から接点を持ち始め、当社やテレビ・映像業界に興味を持ってもらえるようなイベントやセミナーを定期的に開催しています。イベントやセミナーを定期的に実施しているのは、単に「C&R社に来てほしい」という気持ちだけでなく、業界全体への関心を育ててもらうことも大切にしているからです。
仕事をするうえで私が最も大切にしているのは、目標採用人数を達成することはもちろん、それ以上に学生のみなさん一人ひとりとしっかり向き合うことです。セミナーや面談を通じて、学生さんの将来やキャリアを考えるきっかけを提供できるよう、常に心がけています。参加された学生さんから「視野が広がった」という言葉をいただけたとき、この仕事をしていて本当に良かったと感じます。
こうした姿勢を持つようになったのには、前職での経験が大きく影響しています。以前は金融業界で新卒採用を担当していました。その経験と比較すると、テレビ・映像業界では求職者の方々の興味や適性が、配属やその後の活躍にとても大きく影響すると、身をもって実感しました。志向性や興味関心、得意なこと・苦手なことを深く知るのがいかに重要か——その思いが、今の私の採用スタイルの根幹になっています。
面談では、質問の仕方を一人ひとり変えるよう心がけています。同じ内容を聞くにしても、その方の性格や個性を感じ取ったうえで、その人らしさを引き出せるような問いかけをするよう意識しています。年間100名以上の学生と面談をしていても、インタビュアーとしてまだまだ力不足を痛感する場面は多く、日々勉強の連続です。それでも、一人ひとりの言葉に真摯に耳を傾けることだけは、これからも変わらず続けていきたいと思っています。
「引っ張る」より「支える」リーダーへ。損保から採用の天職へ至る道
学生時代は国際文化学部に在籍し、「文化」の違いについて学んでいました。オーストラリアへ半年間留学し、文化の違いを肌で感じながら、異文化を理解するコミュニケーションのツールとしての映像表現についても学びました。その頃から映像業界に興味を持っていたのかもしれませんね。
学生時代に特に力を入れたのは、映像制作ゼミでのゼミ長としての活動です。小学生以来となるリーダー的なポジションで、前のゼミ長に推薦していただいたのがきっかけでした。映像制作はチーム全員の力が試される世界です。私が意識したのは、先頭に立って引っ張るリーダーではなく、後ろから援護射撃をしながらチームを支えるリーダー像でした。
チームで動いていると、同じ方向を向いているはずなのに「あれ?何か違う」と思う場面に出くわすことがあります。そんなとき、「自分の考えと違うから間違い」と決めつけるのではなく、なぜその人がそのような言動を取るのかをいったん立ち止まって考え、直接話を聞くようにしていました。そのうえで全員で話し合う必要があれば場を設け、1対1ではなく常にチーム全体で考えていくことを大切にしていました。
私のゼミは2年連続、学会の映像部門で最優秀賞を受賞していて、3年目には3連覇というプレッシャーがありました。それでも抜群のチーム力と作品レベルを評価していただき、3年目も無事最優秀賞を受賞することができました。仲間と一緒に作品づくりに没頭したあの時間は、一生忘れられない青春です。
この経験を通じて気づいたのは、自分は人をサポートすることが好きだということでした。その気付きをもとに自己分析や業界研究を重ねた結果、損害保険業界が自分に合っていると感じ、新卒で損害保険会社へ「全国転勤型総合職」として入社を決めました。就職活動では金融業界と航空業界を受けおり、運よく両社から内定をいただきました。最終的には採用人数が少ないほうを選びました。どちらもとても魅力的でしたが、自分という存在をより必要としてくれている会社で働きたいという思いが、最終的な決め手になりました。
入社するにあたって希望していたのは、事故に遭われた方に寄り添い保険金をお支払いする「保険金サービス部門」でした。ですが、配属されたのはまさかの人事部採用担当だったのです。その後、代理店営業部門(保険会社と契約者をつなぐ代理店を支援する部門)への異動も経験し、希望していた部署で働くことは叶いませんでした。ですが今振り返ってみると、その配属こそが、現在天職だと感じている「採用担当」という仕事との出会いだったと思っています。
採用担当の仕事をより専門的に追求したいと考えるようになり、転職活動を経てC&R社に入社しました。まず初めに事業の幅の広さに惹かれました。選考を進むうち、面接で出会う社員がみな「活躍をサポートしたい」という信念のもとで働いているのが印象的だと感じるようになりましたね。多くの企業を見てきた中で、背伸びせず自分らしく働ける環境だと感じたことが、入社を決意した一番の理由です。
同じ会社とは思えない幅広さ。「人を大切にする」文化が根付く職場の魅力
C&R社に入社し、最初に感じたのは「人を大切にしている会社だな」ということでした。人材の会社だからこそ、社員一人ひとりが「人」そのものを大切に思っている——そんな雰囲気が、日々の仕事の中でひしひしと伝わってきます。
コミュニケーション力の高い社員が多く、人と関わるのが本当に好きな人が多い職場です。特に、エージェント(求職者と企業をつなぐ仲介役)として活躍している社員の仕事ぶりを間近で見ていると、「人のためにここまで動けるのか」と、心から感心することがあります。求職者一人ひとりに真摯に向き合い、その人の未来のために力を尽くす姿は、同じ職場で働く者として、とても刺激になります。
そして、当社のもう一つの大きな魅力が「専門性の高さと幅広さが共存している」という点です。テレビ・ゲーム・Webといった、それぞれ独自のカルチャーや専門知識を持つ領域のプロフェッショナルが、同じ一つの会社の中に集まっているのです。これは、同業他社と比べても際立った強みだと感じています。
普段の業務では実感する機会は少ないのですが、毎月、月初に開催する朝会で各部署の活躍ぶりを聞いていると、「本当に同じ会社なのだろうか」と驚くことがあります。テレビ業界向けの取り組みがあれば、ゲーム分野での新しいプロジェクトの話も出てくる。Webの領域でも独自の動きがある。それぞれの部署が、それぞれの専門フィールドで確かな成果を出しているのです。
こうした多様な専門性が一つの会社に集まることで生まれる最大のメリットは、領域をまたいだ新しいコンテンツを生み出せることだと思っています。テレビとWeb、ゲームとクリエイティブといった組み合わせで、これまでになかった価値を創造できる可能性がある——これは、単一の領域に特化した会社ではなかなか実現が難しいのではないかと感じています。
「人を大切にする文化」と「多様な専門性が生み出す可能性」。この二つが掛け合わさっているのが、私がC&R社で働く醍醐味だと感じています。
C&R社に入社してから一番印象に残っているのは、26卒採用において、100名採用を達成し社長賞を受賞したことです。採用の部署で社長賞を受賞できるとは思いもしなかったので、とても嬉しかったです。学生の人数が減少しているという現状の中、毎年100名採用を目指しているので、とてもハードルは高いと感じています。こうした状況を鑑みて評価してもらえると分かったので、モチベーションアップにつながりました。
「テレビが好き」を超えた熱意を持つ方と、面接でお会いしたい
「どんな方に来てほしいか?」とよく聞かれます。一言で言うなら、テレビが好き!という気持ちが強い方です。今の時代、動画配信サービスやSNSなど、映像コンテンツはあふれるほどあります。それでもテレビというメディアの影響力は本当に凄まじいですし、制作に関わるスタッフの数も動いているお金も、規模感が圧倒的に大きい。そういう世界に身を置きたいという方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
面接でお聞きしたいのは、華やかな成功体験よりも、挫折経験やストレスに立ち向かった話です。人間は窮地に立たされたとき、その人の本質が見えると思っています。うまくいった経験があることも素晴らしいですが、「しんどかった経験をどう乗り越えたか」、「たとえ乗り越えられなかったとしてもそこからどう向き合ったか」、そういった話の中にこそ、その人らしさが滲み出るものです。ぜひ飾らず、正直に話していただけると嬉しいです。
最後に、面接に臨む皆さんへ伝えたいことがあります。面接という場はどうしても、評価する側とされる側という構図になりがちです。でも実は、皆さんが就業先を選ぶ場でもあるのです。「この会社は自分に合っているだろうか」「この人たちと働けるだろうか」と、ぜひ自分の目で確かめるつもりで来てください。そう思うだけで、少し緊張がほぐれるかもしれません。普段の自分の様子を、面接の場でそのまま見せてもらえたら嬉しいです。皆さんと楽しくお話しできる日を楽しみにしています!
\テレビ・映像業界への「熱意」とは?/
ただ、「テレビが好き」と「テレビの仕事をする」は、イコールではないとも思っています。テレビが好きなまま視聴者でいることもできるわけですから、わざわざ仕事にしなくてもよいですし、単に趣味でもよい。だからこそ面接では、「なぜ見ているだけではだめなのか」「なぜ制作する側に立ちたいのか」という問いに、自分なりの答えを持っている方に会いたいのです。趣味の延長ではなく、そこを突き破るような熱意がある方と話せると、こちらも自然と前のめりになってしまいます。
