海への憧れと静岡での営業職、そして運命の出会い
大学では人文学部の経済学科に所属していました。経済学を選んだ理由は、正直に言うと当時の自分の学力と偏差値が合致していたからです。特別な志や強い動機があったわけではありませんでしたが、それでも充実した学生生活を送ることができました。
学生時代、私が最も注力したのはスキューバダイビングでした。もともと泳ぐことが好きで、子どもの頃から海に潜ってみたいという憧れを抱いていたんです。その夢を叶えるべく、大学ではスキューバダイビングに打ち込みました。中でも忘れられないのは、沖縄の海で潜った時の経験です。あの透明度の高い海の中に身を沈めた瞬間、言葉では言い表せないほどの感動に包まれました。青く澄んだ海の中で、色とりどりの魚たちが泳ぐ光景は、今でも鮮明に目に焼き付いています。この経験は、私にとってかけがえのない思い出となりました。
やがて就職活動の時期を迎えました。私の就職活動の軸は、静岡で営業職を探すことでした。実は当時、結婚が決まっていたんです。そのため、生活の拠点を考慮して、立地的な観点から静岡に絞って企業を探していました。特別にやりたいことが明確にあったわけではなく、だからこそ営業という選択肢が自然と浮かび上がってきました。
前職の会社との出会いは、会社説明会でした。そこで人事担当者や先輩社員の話を聞く機会があったのですが、特に先輩社員の方の立ち振る舞いに強く惹かれました。すごく仕事ができそうな雰囲気を醸し出していて、話し方や所作の一つひとつがプロフェッショナルだったんです。「自分もこんな風になりたい」と心から思いました。会社全体の雰囲気もとても良く、ここでなら成長できると確信して入社を決意しました。
職人さんの叱咤から学んだ顧客との向き合い方と、ものづくりのやりがい
最初に配管資材の営業として社会人のキャリアをスタートさせました。主に職人の方々を相手にした営業活動でしたが、営業になりたてということもあり、スピード感が至らず、顧客である職人の方に叱咤されたことがありました。現場の仕事は時間との勝負です。必要な資材が必要なタイミングで届かなければ、工事全体が止まってしまいます。そんな厳しい現場の実情を、身をもって学ぶ経験となりました。
その叱咤を受けて以降、私はお客様との関係づくりに努めるようになりました。怒られたお客様に対しては、同じように叱咤されるような行動をとらないことを心掛けました。顧客の立場に立って、何が求められているのかを常に考える習慣が身についていったのです。この経験を通じて、報告・連絡・相談の大切さも痛感しました。正直、成長できたかどうかは自分ではわかりません。ただ、数々の仕事ができる方々を見てきた中で、報・連・相が大事だということを強く感じました。
2社目では、食品工場向けの設備営業に携わりました。具体的には、食品を包装する装置と、ラベルを自動で貼る装置を扱っていました。この仕事で印象に残っているのは、自分が納入した機械装置を使って出来上がった食品を、実店舗で目にしたときのことです。それまで日常生活で食品のパッケージなどを気にしていなかったのですが、本当に世の中に出ているのかと不思議な感覚を味わいました。自分の仕事が、人々の生活に確かにつながっている。その実感がうれしく感じられました。
しかし、働き方の面では課題がありました。1社目では土日の急な呼び出しが多く、プライベートの時間が十分に確保できませんでした。2社目では地元に戻りたいという思いが強くなり、ワークライフバランスを整えたいと考えるようになりました。仕事にやりがいは感じていましたが、自分の人生全体を考えたとき、働き方を見直す必要があると感じたのです。
大型案件の受注とチーム統率で得た営業としての確かな手応え
営業部の安城営業所で、私は顧客に対して治具・刃具・ゲージ・ロボットの拡販営業を担当しています。部署のミッションは、過去に実績がないロボットや設備案件の受注。そんな挑戦的な環境の中で、私はチームでの役割として、お客様の中でも既存ラインの改造・改修・保全を担っている方々への支援やアプローチをする部隊のメンバーをまとめています。
現在の仕事で最も印象に残っているのは、売上目標金額が与えられる担当者となってすぐに、大型案件を受注できたことです。正直なところ、前職での知識が活かせないことが多く、分からないことばかりでした。そんな中での大型案件でしたから、不安も大きかったのですが、社内やメーカーとも協力して抜けが出ないように確認しつつ進めました。この経験を通じて、綿密な情報共有の大切さと社内外での関係性作りの重要性を痛感しました。
日々勉強することがあるという現実は、決して楽ではありません。前職での知識が活かせない場面に直面するたびに、自分の無力さを感じることもあります。それでも、分からない言葉をメモして後々調べたり、メーカーに確認したりしながら、一つひとつ知識を積み重ねています。
それでも前職での経験が無駄になっているわけではありません。営業としての活動方法は確実に活きています。提案から引き合い、見積もり、交渉、受注までの一通りの活動は、ある程度似ています。この基本的な営業プロセスを理解していたからこそ、新しい業界でもスムーズに動けた部分があったと思います。
特にやりがいを感じたのは、実績のないお客様に継続的に通い、案件をもらえた時でした。地道な努力が実を結んだ瞬間は、営業としての喜びを改めて感じさせてくれました。知識は日々学びながらも、営業の本質であるお客様との関係構築という部分では、これまでの経験が確実に力になっています。
新しい実績を積み重ね、顧客と共に成長する未来へ
短期的な目標として、私は現在担当しているお客様での新しい実績作りに力を入れています。具体的には、ロボットの導入や設備改造といった提案を進めており、お客様の課題解決に直結する形で貢献したいと考えています。これらは単なる製品販売ではなく、お客様の業務効率や生産性を大きく変える可能性を秘めた提案です。だからこそ、しっかりと実績を残したいという思いが強くあります。
中長期的には、営業として会社に貢献できる数字作り、売上目標を継続して達成していくことを目指しています。そのために今取り組んでいるのは、まず経験を積むこと。様々な提案を行い、顧客との関係性を丁寧に作り上げていくことが、将来の大きな成果につながると信じています。一つひとつの商談、一人ひとりのお客様との対話が、私自身の成長の糧になっていると実感しています。
営業の仕事で一番楽しいと感じる瞬間は、お客様から引き合いをもらえて受注できた時です。提案が実を結び、お客様に価値を認めていただけた瞬間の喜びは、何物にも代えがたいものがあります。この達成感があるからこそ、営業を楽しむマインドを持ち続けることができるのだと思います。
採用候補者の皆さんにお伝えしたいのは、当社ではある程度個人の裁量で仕事を進められるため、営業が好きな人にとっては多くの経験を積める環境だということです。日々新製品に興味を持ち、多くのお客様に会って提案することを楽しめる方であれば、きっと活躍できるはずです。また、19時には会社が施錠されるので帰りの時間が読めますし、有休取得率も高く、仕事とプライベートのバランスを保ちながら成長できる、そう感じています。また安城営業所は会社の中で一番新しい建屋ということもあり、環境は申し分ないと思います。
組織としては、部内・課内での実績共有を進めて横展開を広げ、お客様への認知度を高めていきたいと考えています。一人ひとりの成功事例が組織全体の力になる、そんなチームを作っていきたいですね。新しい商材に興味を持ち、自ら学びながら提案し続けられる方と一緒に、これからの成長を作っていきたいと思っています。

